高原生樹建築設計事務所

設計監理した建物

建築家の自邸     Architect's own house

2024年06月30日 | 設計建物

建築家の自邸

建築家の自邸  Architect's own house    三重県名張市

敷地は即気に入りましたが・・・・実現まで30年?

 

次の目標は自宅の売却

但し当分の間は賃貸住宅としてお借りする事が条件です。

敷地 613.83㎡ 186坪  建築延べ床面積 143㎡ 43.3坪

 

BSテレ東 2018年7月29日 「突撃隣のすごい家 緑に囲まれた床下8mの家」再放送。

BSテレ東 2018年5月29日 に放送。    収録の様子

BSDlife  2016年 2月9日 「住人十色 自然と暮らすパノラマハウス」再放送。

毎日放送 2015年12月29日  再放送。

毎日放送 2014年12月20日 に放送。    収録の様子

突撃隣のすごい家 収録後テラスで感想                  

  20141220 住人十色 180度ガラス張りのパロラマ住宅  

20180515 隣のスゴイ家 BSジャパン  




           

 

敷地は1977年初めて目にして即気に入りました。でも他人地。周辺は大規模開発された住宅地で池を挟んだ

公園に面する住宅敷地など滅多に手に入りません。

当時この敷地周辺は殆ど樹木もなく造成直後不動産会社の建て売りが目立っていた頃です。

池に面する敷地は既に家も建てられ人が住んでいる状態でした。幾ら気に入ったと言っても人様の家や敷地が

手に入る訳がなく、独立したての身では収入も無く買える当てなど全くありません。

この敷地は開発業者が公園と計画していた区画を切り売りした様にも思える好立地でした。傾斜地でもあり隣

接する池は4メートルほど低く向かいの道路から池越しに見る敷地は抜群で室内からの眺めもきっといいはずと

その時は思いました。

それから5年ほど経ちこの敷地の建物が売りに出されているのを発見敷地向かいの池を臨む公園道路から屋根

に売り家の大きな看板が出ていたのです。

でも630㎡近くのこの敷地を購入するお金など無くそのまま又5年ほど経ちました。既に人手に渡っているだろ

うと思っていました。でもまだ売れていなかったのです。設計事務所を初めて10年目少ないなりに少しずつ仕

事も増え出した頃でした。それまで住んでいた、1度目の中古住宅付家の返済も何とか終わり、その敷地売却

を頭金に念願の敷地を手に入れる事が出来たのです。ここまで10年。

それから後20年は建築資金を作るのに要した期間となりした。

資金?58歳も過ぎると自営業の身ではほぼ住宅ローンは不可能なことが分かりました。諦めかけていたおり

60歳以上が借りられるローン・・・・リハ゛ースモケ゛ーシ゛と言う借り方があったのです。

造成、植樹から40年近く経つと池周辺のラクウショウ(メタセコイヤに似ている)の木も巨大になり樹高は

20メートル近くに育っています。

念願かなって購入した引っ越し2度目の中古住宅も15年(1974年 築25年以上)近く経つと雨漏りもし始めます。

修理に屋根に登ることも度々その時屋根の上から見る眺めがまたまた気に入りました。まるで樹上住宅を思い

出させる様で、主要な部屋を此のレベルに持って来ればとさぞ快適と考えプランが決まりました。1階はピロ

ティー2階がメインフロアーになりました。

夏の早朝南に面する開口部を全開するとまさに森の中の「ツリーハウス」な気分です、実は敷地が樹木に

覆われて周りの住宅が全く見えないからです。熱帯夜で夜窓も開ける事が出来ずエアコンで暮らす都会

とは大違い。まさに爽快な気分です。林立する公園のラクウショウの幹から7メートルの高さにあるメイン

フロアーは夏なのに「蚊」も殆ど近づかないのが不思議です。ただセミが家の中に入ってきてうるさくなる

のが難点と言えるかもしれません。

周囲のラクウショウが蒸散する水分はどのくらいかは検討がつきませんが何百㍑にもなるかも知れま

せん。これだけの量を周辺に打ち水している事になるのですから、やはり涼しくなっているのでしょう。

夏のテラスは午前中メタセコイヤやポプラの木陰となり木漏れ日となります。吹き抜ける風はとても

爽快です。

大木には年間を通じて季節毎に色んな鳥がやってきます。鳥が止まる高さがほぼ2階のフロアーと同じ

高さになることも多く目の前で多くの野鳥を観察することも度々です。ウグイスなどは鳴いていてもなかなか

見付ける事が出来ない鳥ですが目の前でいるときはさすがに見付ける事が出来ます。人なつっこいモズに

シジュウカラ、ヤマガラそれにメジロ、エナガ、ヒヨドリ、ムクドリが多くきます。ここではバードウォッチング

に必要な双眼鏡は要らない様です。池にはカワセミ、冬にはカモやカイツブリちょっと厄介なカワウもやってきます。

30年以上続いている我流の草花作り7年ほどになる家庭菜園もなかなか止められません。将来屋上で

スイカとサツマイモを育てるのも良いかなと思っています。

設計が仕事なのに難しい理屈は嫌いです。周りの樹木を取り込み、夏涼しく明るく広々と風通しよくが希望

でした。いまのところ毎日気分良く生活出来、季節ごと、日ごとに変わる周りの景色を楽しむことができるので気に入っています。

           

 

 

 


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