美味!な日々

救われないけど(舞台:ネジと紙幣)

出口に向かう列の中、誰かが「何にも救われない話だよね」と言ってました。確かに総括すると舞台『ネジと紙幣』はそんなお話でした。

浄瑠璃『女殺油地獄』を下敷きにした話ゆえ結末は明らか。殺す方は短絡的な典型的なダメ男、殺される方は同じ女から見てもかなりめんどくさい女。救われない話ですが、それ以前に家族の愛がこんなにも痛々しいものか…と驚かされた舞台でした。

初のストレートプレイという森山未來は本当に憎らしくなるらいにダメ男を演じてました。きれいに真横に飛ぶ、飛び蹴りはさすが森山くん!って感じ(笑)。脇を固めるキャストがまた良かった。江口のりこ長谷川朝晴根岸季衣田口浩正野間口徹…、

最後のシーンは役者魂を感じる、静かだけどすざまじいシーンでした。お二人とも生傷が絶えなそう…ご身体ご自愛くださいませ…。

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