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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

日記です

2024-07-27 22:00:07 | 雑記

昨夜エアコンを切って寝たら、今日は朝から暑く……それでも洗濯物ろ干し終わるまで、つけずに我慢しました。朝ごはんは、昨夜のローストビーフの残りと同じく残しておいたサラダ野菜をクロワッサンにはさんだローストビーフサンド。リッチそうに聞こえますが、実際はテキトーメシです

テレビ朝日で夏季オリンピック・パリ大会の開会式を放送していることを知り、一応観てみるか……程度の気持ちでTVをつけたら、これがすごかった!夏季五輪史上初のスタジアム外での開会式、とにかく「パリ」を見せる、アピールするための大イベントでした。
観られなかった前半、ミュージカルファン歓喜のフランス革命と『レ・ミゼラブル』、『ノートルダムの鐘』(と言うより原作『ノートルダム・ド・パリ』でしょうか)、『オペラ座の怪人』にフレンチカンカンまで盛り沢山な内容だったそうです。いずれNHKで、ちゃんとした解説つきの再放送やハイライトがあることを期待します。
選手団もセーヌ河に「船乗り込み」という形で登場したそうで、それも見たかったです。このたび、セーヌ河こそメインステージという態で、聖火リレーでも一部で船が使われていました。
自分が見たのはそのセーヌ河の水面を馬で疾走するジャンヌ・ダルクから。ジャンヌはそこからトロカデロ広場に現れ。実に600年目のパリ入城に歴史ファンからも歓喜の声が上がっていました。
もう一つのメイン会場が、そのトロカデロ広場とエッフェル塔。建造当時はさんざん批判されたエッフェル塔も、様々な「光」の芸術に彩られ、今やパリの象徴として大活躍でした。その下にいる人たちとの対比で、その巨大さも改めて認識できました。
そして聖火はセーヌ河からルーブル美術館に入り、チュイルリー庭園、コンコルド広場とリレーされ、聖火台は何と気球によって宙に浮かび上がりました。そう言えば熱気球を世界で初めて公式に成功させたのも、フランスのモンゴルフィエ兄弟でしたね。それもフランス革命直前のことでした。
ラストは再びエッフェル塔から、セリーヌ・ディオンの歌う「愛の讃歌」でフィナーレ。
とにかくフランスの歴史と文化と芸術総動員に圧倒され、皮肉でも何でもなく、さすが花の都パリ!歴史と芸術の都パリ!と感動しました。
パリが世界に冠たる「花の都」となったことに関して(だけ)はナポレオン3世(とオスマン)の大改造に感謝すべきですね。

東京五輪の開会式はいろいろケチが付き過ぎて観なかったのですが、日本ではネットでしか見られなかったロードレースこそTV中継すべきだったと、今でも思っています。武蔵総社である大國魂神社(神職さんや巫女さんたちの応援つき)からニュータウンまで、武蔵国の歴史も今の「東京」も見られる良い機会だったと言うのに。コロナ禍と酷暑のせいでマラソンを東京で行えなかったことも痛かったです。

ともあれ五輪開幕の勢いに乗って、5年前に録画して今でも残してある大河ドラマ『いだてん』最終回も久しぶりに視聴しました。昨今ずいぶん安易に使われる「伏線回収」という言葉はあまり好きではありませんが、そこに到る全てのドラマが「その日」に集約する見事な構成に、改めて感嘆感動します。そしてその感動は、初回から通して観続けた視聴者こそが味わえるものでもあります。
国立競技場で雨の中に行なわれた学徒出陣と、同じ会場で始まる見事な快晴の下の東京五輪開会式。あの日の虚しい「バンザーイ」とこの日の心からの「バンザーイ!」の対比に、今も声を上げて泣いてしまいました。
クーベルタン男爵と嘉納治五郎先生が唱えた「paix(ペ=平和)」こそが、いついつまでもオリンピックの基本理念でありますようにと願わずにいられません。国も宗教も民族も関係なくなった「しっちゃかめっちゃか」な閉会式も、戦争と分断の時代を迎えてしまった現在、いっそう胸に響きます。本当に素晴らしい「大河ドラマ」でした。

と、オリンピック関連で思いもよらず興奮し過ぎて、午後から夕方にかけてはぐったりモードに……本はあまり読めず、ネット巡りをしながらウトウトしてしまいました。
晩ごはんは念願の(?)電子レンジで作る麻婆豆腐。これも村上祥子さんのレシピですが、なかなか美味しくできました。Cookdoの麻婆のもとを使用。二人分を売っているのは、自分の知る限り昨日行ったスーパーだけです。フライパンで作るより仕上がりが脂っこくないのが良いです。

その後、またゴロゴロしていたら隅田川花火中継を観るのを忘れてしまいました。毎年欠かさず観ていたのでショックです。
五輪開幕により、TV番組編成も変則的で、本日観た通常枠番組はテレ東の【新美の巨人たち】だけでした。夭折の画家・松本竣介と、案内役を務めた緒形直人さんとの不思議なご縁、二組の「父と子」の物語も興味深かったです。

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