Richard's Blog

リチャードの雑記帳

スペイン・ポルトガル旅14

2012-10-05 15:14:41 | 海外旅行

スペイン・ポルトガル旅行インデックス   旅行日程

 

スペイン・ポルトガルの旅8日目ポルトガル。 ユーラシア大陸最西端のロカ岬とシントラ観光です。

 

 

朝7時半頃、ホテルで朝食です。 朝早いのでまだ他の客はあまりいません。

 

 

 朝9時にリスボンのホテルを出発し、イベリア半島の西端のロカ岬に向かいます。

 

 

 

 9時半頃、ロカ岬に到着。 ここがユーラシア大陸の最西端。 記念碑が建っています。

 

 

 

目の前は大西洋。 大きく広がった大海。 地球が丸く見えます。 海の向こうはアメリカ大陸。 コロンブスの航海が想像されます。

 

 

 向こうに見えるのは灯台

 

 

 記念碑には、ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの叙事詩「ウズ・ルジアダス」の一節「ここに地終わり海始まる(Onde a terra acaba e o mar começa)」が刻まれ、ここの位置を示す北緯38度47分、西経9度30分も刻まれている。

 ちなみに、「ロカ岬」と「犬吠埼」がほぼ同緯度にあることから千葉県の犬吠崎には「犬吠埼・ロカ岬友好記念碑」があり、「海終わり陸始まる犬吠埼」:Inubousaki where the sea ends and land beginsと刻まれているそうです。

 

 

 

左奥は灯台。 そしてツアーメンバーで記念撮影。

 

 

 

 観光案内書で一人ずつ、自分の名前入りの証明書を発行してもらいました。 裏(右)には主要7カ国の言語で証明書の文章が訳されています。一番下に日本語も(下記の内容)。

 ポルトガル国シントラにあるロカ岬に到達されたことを証明します。ここはヨーロッパ大陸の最西端に位置し、「陸尽き、海はじまる」と詠われ、新世界を求め、道の海へとカラベラ船を繰り出した航海者たちの信仰心と冒険魂が、今に尚、脈打つところです。

 

 

 

ロカ岬の次にシントラ市内に移動しました。 首都リスボンの西約30kmに位置するシントラはムーア人が築いた城の跡や、ポルトガル王室の夏の離宮など、様々な年代の文化財が集積していることから観光地として有名。詩人のバイロンが「この世のエデン」と称えた美しい街。

 

 

シントラ宮殿

 19世紀までポルトガル王家が住み続け、ポルトガル国内で最も保存状態の良い中世の王宮。 シントラの文化的景観の一部として、ユネスコの世界遺産に登録されている。

 

 

 宮殿側から見た景色。 山の上には城が見えます

 

 山の上に見えたのは、8から9世紀に造られたムーア人の要塞・城跡

 

 

 

 ここでも現地ガイドさんと合流。 真ん中のおじさん。 日本人で、昔仕事で駐在して、その後退職して住みつきガイドの仕事を始めたとのこと。 チケットを買ってシントラ王宮の中に入ります。

 

 

 ここは白鳥の間と呼ばれる大広間。 

 天井には27羽の白鳥の絵。 ポルトガル王ジョアン1世にはイザベラ王女という一人娘がいて、27歳の時にフランスの貴族に嫁ぐまで誕生日に一枚ずつプレゼントしたといい、一枚一枚ポーズが異なっています。 この部屋はレセプション・ルームとして使われていて、天正遣欧使節団の4人の男の子(当時13~14歳)もここを訪れたとのこと。

 

 

壁面や家具は古さを感じます。 ポルトガルで有名なタイル絵で装飾されている。 

 

 

 

左の塔は厨房室につながる二つの煙突。 遠くから見ると目立つ。 

右はカササギの間。プライベートな仕事の部屋で天井には136羽のカササギが描かれ、それぞれが「POR BEM(ポルトガル語で善意から、の意)」と書かれたリボンをくわえている。

 

 

 

 

左、 セバスティアン王(在位1557-1578)の居室。 壁に掛かっているのはセバスティアン王の肖像画。壁のタイル装飾は、トウモロコシとブドウの葉のアズレージョ。

右は机と時代を感じる引き出し。

 

 

 

紋章の間

 

 

 木製の天井にはポルトガル王室の72の紋章とまわりに8人の王子王女の紋章が描かれている。

 

 

 壁には当時の宮殿での様子が古いアラブ風の美しいタイル画で描かれている

 

 

 

 

 こちらは王宮の厨房 銅製の鍋がいっぱい。 この天井に先ほど見た高い煙突が二つ造られている

 

 

 

 王宮の見学を終えると、しばらくフリータイムとなり、近くの土産物店などが並ぶ路地を散策。

 

 

 右手レストランの入口にはユニークな人形があり目につきました。

 

 

 そして近くのレストランでランチタイムとなりました。まずはスープとパン。

 

 

 相変わらずボリュームのあるサラダに、メインはサルディーニャス・アサーダス(イワシの塩焼き)。 焼き魚なので、久しぶりに日本的な料理でおいしく頂けました。

8日目後半につづく

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
歴史 (市太郎)
2012-10-16 21:35:57
世界史に疎い私でも見聞きしたことのある景観、世界が満載です。目の当たりにした感動が伝わって来ます。
洋食派のリチャードさんが焼魚にホッとするなんて、ちょっと嬉しいです。(^-^)
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ロカ岬 (市太郎)
2012-10-16 21:39:51
あ、私も持ってます、日本最北端到達の証…ですが(´Д` )
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歴史 (リチャード)
2012-10-16 22:11:48
日本から遣欧使節団が訪れた教会とか聞くと、本当に親近感もわきますし、歴史も感じます。
日本も東西南北、それぞれの端があるのでしょうね。
五大陸のそれぞれの東西南北の端に立ってみたい。
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