
本日、通院日。昨日の疲れが少々残っている様で、駅までもバスを利用。
「今日の車中の本」は、[ 養老孟司・奥本大三郎・池田清彦 共著:三人寄れば虫の知恵 ] 。
以前、ハードカバーで持っていて、呼んでいる筈なのだけれど、ミツカラナイ。
昨年、[ 養老孟司/池田清彦/奥本大三郎 共著:虫捕る子だけが生き残る ] を読んでから、
もう一度、読み直したい。と思い探したのダケレドミツカラナイ。。。
ヤフオクで、文庫版が出品されていたので、落札。
で、今一度読むと、より分かり易いモノデス。。。
改めて、皮肉が利いていて、「蟲屋」の愚痴を代弁してくれているようで面白い。
で、本日の診察所見は、快方に向かっているが、薬は半年くらい経った時の様子で加減しましょう。との事。
今日は、早く診察が終わったので、病院敷地内の照葉樹林を散策。
前回の受診時よりも、林内が鬱蒼としています。
今日は、イツモの、軍パン・パーカ な突っ込めスタイルでなく、ベルボトム&ネルシャツ。
頭上から降って来る、新芽や花の鱗片に、地面から生えている植物に積もった、ソレラがクッツキ蟲の様に…。
更に、一番目につくのが、前回も大発生していた、[ マイマイガ ] の幼虫。
なので、オープンエリアに出て、外側から散策。
グミ(種不明)の花が盛りで、[ クマバチ・マルハナバチの仲間 ] が、大きな羽音で飛び交っています。
そこへ現れたのが、[ ジャコウアゲハ ] の♂。ナント、[ クマバチ ] を追い払っています。
グミの花の甘ったるい香りが辺りに漂い、目の前では、ハチやジャコウアゲハやハナムグリが飛び交う光景。
何ともいえぬ、恍惚感です。次回は3週後なので、他の花木も咲きだしそう。
もう少し、時間を取って、散策の幅を広げようか。。。等と思ってしまいます。
ソンナ、『今日の蟲』は、病院敷地内の [ 大紫躑躅 ] の花を訪れた、
【 モンキアゲハ Papilio helenus 】 です。
[ ムラサキシジミ・ムラサキツバメ・ツマグロヒョウモン・ナガサキアゲハ ] 等と同様に北上している種ですが、
我が家周辺では、蛹が越冬できないのか、春先に見る機会はナク、真夏に現れる事がアル程度。
チョット、期待していたので、嬉しい出現です。
ソウソウ、14年前に出版された、[ 三人寄れば虫の知恵 ] には、
クマゼミとアシダカグモは分布北限が静岡までとあって、【 モンキアゲハ 】 は、逗子辺り。
と、されています。その当時は、[ ナガサキアゲハ ] が、東京で見られるとは、御三方も思わなかったダロウし、
私も勿論思わず、南へ行かねば見られないチョウだと思っていました。
このトコロ、小さなチョウばかり追いかけていたので、「ナント大きく、迫力のあるチョウだろう!」
と、感じたのデシタ。。。
あ・・・・・アトピンだ・・・・・ 【 紋黄鳳蝶 】 GX100
私が若さだけで動けた頃は鎌倉蝶と言われていたらしく、ちょうど北限が神奈川県南部位でした。今はナガサキアゲハも筑波あたりまで来ているくらいですからどこまで上っているんでしょうか?
このモンキは、病院のある、三浦半島の先端近くでの撮影です。
我が家は、東京都との境目の丘陵地ですが、冬には数日、氷がはる日がアルので、
蛹も持たないのかも知れません。
なので、真夏に移動して来た個体しか見られません。
ナガサキは、定着しているとオモウノデスガ、昨春は見たのに、今年はまだ見てイマセン。
微妙に越冬可能な温度がアルのかもしれませんね。