コンプレックスって誰しもが持っているのでしょうか?過半数が持っているものだと思ってます。
私もあります。そのうちのひとつの話。
私のコンプレックス
『声が高い』
一時は気持ち的に克服できた気でいたのですが、そうではないみたい…今も、この声やだなぁと思う時があります。
コンプレックスと感じるようになったのは中1の頃。
クラスに馴染めていないのに後期の級長に選ばれ、めんどくさいことを押し付けられたような?あっはっはー…
そして級長となれば毎週行われる学年朝会にてクラス毎交代で司会やるんですよね。
もちろん私もやりましたよ。そしたらですよ?マイクで喋った瞬間、同級生達がざわついたんです。タイミングが明らかだったので、私に問題があるのだと直ぐに察知。何か間違ったことを喋っただろうか?
その時はそれで終わったが、それからの日々がおかしくなった。校舎内ですれ違う別のクラスの同級生に「10puraちゃ〜ん、バイバ〜イ」と、訳の分からんテンションで声を掛けられる。瞬く間に、知らない同級生達に名前を覚えられてしまった。内心お前誰?と不愉快になりながらも、返事も手を振るのもしたけれど。
しばらくして、とある女子に「10puraちゃん声高いね〜!」と言われて生まれて初めて声の高さに意識がいった。今まで、そんなの考えたこと無かった。みんな声が違うのは当たり前と無意識に思っていたものだから、自分が少数派のような言われ方されたのが驚いた。
そしてようやく学年朝会でざわつかれた理由が発覚したんすよねあの時は声が高いのを珍しがられたんだとだけ思っていたけど、今冷静に考えると見た目が可愛くなくててかはっきり言ってブスだからその顔から高い声というのが皆さん驚いたんだろうな〜と。もっと酷く妄想してみたんだけど、「声に好感持って顔を見たらブスだった」とかww
まあ、声が理由で知らない人達にチヤホヤされたから自分の声がすごく嫌だったんです。
自分の声が
大嫌い
になりました。
そういや小学生の頃も年下の女の子に「声がかわいい…」と驚いた顔で言われましたww
とりあえず中1から大学1年次の途中まで「自分の声大嫌い」が続きました。
声への意識が変わったのは、バイトがきっかけ。高校生の頃、親の職場の短気バイトをしたのですが、親に嫌な思いをさせたくないというのと、馬鹿みたいに真面目な性格が相まって『声を大きく笑顔で明るく頑張る』という目標の元、歯並びの悪さ(2つ目のコンプレックス)も気にせず接客を頑張った。
なんとこの地域は年寄りが多くてですね…めちゃめちゃ褒められまくりの気に入られまくりでしたね。自分でそう言えるくらい、褒め言葉頂いたり自分のレジを選んでもらえてました。
やっぱり、スーパーのレジだと忙しい時間と暇な時間があるわけですよ。暇な時間に複数レジ空いてると、お客様って今いる位置に近いレジに行きがちだったんです。だけど「こちら空いてますどうぞー」と声をかけると、ほとんどの人が私のところに来てくれて。どのレジのスタッフも呼び込んではいたんですけどね。
「ありがとうございます、またどうぞお越しくださいませ」
っていう接客用語にも、就き初めの頃はたくさんの人に振り返ってもらいました。
(あいつ元気すぎだなって人もいたはずねww)
多分、声が高いだけでも目立つのに、ハキハキと大きな声(怒鳴ってはいないですよ)で接客していたので、目につきやすかったんでしょうね…「じゃあ」と1人終わる度にまた1人と来るから他のレジスタッフ本当に暇だったはず
「元気でいいね」
「頑張ってね」
などのお客様からの声援←
誤解あったらアレなんで追記しときますが若者にも中年の方にも大人気でしたよ!あ、この人常連だ。昨日も会計したな〜と気づけるレベルで何度も自分のとこに並んでもらった。その日その日で担当するレジが違うのに覚えてしまう顔ってことは何度も自分のレジに来てもらっているってことだもんね
てなわけで長くなりましたが、そういうことがあり、自分の声にコンプレックスを感じなくなってきてたんです。
飲食店でも、やはりホールの仕事にとどまらず。暇だとキャッチにいかされるので、近辺で1番でかい声を出しました。
この時は色んな意味で必死だったのでコンプレックスのことは考えてなかったのですが、慣れてくると自分の声が通りやすく通行人の耳に入りやすいことが分かり、ここでも自分の声が武器になってると感じることが出来ましたね。
こんな過去記事がありますが、この記事での経験(コンプレックスに対する気持ち)も元となっています。
話戻ります。
キャッチの時、同じビルの居酒屋の男性が私に張り合って声出し始めた時があって。私の方が聴きやすい声してる〜♪って得意になって満足してたんですが、酷い大雨の時に私の声は雨にかき消され、全く聞き取れなかったのに、隣で声出してる例のキャッチ。雨にも負けずめちゃめちゃ聞こえたんすよ。この時初めて高音と低音が聞き取りやすい環境があるということ気づきました。そして生まれ始めて「雨酷くて人もいなくなったので上がってきました」と勝手に店内へ戻りました。私にそんなことできる度胸があったなんて…
自分の声大嫌いだったのに、自分の方が♪って思うようになった私ってホントすごいわ…
そしてですよ。今は本職が子どもと関わる仕事、バイトが商品を扱う接客業。
バイトはもちろん明るい接客で割といい感じ。本職の方は、童謡歌ったりそれ以外にも子どもと関わる上でこの声で良かったと思うことが多い。
そして相変わらず年長さんくらいの子には「声がかわいい」と言われましたww
だがしかしだな〜
最近、チビちゃん相手に歌いまくるとそれで発声練習になっちゃってるみたいで、歌ってる合間に話す声や歌ったあとしばらく地声がさらに高くなっちゃって
自分で自分の声に
うっさい
って思っちゃうのです…
耳にうるさい声なんですよね
だから、近くにいるせんせいの耳にも煩わしいんじゃないかと思って子どもたちは喜んでるんですけどね…
子どもたち遊んでて騒がしくて普通の声量じゃ聞こえないだろうと「お掃除してきます!」と大声出したことがあるんですが、声をかけた相手が少し目を見開いてこっち見てたからあっ私の顔笑ってなかった気がするし怒ってるように聞こえたかなとめちゃめちゃ後悔しました。
声高いと、本人がそのつもりなくても大声は怒ってるように捉えられやすいみたいです。(きょうだい談)
明日謝ってみようかな…「あの時ごめんねびっくりした?」くらいで…
まあこういう職の人は理解ある人達ばかりだとは思うんですが、長年苦しんだ自分の声についてだと、悩みまくってしまいます。
コンプレックスの完全克服って難しいんですね。ネガティブ性格もコンプレックスです。ネガティブ思考なくせに口ではポジティブ発言して隠してしまうので周りにはポジティブ人間と思われててそれも辛い。
歯並びとネガティブっていうコンプレックスもチラつかせましたが今回は
声
が題材だったので、終わります〜
同じような人、いるのかな〜
あ、カラオケは好きです