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人生、失敗しちゃった~ニート後遺症 闘病記~

十数年のニートをやめて一年。ニート後遺症と戦う、ニート研究家。

金銭感覚【動き出した時間或いはニート後遺症の詳細】5

2016年01月02日 | 闘病記
金銭感覚【動き出した時間或いはニート後遺症の詳細】5

金銭感覚
手取りで月収七万を越えない。貯金もない。母の年金は母側の各種支払いに消えるのでその七万弱から食費・生活費・税金をねん出する。大きな税を要求される月はほぼ一瞬で無くなる。電気・ガス・水道は節約はできるものの削ることはできないので、結果、食費を抑えることになる。各種支払いを必死で捻り出す。また、近しい人が相次いで亡くなり哀悼する中にも香典他大きな出費が科せられる。
母子ともに財布には小銭だけという状態。改善の気配がない。
1円が重くなる。100円ショップで小一時間迷った挙句、買わずに出る。スーパーでも割引コーナー以外には足が向かない。

出口

身体【動き出した時間或いはニート後遺症の詳細】4

2016年01月01日 | 闘病記
身体【動き出した時間或いはニート後遺症の詳細】4

身体
久しぶりに会う人のみならず、よく顔を合わせているはずのご近所にも心配されるほど痩せ細る。Lサイズも着れないほど筋肉を作っていた体にアバラ骨が浮き、MのTシャツが余裕で入る。当然、体力も落ちる。手足がむくむ。口が荒れる。熱感が収まらない。腹痛。胃痛。それら症状が慢性的となる。
食品を満足に食べられない。なんとか格安で手に入る10キロで二千円を切る白米と8枚切で50円を割る割引食パンで主食は用意できるものの、それ以外が基本、安価なちくわと油あげ。安売り野菜が手に入ればそれを刻んで少しずつ入れる。肉類・魚類はまず口に入らない。安売りを狙って購入した砂糖と塩で味付け。とはいえスーパーには足しげく通うのでよい値引き野菜等があればがんばって買い込み、米と砂糖・塩だけの生活ではなくなることもあるのが救いではある。

金銭感覚

死への願望がもたげる【動き出した時間或いはニート後遺症の詳細】3

2015年12月31日 | 闘病記
死への願望がもたげる。【動き出した時間或いはニート後遺症の詳細】3


死への願望がもたげる。
楽になりたい一心。日々が楽しくないとか辛いとかは構わない。自業自得だから。ただこれがいつまで経っても改善する、好転する気配がなく、その先細りしかみえない人生に母を巻きこんでいるのが苦しい。泥の中を頭まで浸かって歩くような閉塞感のまま、いつまでがんばればいいのか。いつかは好転するのか。そう考えると絶望的。単純で俗な話、モノが壊れる。そうするともう、買えない。電子レンジが壊れて半年になる。けれども買えない。そうやって少しずつ先細っていく。金銭的にも体力的にも年齢的にもそう。目減りしていくだけで増えることがない。
楽しかったはずの娯楽はすべて、逆にトラウマ化した。「楽しかったニート時代」の象徴だからだ。はっきりと「あの頃は楽しかった」「あの頃に戻りたい」とてらいなく思う。それは絶対に叶うことのない自分の脆弱さゆえの願望だと分かっているけれども、それとは別に実感として、だから触れたくなくなっている。気付くと娯楽は全てトラウマ化し、触れるとまず嘔吐感、そしてめまい。体が重くなる。妙な熱感が生じる。なのにじっとしていられず徘徊したくなる。閉塞感に何度も深呼吸をする。

身体
久しぶりに会う人のみならず、よく顔を合わせているはずのご近所にも心配されるほど痩せ細る。

職 【動き出した時間或いはニート後遺症の詳細】②

2015年12月30日 | 闘病記
【動き出した時間或いはニート後遺症の詳細】②

職。社会復帰への道が遠い。単純労働の半日アルバイトなら見つかる。フルタイムの正社員にはなれない。収入が少ないので生活が苦しい。自分は自業自得だからまだしもその生活に巻きこんでしまった母には申し訳が立たない。どれだけ働いてもその職をしたというキャリアにはならない。なんの技術も知識も得られない。体を壊して辞めてしまったら無収入となり死活問題。見栄を張っても仕方ないのでぶちまければ、現在のスーパー品出し四時間でさえ、体力の限界。帰宅すると倒れ込んでしまう。動けない。フルタイムで工場ワークをすればいいと思うものの体力・体の耐久力が保つのだろうかとおびえる。やってみなくては分からないとも思うのだけど、やってみてダメだったらまた無職。体を壊したら無職の上、出費。次の職まで何を喰って生きればいいのか。そして、早く他の職を探さなくてはという焦りだけがある。貯金はない。保険にもほぼ入っていない。
なのに、アルバイトが終わると帰宅したくなくなる。帰宅すると一日が終わってしまう。だから、体力も限界なのに少しだけ、街を徘徊する。徘徊するといっても金がないのでスーパーを巡って試食でもしながら気を紛らわせる。本屋にいくとニート時代を思い出してしまい吐きそうになる。

死への願望がもたげる。

【動き出した時間或いはニート後遺症の詳細】①

2015年12月30日 | 闘病記
【動き出した時間或いはニート後遺症の詳細】①

十数年の時間との直面。その重みに潰される。ニート時代への後悔、罪悪感、現実として捉えるようになった将来・老後への恐怖。その中心となる現在が決して将来に繋がらない状況であることの認識。十数年の無駄・無為を認識しては虚脱感に襲われる。
数字への恐怖。時間を正面から認識したことにより日時に対して過敏になる。これまで無駄にした時間、同時に切迫した残り時間を認識・意識させられる。日時のみならず、数字を見ると喉を突く嘔吐感を感じるようになる。
失うことへの恐怖。現在はそれでも母がおり猫もおり、週一回ボランティアで他者との交流もある。それによって精神の安定が保たれていることは間違いない。これがなくなったらという恐怖。
ニート時代の産物へのアレルギー。たとえばニート時代に夢中で読んでいた漫画、見ていた映画、聞いていた音楽を聞く、たとえばよく通っていた店にいく。途端に体が重くなり嘔吐感を催す。若干のめまい、手足のむくみを感じる。

部屋。なぜ部屋を片付けなくなったか。衣替えもしないのか。「時間」にしがみつきたいんだろう。「ニート」時代の楽しかった日々にしがみつきたい。そのおかしな「憧憬」が部屋を「脱ニート」後仕様に変えてしまうことを拒んでいる。

職。社会復帰への道が遠い。