NPO法人コミュネット楽創就労支援委員会

活動の報告・活動予定・障がい者就労支援の情報など

アツキヨ

2008年05月30日 | 元気の出るはなし

もう5月も終わりですね。「猛春」と書いた後の5月は寒い毎日だったような気がします。
雪解けが早かったせいで感覚がおかしいのかな?

昨日は珍しく早く帰ったので、家でテレビを見ながらご飯を食べてると「奇跡体験!アンビリバボー」という番組で紹介されていたのが「アツキヨ」です。
御存知の方も多いのかもしれませんが、私はこの番組で彼らの存在をはじめて知りました。

「アツキヨ」というのはあっちゃんとKiyoの二人でやっている歌手デュオで、Kiyoは生まれつきの聴覚障害を持っているそうです。
聴覚障害を持つKiyoは子供のきらめていた夢・歌手をあっちゃんとの出会いから、果たしたのですが。
あっちゃんもKiyoも希望を持ちお互いに信じ続けることが奇跡ともいえる歌手を生んでるのではないかと思いました。

そして、やりたいことをやることはその奇跡を呼び起こす力になったんだと思います。

このことってIPSやリカバリーで大切にしていることと同じような気がします。
やりたいことをやり続けること、信じること、「できること」に着目する、・・・。

番組中で流された過去と現在の映像を見て感じたのですが、二人ともうまくなってるんですよね。
2人は、人に見てもらうこと(ステージ)を通して成長したのではないでしょうか?
まさにPlace-Trainでもあった気がします。

プロジェクトF + ビデオ上映会

2008年05月28日 | 活動報告

今日は朝から気持ちのいい青空です。

一昨日就労支援委員会が開催され、「プロジェクトF(08年度の就労支援研究事業)」の大まかな研究内容が決まりました。

昨年度行ったプロジェクトE研究の分析から、障がいをオープンにして働いた経験があまり多くはないこと、そしてそのときの経験があまり共有されていなくて工夫を教えあったりということが行われてないのではないかという疑問が浮かびあがりました。

そこで今年度は、障がいをオープンにして働いた経験のある方を対象にグループインタビューを行い、オープンにして働いたときの工夫などを聞き取り調査・分析を行うことにしました。

またグループインタビューになってしまいますが(なんせお金がないもので・・・)年々この手法も錬度が増してきているようにも思われます。
御興味のある方は是非研究に参加してみてください。


そして、「リカバリー」についてのビデオ2本の上映会を行う事も決定いたしました。ビデオ上映会のあとトークセッションのようなもの(未定)も行いたいと思います。
7/10(木)の夜に札幌市白石区で行う予定です。詳しくはまた後日ブログ上でお知らせします。


就労支援委員会では、委員・研究協力者の募集もしております。
御連絡(communetrakusou@yahoo.co.jp)くださるか、委員会に御参加ください。

ちなみに次回委員会は6/25(水)19:00~ 札幌市こぶし館で行います。

「社員が変わる!会社が伸びる!~永守流 正しいM&A~」

2008年05月26日 | ちょっと役に立つかも?!

ついさっきまで雨が降っていたのですが、今は日差しが入っています。
暑いのか寒いのかよくわからない天気です。

表題は、今夜のカンブリア宮殿の放送内容です。
日本電産の行うM&Aは、けして短期的な利潤追求ではなく、買収される一つ一つの会社、一人ひとりの社員の幸せを目指し、また企業グループとしての相互的成長も鑑みての買収だと聞きます。

職業的障がい者だから、低賃金でいいわけでもなく、逆に仕事量、内容以上に給料をもらっていいわけでもありません。ですが、企業はそれでも彼らを戦力になるような仕事量・内容にコーディネートして、「適切・適当」な状況にしていくのだと思います。

前回このブログで「ディーセントワーク」のことを書きましたが、これは「ディーセントM&A」、「ディーセントビジネス」という感じがします。

今夜は見逃せない?

今後の仕事と家庭の両立支援に関する調査結果

2008年05月22日 | ちょっと役に立つかも?!

先日の台風はいたるところに爪あとを残したようですね。
私の職場も、先週植えたトマトの苗が折れてしまいました。

雇用も厚生労働省の記事からですが、表題の発表がありました。
内容的には育児休業の企業における制定・運用状況、それと実際についての調査報告なのですが、なかなか取得が難しい状況であるようです。

私自身も中小企業(NPO)の役員兼財務担当管理職でもあるので、企業としても、戦力ダウンと人件費コスト上昇が厳しいのはわからないでもないのですが、社員が安心して力を発揮し、また貴重な人材資源の漏出を避けるには従業員の人生設計を大切にする企業のあり方が問われてくるような気がします。

また、この背景には社会においての男女差gふぁ小さくなったことと、それに反しまだ追いついていない部分との摩擦があるのだとは思いますが、人口減少、超高齢化社会から労働力不足が深刻になってくるだろうことが予想される中、「ディーセント・ワーク(=安心して働くことができる仕事?」が重要になってくるのではないかと思います。

ハローワークにおける障害者の就職件数、過去最高

2008年05月20日 | ちょっと役に立つかも?!

まだ5月だというのに台風で、本州では電車なんかが止まっているそうです。
札幌も雨模様で寒い。
先週植えられた苗たちには、少々きつい?

先週金曜日の5/16に厚生労働省から発表されました。平成19年度のハローワークにおける障がい者就職件数です。
記事のほうは、このブログのリンクから報道発表資料へどうぞ。

少し見ていくと、全体としては新規の求職申込みに対しての就職数は伸び悩んでいるでしょうか?
サブプライム問題や原油高、対ドル円安になどで景気の不安定感もあるから仕方ないのかなぁ・・・。

細かく見ていくと身障はほぼ横ばいから微減。知的は順当な伸び上がり。精神は全体から見ると少ないものの伸びはすごいですね。

職業別の就職状況をみると、どの障がいについても「生産工程・労務の職業」が多いのは変わらないですが、身障は「事務的職業」が全就職(一般を含めた)物に比べても高く、知的では「生産工程・労務の職業」が75%というのは障がいによるものなのでしょうか。精神については「生産工程・労務の職業」が50%以上をしめてはいますが、他の職業の分布は、一般とそんなに差異がないように思えます。

就職件数については、北海道は全国5位。どちらかというとしばらく経済が低迷中の北海道で1800という数字はすごいと思いました。


まあこの資料については読み方が色々あるとは思いました。
数字に出てこない離職や、所得、労働環境の問題、継続支援についてや、また、クローズでの就職、ハローワーク紹介以外での就職の件数なども多くあると思います。
しかし、素直に数字を読むと、障がい者就労が確実に根を伸ばしつつあるのも確かです。
その希望を持って就労支援を続けていきたいと思います。

日本職業リハビリテーション学会第36回大会(福岡)

2008年05月16日 | お知らせ

久しぶりにあったかいなぁと思わせるいい天気の札幌です。

8/28.29に福岡で職業リハビリテーション学会が行われます。
昨年は札幌で行われて、今年は真夏の福岡です。生まれも育ちも北海道の私にはちょっと暑そうですが参加したいと思っています。

それで、発表の申込みが5/31に迫っています。発表を考えている方は是非お忘れないように。

また、自主ワークショップのほうの募集も同日が締切りです。

また今年も会いましょう。

詳しくは↓↓
http://www.normanet.ne.jp/~vocreha/index.htm

理念

2008年05月14日 | 元気の出るはなし

4月は暑くて、5月は寒いこの天気。出勤してストーブをつける毎日です。
それに異常気象にに大地震・・・。
いったいどうなってるんでしょう?

一昨日の「カンブリア宮殿」(TV東京番組)を見た方はいらっしゃったでしょうか?崩壊の危機を迎えている日本の救急医療について、聖隷浜松病院の堺院長がお話されていました。

番組の中での多くは、医療の効率化と過酷な勤務医の実態、救急医療の現状についてのお話でしたが、そのなかで「理念を追求できないのであれば、そんな医療はやめてしまったほうがいい」(すいません。言葉を正確には記憶していませんので多少違うかな?)という趣旨のことを話しておられました。

普段私たちは、仕事をしていくうえで日々の業務に追われ、本当に自分たちがしたいことは何なのか?自分たちの目標は何なのかを置き去りにしてしまうことがあるのではないでしょうか?
どんなに、効率的でしっかりとした“からだ”があっても「理念」という“こころ”がなければ、企業というのは涸れてしまうのではないかと思います。

「理念」とは、求め続けるもの。追い続けるもの。深め続けるもの。唱え続けるもの。
私はそんな気がします。


「“自分力”をいかし、そしてわかちあう」
我がコミュネット楽創の理念ですが、この言葉を忘れずに今年度もいきたいと思います。

今日は、2008年度定期総会です。


IPS勉強会

2008年05月12日 | お知らせ

先日までの暖かい春・・・というより猛春ともいうような暑さから一転。このところ寒いですね~。
私は体調すぐれない感じがするのは、このせいで風邪ひいたかなぁ・・・。
でも、花粉の可能性が強いよね。

先日5/8にIPS勉強会を行いました。今回もいつものように「ワーキングライフ」を読んでのディスカッションでした。
読んだところは第Ⅱ部 第8章 4.面接技術(112~116p)でした。

今回も目からウロコばかりで、わかっていたはずのことばかりなのですが、いざ自分が行っている支援と見比べるとできていないことも・・・。
たとえば「・・・就労支援スペシャリストはアドバイスを避ける。直接的アドバイスは、クライアントが自分自身で考えた解決策から就労支援スペシャリストが示す解決策へ、焦点を移行させてしまうかもしれない。・・・」「・・・就労支援スペシャリストは、たとえ自分のほうが正しく、クライアントにとって何が得策かを知っていると思っても、クライアントの失敗する権利、自らの経験から学ぶ権利を認めるようにする。・・・」
・・・本当に・・・耳が痛いです・・・。

ちなみに今の後者の文については、WRAPでも「個人の権利憲章」で語られていました。
こんなところにも、リカバリーが根付いているんだと感じました。


次回は、6/23(月)19:00~ ロイヤルホスト南郷店です。

ついでですが、就労支援委員会のほうは、5/26 19:00 札幌市こぶし館で行いたいと思います。
議題はプロジェクトEの研究事業と新規研究事業プロジェクトFの具体計画です。
宜しくお願いします。

どちらも、オープン参加ですのでどなたでも御参加ください。
ちなみにどちらも手ぶらで参加していただければ良いですのでお気軽に。

クレセントワークス

2008年05月08日 | セミナー 勉強会 参加報告

GWも良い天気に恵まれ、暖かい春・・・というより初夏の感じですね。
おかげで、花粉にも悩まされますが・・・。

クレセントワークスは、札幌出身で大阪在住の小山田さんが「人間関係を学ぶワークトレーニングの提供をを通じて、“かかわる”ことが仕事の人たちを応援します」ということで行っています。
今年の2月には、コミュネット楽創の役員・職員研修で講師としてもきていただきました。

先日、4/27に札幌で「援助専門職のためのセルフメンテナンスショーとワーク」に参加してきました。
そのときは、自分の今の気持ちをテーマにカードを選びそのことをつづりわかちあうというワークを体験しました。(写真はそのカードのうちのひとつです)

普段「援助」という仕事の中で、援助対象者のことはたくさん見て、聞いて、感じて、考えたりするんですが、こと自分のことになると後回しにしがちで、自分のことに目を向けることが少ないのではないでしょうか?
私も、今回のワークでそんな自分に気がつきました。・・・だからセルフメンテナンスなんですね。今気がつきました。

次回は5/25(日)だそうです。
また、そのほかにも札幌での活動を行っていますのでHPをご覧ください。

詳しくはこちらまで↓↓↓
http://www.h3.dion.ne.jp/~ccc/

有効求人倍率

2008年05月02日 | ちょっと役に立つかも?!

昨日は5月なのに26℃まであがり暑かった札幌・・・のはずですが、同じ札幌でも白石の外れは寒かった・・・。

いっぱい書きたいことがあるときにかぎって、新しい話題が出てきて、書くことがないときに限って動きがないんですよね。ブログって。
一昨日の更新で、おいおい書こうと思っていたことがあったのですが、それはまたおいおいで・・・。

4/30に厚生労働省から3月の有効求人倍率が出ました。
全国計で0.95。
昨年6月の1.06をピークに一年を待たずして0.1下がったことになります。

そして、わが北海道は、なんと0.34
前月比で-0.15、2月と比べると-0.24も落ちてます。
もちろん、ぶっちぎりで全国一低い数字です。
もともと0.5~6くらいと全国平均よりもかなり低い数字ではあったのですが、極端な数字です。

実際、求職支援をしていても2~4月は苦戦していると感じてはいましたが、雇用情勢がこんな極端なことになっているとは思いませんでした。

この数字だけで雇用状況がすべてわかるわけではないのですが、現在の原油高、暫定税率による燃料高騰、低賃金労働の問題などなど、暗雲たちこめてるなぁ・・・。

そんなこともよく報道もされますが、次週5/6の「ガイアの夜明け」で非正規社員のことが特集されます。興味のある方は是非ご覧ください。
詳しくは、このブログのリンクからどうぞ。