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夏の飲み物と冷菓子の作方百種その1「バナナサイダー」

2020-09-13 17:53:29 | グルメ

皆さまこんにちは、残暑厳しい中いかがお過ごしでしょうか?
「マニアフェスタ オンライン」の一環としてブログを立ち上げましたが、どうするかまでは考えておらず若干放置気味でしたが、刻々と日にちが近づいてまいりましたので

「ちゃんとしっかり何書かないと・・」と思い書き出してみましたが・・・

 

良いアイディアが浮かばない・・・多分今頃ハマっているswitchの「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」のことばかり考えてるからでしょうか・・ゲーム脳恐ろしい!(懐かしい)

 

ということでまあチンタラやってくことにしました。とはいえ意味がないものだとしょうがないので、

今回は昭和14年に発行された主婦の友付録「夏の飲み物と冷菓子の作方百種」の奇妙な飲み物を紹介しましょう。

 

 昭和14年というと第二次世界大戦が勃発した年でもあります。しかしまだ戦争の影はないようで印刷も美しく、薄い小冊子ながらもカラーが4P、他は2色刷りでちゃんと綺麗な印刷という当時としては贅沢な作りです。この様子から主婦の友は相当売れていたと伺えます。
 そして「夏の飲み物と冷菓子の作方百種」と書いてある通りレシピが100種類も載っております。昭和後期ぐらいまで結構な数の本に付いている謎の「レシピの数は多ければ多い程良い。」論理の元出された「~種」という謳い文句。何故なのか。
「宇宙人ポール」という映画でも地球人から宇宙人まで主人公が書いた小説に出てくる「おっぱいが3つある」という「数が多けりゃ何でも良いもの」という概念と同じなのか。かえって怪しいとは思わないのか、などと色々この文章を読まれてる方々も不安に思うでしょうが、その不安は的中することとなります。
 中を読んでみると。普通のゼリーやアイス系の中に普通な顔して入っているレシピがちらほら。
・・・やはり数を揃えると謎なメンツも含まれてしまうのが世の常、大型合コンをセッティングしてメンツが
揃わず気づくとちゃっかり既婚のヤツが紛れ混み、後から参加者から「既婚さんからしつこくメールが来て困る!」とお怒りクレームが来そうな感じのラインナップ。こういう時は何故か既婚の人の方が動きがアクティブです。
と、めちゃ話がどうでも良い方に脱線していきましたが戻します。その中の一つ
「バナナサイダー」
 
 
 本文では、「潰しただけでもかまひませんから、砂糖(さたう)を混ぜてコップに入れます。」
まじか・・・そしてさっとサイダーを入れて泡の消えぬうちに飲むというシロモノ・・・
不味くはなさそうな気もしますが何だかあまり混ざってない気も致します。さらに、
「お客様の前でサイダーを注いで、泡の消えないうちに飲んで頂くやうにしませう。」
 
それ客に出すのか!!!!!
 
今の時代でも出した後SNSなどに「ヤバイ家行って来た。」などと陰口ならぬ世界発信されそうな飲み物なのにさらにこの時代・・・当時今より貴重だったんじゃないかと思われる砂糖とバナナをもってしてもやはり陰口を言われそうな飲み物を客に出すとは・・まあでも「主婦の友」に載ってたからと言えば当時なら許されるやもしれません・・・多分・・・
 
 
 
 
 

 

 



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