脱毛を伴う抗がん剤治療をスタートする方は、病院でウィッグを用意してくださいと言われると思います。
ただ、その頃の気持ちというの動転していて、何をどうしたら良いのかわからない・・・というのが本音でしょう。看護師さんの言われるままに病院の紹介の大手ウィッグメーカーで買ってしまった・・・という方も少なくないのではないでしょうか。
選ぶポイントをお伝えします。
医療用ウィッグを購入するにあたりまず考えないといけないのは、自分がどの程度の気持ちでウィッグを購入するのか。。。ということです。
・お金はあまりかけたくない
・安いウィッグを何個も買っていろいろ使いたい
・外に出かけられればそれでいい
○ 回りにウィッグだとはバレたくない
○ とにかく自然なウィッグがほしい
○ 毎日の手入れが楽な方がいい(自分で手入れできる)
○ いつも通りの生活をしたい(自転車に乗る、スポーツをする、髪をアレンジするetc)
これによってどういうウィッグを選ぶのかある程度わかってきます。
後半4つは、結構重要ですよね。
最初の3つに該当する方は、インターネットなどで安く売っていたり、お店で売っているものでも、3万とか5万とかそういうものもありますから、ご自身の予算で考えられるといいと思います。
赤字にしている部分が1つでも該当する方は、ちょっと選び方を気にした方が良いかもしれません。
特に一番最後の「いつも通りの生活をしたい」ということはすごく重要です。
かつらをかぶればいつも通りの生活が出来ると思っていたらそれは違います。
意外に、これはやってはいけない・・・とか、それは出来ません・・・とか、そういうことが出てきてしまうものなんです。
例えば、「ウィッグの髪を耳にかけてアレンジをする」
これ、大手のウィッグメーカーのものだとNGな場合が多いです。
「自転車に乗る」これも現実的に無理な場合があります。
というのはウィッグの構造上、もみあげの部分がきちんと収まらず浮いてしまうウィッグが多いんです。
インナーキャップを被ってそこにウィッグに付いているストッパーで固定する
大手のメーカーのものや安いウィッグでもありますが、こういう構造のものはもみあげはぴったりと収まってはくれませんので、注意が必要です。
「回りにはウィッグだとはバレたくない」これは、まず不自然なテカリがないかチェックです。
人工毛は、普通の髪の毛にはないテカリが出てしまうものが実は多いんですよ。
インターネットで購入したウィッグはテカリが強い安い人工毛のものが多いです。
それと、ウィッグに使われている人毛というものは加工されているものがほとんどですから、人毛の方がテカリが強い場合もありますよ。
そして後はヘアスタイルですね。
今までと同じような髪型に出来るのか・・・これも重要なポイントです。
他にもまだまだ選ぶポイントはありますので、またお伝えしたいと思います。