南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.1.21 QZS-1R太陽合フルピーク 次の合は2月中旬北上QZS-4と南下する北四IG座 北五座IGSO-3南端はみ出し3週間の予定

2024年01月21日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
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2019 01/21 QZS/IGSO軌道フォームをNavIC(印)東西両輪用太陽合用に変更した2倍/4倍拡大アニメGIF2019 01/21 QZS/IGSO フォームをN......
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2020 1/21 大寒らしい寒さ いよいよBD-I1-S準太陽合に 来月は印NavIC東輪1E、遅れて西輪1Iと1週間おきの太陽合2020 1/21 追いつき型で北上してき......
23.1.21 独の理性戦車参戦食止め! NavIC-1E次いでQ1R準太陽合状態,続いてQ1そしてBD四兄弟と南下中 東京コロナ&インフル同時感染:10727->6607

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24.1.21 南下中のQZS-1Rが太陽合フルピーク状態に到達しました. 次の太陽合は2月中旬にゆったりと北上中のQZS-4と,急ピッチで南下する北四IG座が到達予定です.どちらが速いかは微妙です.

北五座IGSO-3軌道が南端はみ出し中です.3週間くらい間は暫定値をを入れて起きます.はみ出しから回復した時点で,なめらかなの補完データリダクションを予定しています.

北三・四IG両座の直線的南下傾向は2月までは平行して進行し,春分頃には北三座は北上象限切替します.北四座の北上への反転は夏至頃となるでしょう.つまり両座は3ヶ月のずれをもって反転をしてゆきます.インクリが大きいことと太陽赤緯が上昇しますので,β角プロットの振幅は大きいという特徴をもちます.

一方のQZSS三衛星のβ角プロットは対照的に,安定な雄大なβ角プロットを描いてゆく特徴を示します.日本列島上空のGEO空間で,相対角速度を最小化するという基本デザインに起因します.このユニークさは高層ビルの多い都会での測位の連続性において貴重です.現在もゆったりとしたQZS-4の反象限切替が進展しています.

韓国がQZSと同様のIGSO衛星群KPSを,外国ロケットにて打上げてゆく予定との状況の中で,東アジアの天空において特徴あるQZS座の存在意義を高めるためにも早期のQZS衛星7機体制の構築・確立が望まれます.



最新β角プロット図で,QZSS三衛星の安定かつ雄大なβ角プロットや,北三・四座の直線的な南下,北五座のパラパラとした黄道縦断や部分同期合など特徴点を,じっくり観察してゆきましょう.北斗IG各座の狙いは未公表の分が多く,その解明には緻密な観察が大事であると考えます.

1日1日の地道なデータリダクションの繰り返しで,モニタリングの年月数を重ねてゆくことが重要だと考えます.幾何学的な観察の積み重ねの上で,数値計算など分析をしてゆくことが,地についたデータ解析に繋がってゆくと考えます.

以下のURLのN2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の,地表への射影の16時間分と6時間分弱の,2種のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.必要最小限のNORAD番号リストの見直し結果は以下のとおりです:
https://www.n2yo.com/?s=46112|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|40547|41241|43539|44204|40938|40549|44709|44337|49336

アンカー衛星としてはBSAT-4B(NORAD ID 46112)に変更しています.北斗衛星群の軌道バランスを良くしてトラブルを軽減するするためです.

上記URLによりN2YOサーバによる衛星軌道の表示がWEB上に現れましたら、各衛星マークをマウスオーバーすると衛星名が表示されます.

(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF


日中印のQZS/IGSO軌道衛星群のようなIGSO衛星系は,グローバルに見ても東アジア上空にしかありません.他にない応用ポテンシャルを持つアジア特有のQZS/IGSO衛星群の利用技術を磨き上げることが重要でしょう.現状の日中印のQZS/IGSO衛星系の連携は改善すべきでしょう.

わが国のQZSSやインドや中国のIGSO衛星群にご関心の方は、是非ともご自身でWEB上の個別衛星をマウスオーバーされて、衛星名をご確認ください.数値計算に依存しがちなりがちな分野ですので,幾何学的・視覚的な活用・分析に切り替えてみることも大切といえるでしょう.
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