ローリング サンダー レビュー

日記みたいなもの。音楽とか、とりとめもなく...

Mystery Trainに関する訂正

2015年02月14日 | 音楽

昨年11月の投稿「Basement Tapes その1」を何となく読み返してみたら、記述内容に間違いを発見したので、凡ミスとはいえ自分には重要なことなので訂正しておいた。

ま、グリール・マーカスだろうと誰だろうと人は間違うことだってある。しかし改めてその部分を読んでみたが、間違いというより思い込みというか思い入れだな。

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ドク・ポマスとローンスター・カフェにまつわる備忘録

2015年02月09日 | 音楽

Lone Star はまだ有るらしいという知らせが今朝あった。それで色々思ったことの備忘録。

Lone Star Cafeというのはマンハッタンのイーストビレッジの確かワシントンスクエアから程近い場所に在った、西部劇に出てきそうな田舎風の古い Bar & Live House で、調べたところ、ディランや、解散後のザ・バンド、ロイ・オービソン、ウィリー・ネルソン、リチャード・トンプソン、ダグ・サーム、等々、その筋(どの筋か?)の人達が出演したこともある店のようだ。自分は確か1989年の2月に友人数人と連れ立って行ってみたのが最初だった。Levon Helm がライブをやるという情報を察知したからだ。Village Voice紙でリヴォンのショウの告知を誰かが見つけ、ワシントンスクエアホテルの前の公衆電話から店に確認の電話をした夜のことは、鮮明に覚えている。

「こんにちは。今晩はリヴォンのショウですか?」「こんにちは。そう、今夜リヴォンとバンドは、○○時からと○○時の Two Stage をやる予定よ」。電話の向こうの彼女は、Yankee か Dixie か判らなかったが、若々しく誇らしげで期待に弾んだ声で(そのように聞こえた)そう答えた。

その晩、目の前で見たリヴォンと彼のバンドのショウは、泥臭いが粋で鯔背でガッツに満ちていて全然 Cool じゃないのが最高にいかしてた。ザ・バンドもリヴォンも、レコードにせよライブにせよ、形にするまでは当然試行錯誤や色々あったろうが、いったん出来上がったら、それに向かって形振り構わず全員が猛烈なガッツを叩きつけようとした人達ではないかと思う。でなけりゃ、あんなに素晴らしかったりボロボロな演奏や歌にはならない筈だ。そこが自分にとっては他のもっと巧いとか理屈主義主張の立派そうなバンドとザバンドが違う大きな要素ではないかと、これを書きながら思った。映画 Last Waltz の DVD の複々音声で、Dr. John が「有りもしないゴールにボールを叩き入れようとする」とか何とか、そんなような事をリヴォン達と語り合っているが、善し悪しはさておき、そういう事だったんだと思う。

リヴォンのその夜のショウは、友人の一人がカセットテープに納めていた。それは四半世紀以上の間、この部屋の片隅で静かに眠っている。

今日 Lone Star Cafe についてちょっと調べてみたが、リヴォンを見たその店はその年1989年に閉店し、マンハッタン島のもっと南のほうで Lone Star Roadhouse として再開したようだ。そういえば、1990年か1991年にBooker T & The MG's を見たのは、Roadhouse の方だったか。その店の雰囲気は以前とは変わって普通の Live House になっていて残念だった記憶が有るが、MG's は、ドラマーは当然アル・ジャクソンではなく多分翌年のマジソンスクエアガーデンのボブフェストでジム・ケルトナーと一緒にドラムを叩いていた人だったが、素晴らしかった。カーラ・トーマスが途中でゲストでジー・ウィズと他数曲を歌ったのはともかく、とにかく1曲目の Melting Pot が爆発的な演奏で、特に間近で見るダック・ダンの格好良さは鮮明に覚えている。

 

さておき、昨日あたりから、私としては何年ぶりか分からないくらい久しぶりに、昔のバンドメンバーが集まってライブをやりそうなことになりつつある。それで何を歌うかちょっと考えてみた。で、かの地からの知らせで Lone Star Cafe と、もう一つ思い出したのがブリルビルディング。

そのビル自体の思い出は、入り口の前で写真を撮っただけのことだが、あそこで写真を撮ったのは、勿論そのビルにあった音楽会社に関わった1960年前後あたりのソングライターや最高の曲の数々に想いを馳せてのこと。そのソングライター達とヒット曲は挙げたら目眩がする位とんでもないことになるので書かないが、個人的に、なぜか理由は良く分からないが、最近妙にドク・ポマス&モート・シューマンに嵌っている。ざっと思いついただけでも、Lonely Avenue, Hushabye, Save The Last Dance For Me, This Magic Moment,  Viva Las Vegas, Suspicion, Little Sister, I'm Gonna Cry Till My Tears Run Dry (Irma Thomas !)と、もう、しみじみと良い曲ばかりだ。こうして挙げた曲を眺めながら頭に思い浮かべてみると、他のライター達の作品よりBluesを感じるというか、痛みというか寂寥感がありながら不思議と暖かみというか懐かしい感じのする曲が多い気がする。多分それがドク・ポマスの個性なんだろう。

 で、「ラストダンスは私に」といえば越路吹雪ということで、彼女の歌うサントワマミーを聴いていたら、島倉千代子の「愛のさざなみ」が聴きたくなり聴いてみたら、やはり1950年代終わり頃から1972~3年頃辺りの歌謡曲や演歌は大好きな歌がどうしてこんなに沢山あるのだろうと改めて不思議に思った。エト邦枝の「カスバの女」やフランク永井の「君恋し」なんて、私が幼稚園に入る前だっと思うが、冬の青森のしんしんと雪の降る夜道にチェーンとワイパーを響かせて親父が車を運転しながら良く歌っていたのを思い出して、いつも少しだけ目頭が熱くなる。

そんな訳で一日中あの頃の歌謡曲と演歌とドク・ポマスの曲をあれこれ聴きまくりながら、ふと思ったのは、あの頃の歌謡曲や演歌とドク・ポマスの曲には、直接的に似ているものがあるか分からないが、自分にとってはそこはかとなく似たような感覚を呼び起こさせられるものが多い気がする。同時代ということもあるだろうが、例えばゴフィン&キングやバカラックじゃなくドク・ポマスの曲の方に通じるものを感じるのは何故だろう。ともかく、ロックとかブルースとかカントリーとか歌謡曲とか演歌とかジャンルはどうでも良いというか、どれも歌がある限り結局歌には大した違いは無いんじゃないか、と改めて思った一日であった。

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Basement Tapesと奥秩父~八ヶ岳辺り(備忘録)

2014年11月25日 | 音楽

The Basement Tapes Completeの6枚をじっくり聴きに奥秩父~八ヶ岳あたりをドライブしてきた。大雑把に地理を頭の中に浮かべて出発し青梅街道に出て暫く走っていると、少しずつイメージが湧いてきた。むかしオフロードバイクにガソリンストーブやテントや寝袋を積んで御荷鉾山系あたりの山奥の林道や河原を走り寝泊まりしていた記憶も、断片的に蘇ってきた。

1.入間、飯能、正丸トンネル、秩父、群馬県上野村、下仁田、碓氷軽井沢、小諸、蓼科、白樺湖、茅野、諏訪

2.入間、飯能、正丸トンネル、秩父、群馬県上野村、十国峠、佐久、麦草峠(八ツ)、茅野、諏訪

3.入間、飯能、正丸トンネル、秩父、群馬県上野村、124号線、上野ダム(御巣鷹山北方)、ぶどう峠、小海、清里、須玉

結局、2は通行止めで抜けられず、3は深夜の人里離れた山奥で通過するのを躊躇い、えらく大回りの1番になった。11時間ほど走ったか。走り出すと何時もそうだが余り休憩しない。今回も1回の休憩で時間はたっぷりあったから、Anthology Of American Folk Music も全部聞き直し、つでいに Music From Big Pink も久々に聴き直してみた。

ちょうど日没した頃に出発したこともあり、秩父駅あたり以降は信号も人の気配も殆ど無いルートだったから、当然いろいろと考えさせられた。

ヒルビリー、アイリッシュ、アケイディア、ケイジャン、ザディコ、ニューオーリンズ、ブルーズ、ゴスペル、ロカビリー、ロックンロール、リズムアンドブルース... 色々あるだろうが、スタイルとかジャンルとかそういう細切れなものが、ずっと頭から離れなかった。

Gillian Welch - Elvis Presley Blues、Mississipi John Hurt - Spike Driver Blues、Robert Wilkins - That's No Way To Get Along、Rolling Stones - Prodigal Son

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Basement Tapes その1

2014年11月22日 | 音楽

 

数日前、数ヶ月前に予約していたこれが届いた。今朝封を開けてざっと聴いている。

やっぱ My Bucket's Got A Hole In It はやってんだな。

お、Bells of Rhymney もやってる。

ああ、One too many morningの1番目をリチャードが歌ってる。

いやあ、やっぱり面白い。

これだけ曲数が増えると買うなら、これに関しては通常版よりDeluxe版の方だな。

しかし、日本版が解説と歌詞訳(英文無し)が輸入版に付いただけで(だと思う)約6千円も高いってのは変だろ。

輸入版の資料は面倒で未だ読んでないが、ぱっと見では大したこと書いてないような予感はする。

曲毎の作曲者は書いてあるが、最後に「歌ってるのはディランで、バックボーカルや楽器演奏は判んない。資料が残ってないから」みたいな事が書いてあって、グリール・マーカスがMoon DogのA Change Is Gonna ComeはRick DankoRichard Manuelが歌ってると確か書いていたのを思い出して、笑った。

音は、一般的には良くなったと感じられるのかもしれないが自分は不満。

Vocal帯域を強調して演奏の方が相対的に小さくなり、それをクリアにしちゃってる。

全部聴いたわけではないが色々出ているBasement Tapesのリマスター版の中でも、多分2009年版が自分は良い。同じtakeのものを今回の方で聴くとがっかりする。

この6枚のCD、未だ良く聞き込んでない現時点で言うのもなんだが、やはりBasement TapesがAnthology Of American Folk Musicの影響と簡単に片付けるのはどうか。

確かに後者を聴いていると、例えば、My Name Is John JohannaがApple Suckling Treeに似ているとか、そういうことはあるにしても、DylanとThe BandがAnthology…を聴きまくって研究してB.T.を作った訳でもなかろう。

とにかく、今年最後の3連休は天気もまあ良さそうだし、CD 6枚は全部 iTunesに落としたし、さて、飯食ってシャワー浴びたら、奥秩父~八ツ辺りを車で彷徨いながらゆっくり聴いてみるか。

 

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Basement Tapes

2014年10月13日 | 音楽

 

こんな曲もやった うーむ 21年前か 

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A/D 変換

2014年06月29日 | 音楽

頼まれてアナログレコードをCDにしようとしている。きちんとやろうとすると結構手間がかかる。

WaveLab Elementsの体験版。初めてのソフトで未だ良くわからないが9千円台なら導入するか。

15年位前に使っていた同じメーカーの廉価ソフトがどんなだったかもう覚えていないが、

これと値段は同じくらいだったか。そうだとすれば、これは9千円台でも高いのかもしれない。 

久しぶりにアナログレコードの音を聴いて、最近のCD(リイシューものではないCDの話し)の、

アナログレコードっぽい音(多分そういう意図だろう)とは、やっぱりぜーんぜん違うなあと思った。

 

ところで、前回Elvisのことを書きながら、当然Bobby Womackにも繋がる訳で、改めて本人や

Wlison Pickettの諸作を色々と聴いてはいたのだが、ややこしくなるので書かなかった。RIP

これが一番好きというわけではないが、Trust Meを今日は挙げておこう。

これは、40年位前に一番最初に聴いたBobby Womackの曲だから。

尤も聴いたのはJanis JoplinのPearlからで、その時これがBobby Womack作とは知らなかった。

ただ、Pearlの中では中学生のガキながら地味に一番ピンときた曲だった。いやホント、良いな。

Bobby WomackとReggie Youngのギターもカッコいいが、Womackの曲を歌う時のPickettは最高だ 

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ケンタッキーの雨

2014年06月24日 | 音楽

仕事帰り、珍しく車が殆ど通り過ぎない道路の歩道に心地良い雨が降ってきたので、

ElvisのKentucky Rainを頭のなかで鳴らしながら、傘をささずに歩いた。

 

で、思い出したのは、先週の土曜日ひさしぶりに友人の飲み屋で音楽談義をして

居た時のこと。

たまたま隣に座ったちょっと前に面識のあった兄弟ミュージシャンの弟の方が、

最近急激にソウルミュージックに嵌りだしているとかで、HiやStaxの話しになり、

当然MemphisといえばElvisの話しにもなる訳で、オレはほろ酔い加減を良い事に、

「そういえばBill BlackはElvisのバックの後、確かSatellite(Staxの前身)で

録音したんじゃなかったか」なんて適当な事を喋った気がするが、

Satelliteじゃなかった、Hiだった。

彼は帰り際、「こんな音楽話ができるからここはいいなあ、勉強にもなるし」

みたいなことを言いながら帰っていった気がするが、間違いを教えちまった。

ま、そこまで細かい話しは覚えてないだろうし、覚えていて興味があれば自分

でも調べるだろうから、まあいいや。

 

Kentucky Rainの収録アルバム、From Elvis In Memphis(1969)。

オレに限らずElvis好きなら、いや、スワンプミュージックだかサザンロックだか

サザンソウル好きだか何好きというのかどうでも良いが、そういのが好きなら

大好きなアルバムのひとつに入れておいて少なくとも損はしないアルバムだと

思うが、さて、どうだろうか。

Chips MomanのAmerican Sound Studio(Reggie Young!)録音、

Long Black Limousine、In The Ghetto、Suspicious Minds、Don't Cry 

Daddy、Kentucky Rain、etc.  名曲が一杯つまってるのになあ。

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火の車

2014年06月08日 | 音楽

ザバンド劇団 吉祥寺スタジオでの練習 2000年頃

いいんじゃないの。よくやってたと思うよ。だれがなんと言おうと。

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iTunes シャッフル

2014年05月11日 | 音楽
寝しなにシャッフルモードにしておいたら、ちょいと驚く選曲だったのでメモ。
「なんで」って感じだ。特にボビー・ブランド。
YAMAHA MSP3の音も馴染んできた。初めはどうにもシャカシャカして駄目だった。
が、十年ほど使って何とか自分の好みの音に育ってきた。
ところで、ディランのライブやザバンドの映像とか、色々書くべき事はあるな。

1. あの素晴らしい愛をもう一度 - 加藤和彦と北山修
2. I'll be long gone - Boz Scaggs
3. Anyplace Is Paradise - Elvis Presley
4. Love Makes Is Right - The Soul Children
5. It's Nice To Be With You - Julie London
6. Little Girl Blue - Janis Joplin
7. 上海帰りのリル - 津村謙
8. The Love That We Share - Bobby "Blue" Bland
9. I Can't Make It Alone - Otis Clay
10. Cover Me - Eddie Hinton
11. Stop In The Name Of Love - The Supremes
12. Song To Woody - Bob Dylan
13. Keep On Talking - James Barnett
14. Cow Cow Blues - Cow Cow Davenport
15. Rainbow Road - Dan Penn
16. The Mountain Stream - Bert Jansch
17. Giving Up On Love - Jerry Butler
18. Maria Ninguém - João Gilberto
19. 銀座カンカン娘 - 高峰秀子
20. Embraceable You - Charlie Parker
21. Call Me - Aretha Franklin
22. Never Give You Up - Jerry Butler
23. Woodstock - Joni Mitchell


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test S120

2013年11月09日 | 写真
うーむ
ホッパーっぽく撮れた つもりなんだが

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ブライアン・ウィルソン

2013年09月29日 | 音楽
神のみぞ知る

ありふれた癒しや感動的に泣かせたり関心させることよりも、自然と微笑が溢れたり
生き生きとした気持ちにする(そうし続ける)ことの方が難しい、とういことだろう。

この人、作曲家とか演奏家とか歌い手とかではなく、音楽の創造者としては現代の巨星
と言うにこれ以上ふさわしい人は居ないだろうと、これを見て改めて思った。
そんな事を本気で思っている者など、今時何処を見てもいないだろうが、それでいい。

弱点と言えば、作詞が苦手で、歌も演奏も器用とは言い難いことだろうが、彼がもし、
ディランのように詩が書けたら、マッカートニーのように歌えて演奏出来たら...
そんなことは、この世にあってはならない事だろうなと、馬鹿な事を考えてしまった。

この映像の彼を見れば、大抵の人は、ちょっと何処かの神経が飛んでしまって居るように
見えるだろう。自分もそう見える。
この人は恐らく、普通の人の何百倍もの神経で周囲を把握し、普通の音楽家の何倍もの
スピードで、たった一人で自らの求める音楽を完璧に創造しようとした人。
そして、周りが全く付いていけない程の圧倒的な神経を自然と授かってしまった為に、
身近な者ほど壊れてしまい、それゆえ自らも一度は破壊されてしまった人。
だから、この映像で見られるような状態になって初めて、音楽を再開出来たのだろう。
バンドに対しても自分に対しても、切ってしまった何かを恐る恐る探っているかのようだ。
壊れてしまう以前の、70年近く前のあの美しい声もハーモニーも最早戻ってこないから、
逆に、彼の求めた遥か昔の、あの美しいサウンドが再現されるようで胸に迫る。
それは、なんとも悲しく痛々しいことの筈だが、そのような感覚も意識も抜け落ちている。

だからこそ、この異常に鋭い神経が途切れる切れるまでに創造された音楽は圧倒的であり、
このように再起し生きながらえている事は、奇跡に思える。

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The Band - Live at Academy of Music 1971

2013年09月23日 | 音楽
昨晩仕事から帰ると、これが届いていたので、ざっと聴いてみた。

昨晩届いたのは輸入版の通常版だが、予約注文したのは国内版のDelux版。
予約していた方は、入荷が未定になった為、自動的にキャンセルされた。
先月後半からずっと殆ど休日も仕事で忙しく、キャンセル通知のメールを
見落としていた。
そのメールに気付いたのが昨晩。で、慌てて輸入版のDelux版を注文しようと
したら、それも入荷未定。Delux版は限定版の筈。仕方なく通常版を注文した。
しかし、Delux版の方の状況が気になるし、早く聴きたいので、知り合いに
電話で尋ねてみると、Delux版を入手したと。
こちらの状況を話すと、なんと、「在庫が切れただけだろうが、入手でき
なければ譲る。自分はやはりRock of Agesなので、これはもう聞かないと
思うが、それだけの価値がある」と。
その知り合いとは、恐らく日本人のプロギタリストとしては有数のザバンド
好きだと私は思っているから、望外だが理解に苦しむ話しで、驚いた。
しかし、考えてみれば、自分にとっては大抵そういうふうに聞こえる言い方
の人なので、寧ろ、失礼ながら、面白かったというべきだろう。



さて、聴いた感想は、Rock Of Agesのリミックスだそうで相当違うのが面白い。
音は一言でいえば、クリア、或いは、ギラギラになった。
音質で一番違いを感じたのは、ベース音の音域は低い方に広がったが、
ドラムの胴鳴り感が大体減少していて、トータルで重心が上がった感じか。
そうかといって、ブラスのギラギラ感と音量は総じて逆に減っていいるので
デキシーダウンなんかは残念。タム連打は良く鳴っているが、やはり重心が
上がっっているだろうか。
音もさることながら、演奏も違うように聞こえる部分が、ざっと聴いただけ
でも(ザッと聴いただけだからか)結構ある。今まで聞こえなかった音が
聞こえるだけ(ガースのプレイがそうか?)では無いようだが、どうか。

細かいことはさておき、全体としては、Richard好きな自分としては、彼の
歌が聞こえる曲が増えて、バランスが取れたのは嬉しい。
40年間近く聞き続けて来た大好きなレコードが、いま違うかたちで新鮮に
聴けることに、感慨は有る。
今も昔もこれからも、自分にとって最高のBandは、The Bandだろうと再認識。

おっと、こんな時間か。明日も仕事だ。そろそろ寝なくては。
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Bobby Blue Bland - Share Your Love With Me

2013年06月25日 | 音楽
良かれと思ったことが伝わらないこともある。
何がどうなるかなんて、俺にはもうわからない。
自分が思ったように想いが伝わらないのは、ほんとに悲しい。

さびしくてたまらない。この気持ちを分け合う人はもう居ない。

想いが伝わらずに終わってしまった時、本当に胸が痛かった。
けれど、後になってからの方がもっと苦しい。
理解しようとしないのは、なにも見えないよりもっと酷い。

さびしくてたまらない。この気持ちを分け合う人は居くなった。

あの人が去っていくのを止められなかった。
忘れようとするんだ。生きなければ。
愛する気持ちが伝わっていた頃、毎日が素晴らしかった。
だが、もう想いは返ってこない。こんなに悲しいことはない。

share your love with me bobby bland


THE BAND - Share Your Love With Me
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備忘録

2013年06月11日 | 日記
閉鎖されていたあの林道が再開したようだ。

あそこへ毎週末のように通い、誰もいない川辺で、一人で焚火して飯炊いてランタンを灯して
ボケッと酒飲んで、眠り、朝、ボケッとコヒーを淹れ、タバコに火を点け、撤収して帰ってくる。
そんな夏だった。あれは何年前の夏だったのか。
あそこの下流で大事故が起きたのは、通わなくなってから間もないことだったから、
あれから14年も経ったのだと、いま調べてみて分かった。

数年前の9月の土曜、深夜にふと思い立って豪雨の東名高速を飛ばし、あそこへ行ってみた。
真っ暗闇へと続く林道の入り口に看板が立っていた。土砂降りに叩きつけられヘッドライトに
照らされているそれを見た。閉鎖したことが書かれていた。
えっ?という気持ち半分、ああやはり、という気持ち半分、何とも言いがたい光景だった。

自分のように指定キャンプ地やキャンプ場を好まない人間が、初めての土地で野宿するとき、
その地を選ぶ基準は何か?
自分の場合は、理屈をつければ色々あるが、結局、そこが祝福された場所だと感じられるか否か、
それだけ。だから、あそこは未だに腑に落ちないのだが、久しぶりに行ってみるか。
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2012年のロック

2013年06月03日 | 音楽
アル・クーパー風に言えば、私は、聴いたのはごく僅かだが昨年発表された全ての洋楽のなかで
最もロックらしかったに違いないと思う曲は決めている。Dr. JohnのGod's Sure Godがそれだ。
近年日本人が発表した音楽も殆ど聞いていないが最も重要な曲の一つだろうと思う曲も決めている。

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