エロゲはやっぱり中古が一番

今年初めての新作 ゆきいろゆきはなゆきのあと

今年初めての新作 9-nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと (20/4/24 ぱれっと)、サイコーでした。

ボリュームは低価格商品なので10時間程度ですが、内容はこのシリーズの最終にふさわしく、終わるまでハラハラドキドキの連続。さすがかずきふみさんのシナリオですね。
丁度同じ価格帯のきまぐれテンプテーション (19/9/27)もそうでしたが、このシリーズは4話。それぞれが独立しているとはいえ、前3作がプレイ済みという物語構成になっているので、未プレイならやっておかれた方がいいかもしれません。
今回はすべてが回収される完結編だけにラストがとても気になっていました。もちろん広げっ放しの風呂敷ライターとは違って、整理整頓がキチンとされていますので、ご安心を。


で、そのラストシーンがこれです。
これまで大苦戦していたイーリスをようやく倒すことができたのです。
へえ、こんな風に終わるんだ、なるほど、なるほど。
ハッピーエンドでめでたしめでたしなんですが、でもちょっと物足りないかも、なんて思いながらエンディングをなんとなく見ていると・・・


突然画面が反転して、物語が再び始まります。

え?
これなに?
散々苦労してようやく敵の親玉イーリスをやっつけたはずなのに、なんで?

おまけに復活した相手の圧倒的な力がこれまでとはまるで桁違い!
しかも唯一の切り札である主人公翔がもつアーティファクターと同じものを手にいれてるだけでなく、他にも多数の能力を身に着けているではありませんか。
まるで大人と子供の戦いで、結果は火を見るよりも明らかです。
次々と殺されていく仲間。
あるのは絶望のみ・・・
力尽きて、誰もいなくなってしまいます。
よくもまあ、こんなシナリオが思いつくものですね。そういえば「きまぐれ」でも悪魔がニッコリと微笑みながら、主人公を奈落の底へ突き落してしまいましたっけ。
そりゃそうですよね、なにしろあのかずきふみです。1本調子でサラっと終わるわけがない。


今回のヒロインは結城 希亜(のあ)です。とても可愛いんですが、

何故か私は実妹の天(そら)にすっかり骨抜きにされてしまいました。
希亜のことなんてどうでもいい、なんてことはないんですよ。とくに希亜のアーティファクター「ジ・オーダー」が今作の肝になっているくらいですからね。おまけに普段がツンケンなのに、デレた時のギャップがたまりません。
ツンデレは大好物なんですが、それでも私は天の方がいいんです。なにしろ声優が沢澤砂羽さんですからね。RIDDLE JOKER の三司あやせもよかったですが、今回の天真爛漫な空はそれ以上のはまり役。和泉つばすの描く天が命を吹き込まれたかのように所狭しとばかりに動きまわります。まるで水を得た魚のごとくピチピチと輝いていましたからね。
そういえば翔(かける)と希亜の初めての朝、突然空がやってきます。お互いが生まれたままの姿で幸せの余韻をかみしめている最中に、勝手にマンションの鍵を開けて部屋に入ってきたんです。その瞬間、二人は顔面蒼白。そこで取った天の演技には思わずニンマリです。
反則でしょう、こんなにも愛くるしい小悪魔を演じるなんて。
因みに天は第二話のそらいろそらうたそらのおと(18/4/28)のヒロインです。


ここから先はネタバレがありますので、クリアしていない方にとってゲームの面白さを損なう可能性があります。進まれる場合は、すべて自己責任でお願いします。(いえ、既にネタバレしまくっていたかもしれませんが、そこはそれ、お約束ですからね)







謎のベールに包まれていたあのソフィ、縫いぐるみではなく本物の姿を見せてくれます。
オーバーロードなるアーティファクターを手にいれた主人公の翔は失敗する度に、再び世界をやり直す時間巻き戻しができる異能力ですが、それ以外にも異世界間を通じてみることができるのです。だからこそ別世界のソフィ本体との会話ができるというわけです。
より強大になったイーリスと戦うために色んな作戦を授かります。
そして4人のヒロインと共にその都度、イーリスに立ち向かうのですが・・・

如何ともし難い圧倒的な能力差の前に、幾度となく殺され続けます。

そして、遂についに力尽きて・・・


???
あとは是非本編でお確かめください。
これまでの全てのピースが音を立てて見事に収まっていきます。
今回のゲーム、ただの厨二病だけではありません。
いや、そんな気がするだけ?かもわかりませんが、中古専門の私が、新作を買って良かったと思えるくらいのお値打ち品でした。
そうそう、今回もシッカリとついていますよ、動画になったムフフシーンが。


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