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屍鬼 第悼と偽話

2010年11月18日 | 屍鬼
しょっぱなから徹ちゃんが来て一気にテンション上がった!!
夏野が死んでから7日間毎日窓辺に花を手向ける徹ちゃん…君が咬んだんだけどね。
しかし可愛いなぁ徹ちゃんは!!!


恭子ではなく屍鬼を殺した凄惨な現場を見せ、起き上がりの襲撃と殺人を一緒にして考え、どっちつかずだった静信に協力か拒否か選べと突き付けた尾崎。
静信は他者を殺害することは、どんな大義名分を掲げようと正義ではないと考え、人間はもちろん屍鬼であろうと殺すことは嫌だと結論を出し尾崎と決別するのだった。


家に帰った静信の原稿が散らばっていたわけですが、そこに残されたのは沙子の言葉?
“彼はなぜ弟を殺したのか?”
この問いかけに静信は(魔が差したのだ、意味のない衝動に駆られただけ)と答えます。
彼とは静信が執筆している小説の登場人物、弟殺しのカインのことですね。
しかし続く言葉に静信は徐々に返す言葉を失くします。
“殺意のない殺人は事故であって殺人ではない”
“殺意のない殺人はない”
“理由のない殺意はない”
そんなつもりはなかったのだ、と独白する静信。
最初は小説のことかと思っていたのに、最後は静信自身のことになっていたよう。
静信が過去にしたリストカットと関係があるんだろうか?
この流れだと静信にも弟がいたように受け取れるけど…そんな描写は今のところないしな。
静信の心境はちょっと分からないんだけど、まぁ尾崎と決別したはいいけど村人が襲撃されてることは放っておいて良いのかという葛藤はあるんじゃないだろうか。
そしてこの沙子の質問の意図は今のところ屍鬼に同情的な静信を試してる?


速見葬儀社社長が度胆抜かれるハイテンションで吃驚した…というか引いた。
辰巳の言葉「葬儀は残された者達の為のもの。彼らは感傷に浸れる場所を欲しているのだ」を聞いて、彼らが人間を単なる食べ物と見ず、心のケアを考えていたことに驚く。
徐々に屍鬼側に視点というか同情的になるようにシフトして行ってるような気がするな。
人間じゃなくなった彼らのことを人間として悼んでくれる残された者たちの存在が逆に屍鬼たちの心の支えになってる…のかもしれない。
まぁ死んだはずの人間が襲ってきたら大体驚愕して拒否するとは思うけれども、それとこれとは別だよね。


幼馴染会で協力者を募ろうとした尾崎だったが、あまりにも荒唐無稽な話に誰も信じてくれないのだった。
意味のない漠然とした恐怖を持ちながら信憑性のない尾崎の話も信じられない幼馴染たち。
役場に行くもすでに屍鬼に乗っ取られていることを知った尾崎は静信が以前に亡くなる前に退職したり引っ越ししたりしていると報告に来たことを思い出し、今更ながらあの時から用意は始まっていたのだと悟り、さらに桐敷千鶴から直接襲撃宣告を受ける。
そして恭子の通夜の手伝いに来た看護士たちだが、尾崎の母親が使用人扱いしたことで聡子の不満が爆発し、翌日には退職願を郵送してくるようになる。
雪はともかく襲撃されたわけでもないのに離れて行った聡子の件で自身の言動を清美に注意された尾崎は静信も自分の言動が原因で離れたのかと思うようになったということで「俺のせいなのか?」って聞いたんだよね。
だけどこれって、この時ですら尾崎の中では雪、聡子より静信が離れて行ったことを気にしてるんだなと思うとなぁ。
まぁ戦力として頼りにしてるかどうかの違いなのかもしれないし、親友だったから心の支え的なことなのかもしれないけど。
…という真面目な話の後に申し訳ないんだけど、やすよさんの手伝いに来た恰好がメイドさんな件について、一瞬悩んだ。
誰もツッコまないのかよ!?
っていうか、やすよさんがいれば恵は「これだから田舎者は!!」ってキレなくても良かったんじゃね?


神事の寄合に参加しても、病院の仲間たちも、幼馴染たちも、誰も話を信じてくれず孤立していく尾崎。
そこに現れたのは夏野!?
えっらい可愛い恰好してますけど!!
そのコートとかパンツとかどこで手に入れたの!?
「あんたは一人じゃない」と言葉を残して去って行く夏野。
待って、待って!!
徹ちゃんに会って行かないの!?…じゃなくて夏野は屍鬼になってるけど尾崎を励ますような言葉を贈ったということは、夏野は自分が屍鬼になってるのに、まだ屍鬼を倒すつもりはあるってことだよね。
しかし夏野が自分の言動を反省しかけた尾崎をこの言葉で励ましちゃったから、尾崎は自信を持って屍鬼狩りに勤しみそうなわけですが…。


ところで、かおりの父親が今日にも起き上がるだって!?
次回予告でも昭がなんかピンチっぽかったけど、まさか?



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