I様邸は築5年の築浅の戸建て住宅です。ご家族はご夫婦と1歳の子供さんの3人暮らしです。
子供の成長とともに荷物も増えてきて、LDKの狭さが日々の生活を窮屈なものにしていました。LDKは10畳しかないのに対面キッチンになっていて、半分近くもキッチンスペースになってしまっていました。その為、ゆったり寛ぐスペースがありませんでした。
奥様の希望は、限られた範囲で開放的になるようにしてほしいとの要望でした。
【施工前】
キッチンの吊戸棚があることで前面は750cmの垂壁と腰壁・横面には天井から床までの壁で覆われ、狭いLDKにはとても圧迫感がありました。また、光も遮られ、暗い印象になっていました。
リビングの大きさ自体を広げることも検討しましたが、耐震性がかなり悪くなることから、限られた壁しか除けないことが分かり、今の大きさのまま、開放的になる方法で検討しました。キッチンの前面・横壁は補強工事をすれば、壁と柱をとる事が出来たので、キッチンの位置を変更し、壁付けにし、中央のスペースを広げることにしました。
【施工中】
梁の補強をしっかり行い、安全性を確保してから、柱を撤去しました。
【施工後】
今まで茶色のキッチンでしたが、明るいスカイブルーに変更し、大きさは変わらなくても、以前とは比べようがないくらいゆったりとした空間になり、奥様も大満足でした。その際、床も明るめの色に変更し、クロスも塗壁模様の仕上がりの良いものにしました。