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屍鬼 第悼と夜話

2010年12月15日 | 屍鬼
尾崎医師の凶行が始まる…って感じの話でしたね。


まず夏野がどうやって生活してるのかってことは、なんと自宅で普通に暮らしていたのでした。
ただ父親の様子が変ですね。
インターホンを押した辰巳の胸をドアを開けてすぐにナイフで刺したり、「お父さんはやったぞ、夏野!」ってゲラゲラ笑ったり、かと思えばいきなり魂が抜けたように大人しくなったり…怖っ!!
死んだはずの夏野が帰ってきて狂ったのか、自分の不甲斐なさに狂ったのか…。
辰巳は夏野が人狼であることを承知で仲間にならないかと誘いに来たのですが、当然このまま夏野が反抗するなら殺すという脅しも掛けに来たのですね。
沙子は仲間を欲しがっていると沙子の言葉に従うようなのは、辰巳は沙子に忠誠を誓ってるってことなんだろうか。

すでに律子は死んで屍鬼となっていた。
状況説明に訪れた徹と人狼の佳枝ですが、自分が起き上がったことを冷静に判断している律子の様子に佳枝は徹に後を任せる。
飢餓感に耐えられなくなって人を襲うようになると言う徹に律子は自分を嫌いになりたくないから耐えてみようと思うと笑うのでした。
律っちゃん…可愛いだけじゃなくて格好良い人だ。
徹は彼女のことが好きみたいな描写もあっただけに、この言葉が痛かったんじゃないだろうか。
人を襲いたくないと言いつつ飢餓に耐えられない、でもそれは言い訳だと嘆く徹は結局負けたってことなんだろうな。
本能だからしょうがない、じゃなくて人間なんだから理性で抑えろよ!ってことなんでしょう。
沙子は徹を気に入り幹部候補にしようとしているのではないかと話す佳枝。
また千鶴には甘い、親子(千鶴が子どもらしい)のようだと笑う様子から人を襲わなければ本当に良い家族なのにな…と残念に思った。
それは千鶴が尾崎に患者であると疑われないように包帯を巻いたのを指輪をもらった時のようにはしゃいだり、お祭りの様子を見て住民に挨拶するのにも嬉しそうなのを見た時も思っていた。

人間だった頃を思い出し、尾崎にときめいたり、ご近所さんに挨拶して、神社が凄く怖いのにもう少しだけ…って近づいて行ったのは、屍鬼の間ではなく自分が生きているという一般的な他人との関係を味わいたかったからなんだろうな。
気分が悪くなった千鶴を気遣う振りをして恵の父に脈を図らせた尾崎医師。
脈がなく異様に冷たく心音がしない。
そして尾崎の言葉「恵ちゃんを殺したのはこいつだ」
我も我もと確認に来る村人から逃げようとする千鶴を救いに車で突っ込んで来た正志郎と篤だったが…親父凄ぇ!!!
富雄さんが前に立ち塞がり車を止めてしまい、篤は親父には勝てないと正志郎の制止を無視し千鶴を置いて逃げてしまうのでした。
村人の手によって捕らわれる千鶴…少し前に人間と変わらず凄く楽しげにしていただけに尾崎のこの仕打ちが凄く人でなしに見えた。
ところで千鶴の呪縛から逃れるために尾崎は自分で自分を咬んだってことでOK?

尾崎医師の策略により起き上がりであると認識させられた村人は、この後全面戦争に突入する勢いです。



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