61日目(夜)
朝7時すぎに長尾寺ちかくの宿を出発。
あいにくの雨模様です。
まずは序盤は県道でゆっくりのぼっていきます。
前山お遍路交流サロンに立ち寄り。先日四国新聞さんが紹介してくれた一行の記事なども見て、待っててくれていたようです。
雨で冷えた体が温かいお茶で暖まります。雨の中歩いてくると、体を冷やさず室内で一休みできるだけでもどれだけありがたいことか。
今回は前半まで一部区間でバス電車も使いながらでしたが、歩きか自転車だけでまわりきると、遍路大志認定書の発行もしてもらえます。
すこし戻って、花折峠経由の道を進みます。
途中、目の前を大きな鳥が横切り、人数分の枚数だけ羽根を落としていきました。
最終日になって初めてお猿さんとも遭遇。
雨が強くなったり弱まったり不安定ななか、山道は避けて車道を歩きます。
天体望遠鏡博物館のところの休憩所で一休み。
ここ数日あまりお遍路さんとの交流がなかったんですが、逆打ちを始めたばかりのお遍路さん1名と遭遇。
今日はお昼ごはんを買ってきていないので、12時にはお寺に着きたいところ。
午後は歩く予定がないということで、早めのペースで午前中に大窪寺へ到着。
大師堂側から入って鐘を鳴らしたあと、取材のため、本堂側の山門へ。
今日は新聞2社とNHKの取材がありました。
こうやって注目して取り上げてもらえるのも、色んな人たちの支えがあったなか、何より二人がここまで諦めずに歩いてくれたおかげです。
山門前で記念撮影。
門前、道路向かいのうどん屋さんでお昼に。
到着時は店の外まで行列ができていましたが、お参り後にはスムーズに店内へ。
打ち込みうどんというらしいです。
糖質制限中のスタッフNも今日くらいはチートデイに。
煮込んでいるわけでは無いようですが、一般的な讃岐うどんよりはやわらかめの麺。
奮発して肉入りに。これは行列も納得の美味しさでした。
うどんが苦手なA君はおでんを注文。こちらもおいしそう。
食後も境内へ戻って15時前までインタビューなどに応えて、本日のミッションは完了。
時間も遅いので、お宿までは車で移動します。
本日のお宿は、引田(「ひきた」じゃなくて「ひけた」)の民宿潮風さん。お遍路ハウスのメンバーでもあります。
宿で一息ついてから、結願証を出して記念撮影。
A君の最高の笑顔と、Y君の精根尽き果てたような顔(報道でも写真でも氏名でてますが、今更なので貫き通します)。
形こそ違えど、どちらも"最後までやりきった"からこその良い顔です。
明日は高原さんの待つ一番霊山寺まで、大坂峠を越えて20キロほどの凱旋行脚。
途中、2ヶ月前にも応援に来てくれたヒトトコさんもまた会いに来てくれる事になっています。
皆でブログ見ながら振り返りとかしてみてもオモシロいかなぁ……?