Martin 000-28 '73 Left handed
時代はアンプラグド。(それにしてもエリックはこれでイイ時代築きましたよね。)この当時アコースティックブルースバンドを組んでいた私の憧れの一品。しかし昨今のM社の物を試奏するもどうもピンと来ず探していたある日、古書店で¥100の約一年前のギターMジンをパラパラとめくっていると、なんとO茶水のM地楽器店広告に「稀少000-28Lefty!」とあります。嗚呼弾いてみたい・・・と思っても何せ一年前の広告。
「売れずにある訳ないでしょう・・そもそも」と思いつつ、期待せずにTelをすると . . . .何と!これが あると言うのです。早速試奏のみでもと考え翌日いそいそと出掛けて行きました。気分はまるで初デートのよう。
店の方は最初訝しげでいらしたのですが、試奏中は放っておいて下さり心おきなく弾けました。良く売れずにありましたね・・・と伺うと、
「実はお客様で3人目で、お一人は九州からいらしたんですが最後の最後で諦めたようで。安いものじゃぁありませんからね。
お客様はラッキーですよ。何せ中々売れないので10万は下げたんですから。 先ほどから聴いていると、このギターはお客様にぜひ弾いて頂きたいとそう思うんです」あはは 上手上手
実はNamShowで見つけ買い付けた方が持ち込んだものという事も分かりました。当時の生産ラインにLeftyはナイので、個人の特注品でしょうね・・というのも頷けます。
小一時間試奏すると何か音痴・・・(来た来た lefty トンチンカンシリーズ)
しかし「ほとんど入手困難だよ」と友人からも聞いていたので 「このままでは使えず手を入れるのでお安くして!」と懇願し値切っての即日購入で
ひじょうに数の少ないものですので、代わりがないということで友人に相談し、この方しか居ない!という名医に何の面識もなくTELをして診て頂くことに。大胆不敵な私に
「これは余程のこと」と呆れつつもやはり珍しいモノを見たいという心理からお受けしましたハハハ・・とは後の今井氏の弁。
それにしてもギターのこととなると我が子の病いとなんら変わらず大胆な行動に出られるものと我ながら少々呆れます
因みに今井雅春氏は数あるリペアー氏の中でも、取り分けこの000トリプル・オーという楽器に造詣が深くMartinBookにも必ずお名前が登場しますので、たいへんな方なのでした。
それは後ほど知るのです・・うぅ 恥かしい。
次はいよいよ レペアーの話へ. . . . . . つ づ く
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