全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

ふたりあるき

2018年10月14日 | 山歩記
白嶽さん



久しぶりに上見坂ルート




白嶽トンネル取り付きから登ります

 




落ちるものは落ち

伸びるものは伸び…



そして



すっかり秋のたたずまい…
 




伸びたススキの間を抜けて



登山道へと駆け上がります
 


 




今日は遅めのスタート



まぁ 特段急ぐ用事もないし



あっちゃこっちゃとレンズを向けて



写真撮り撮り ずぶずぶ まったりな山歩き
 


 


 


 


 


 




これはこれでアリ…


一人歩きの気楽さです



登山道を飲み込んだ作業道


崖崩れ中…
 


 



上も 下も


ちょっと用心しなくちゃいけないレベル



いつ歩いても気持ちの良い


大坂壇山の植林帯
 


 


 





この辺りまで来るとすっかり深山の趣き
 



俗世の音はもう何も聞こえません…



ただ聞こえてくるのは


鳥のさえずり

沢を駆け上り梢を揺らす風の音


そして


落ち葉を踏みしめ歩く私の靴の音だけ…




前も後ろも左も右も


向かうところ 人 なし


…家でも山でも


私はいつも一人です



雲が広がり始めた空を眺め


ちょっとだけシフトアップ


少しだけ早足で
 


 


 


 


 




まずは鳥居を目指します
 


 


 




…で



鳥居着
 



ここでひとまずザックを下ろし


道中、LINEをくれた新しい友人に返事


人気のない山中を一人で歩く事にもうすっかり慣れたはずなのに


やっぱり誰かと繋がっている安心感は何とも言えず心強い




自分の勇気を取り戻し…



鳥居を潜り
 



西岩峰を目指します
 


 



途中


下山中の師匠と嬉しいばったり



話をしよう…と

師匠はまた登り返して下さり、岩のテラスでスタンバイ



私は一人西岩峰へ
 


 


 


 




権現山の向こうには壱岐の島影
 




歩いてきたルートを望見…
 




わずか60センチの1歩でも


歩こうという信念があり そして、その歩みを止めない限り 必ずそこにたどり着く事が出来ます


ほんと


山歩きは人生の縮図 です…




東岩峰白嶽神社にいっぱいお願いをして


師匠が待ってくれてある岩のテラスに下ります




たっぷりお話しをし




帰りは師匠とご一緒
 


 


 




鳥居分岐
 



ここで


またの再会を約し



私は上見坂、師匠は洲藻へと





 





互いの路を歩きます




 
 
悪いことも良いことも


悲しいことも嬉しいことも


全部ひっくるめた


これが私の人生です






辛くて悲しくてたまらない時にばったり出逢って



話を聞いて下さった師匠




もう死んでしまおう…




そう思った日に私の前に突然あらわれてくれた新しい友人






いろんな人との


出逢い


ご縁で生かされている…




心の底からそう思います








長く伸びる檜の影を辿りながら





 





ひとりで歩く上見坂路…






でもいつの日か





ふたりあるき




出来るといいな



そんな事も



思ったりなんかしちゃいます

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