南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.4.28 南下印NavIC-1D準太陽状態到達 時空間IG十字という視座の広がり 北斗三・四星座の春季クロス南IG十字座と半年前の秋季クロス北IG合十字座と対称性明確に

2024年04月28日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
24.4.28 本日,南下してきた印NavIC-1Dが準太陽状態に到達しました.3月上旬に北斗四星IG座とQZ-4とのQZ・IGクロス太陽合という大イベントがあったので,余計に太陽合の空白期間が長く感じたのではと思いますが,一ヶ月半ぶりの久しぶりの準太陽の生起です.なお5月には同じく南下QZS-2の太陽合が控えています.

この時期は例年,太陽合が欠落していますが,今年はβ角プロットでの時空間IG十字という視座の広がりという大イベントが判明して,そのデータリダクションに追われて,この期間の太陽合生起の無さを忘れていたのでしょう.南北それぞれの時空間視点での十字座に対する認識の深まりは,個人的には漏れ電波方式による月面測位応用への期待によることが大きかったといえるでしょう.


北斗三・四星座の春季クロスによる南IG十字座が半年前の秋季クロス北IG合十字座と対称性があることが明確になってきました.

春季の三・四星IG座のクロスは,QIG衛星群のβ角プロットを追ってきたからこそ,ドキッとさせる南天のIG十字座を発見できたわけです.引き続き,南天IG十字座を追いかけます.
一方,半年前の秋季クロスは北天の十字座といえるでしょう.光学観測では明確な北十字星は無いようですが,QIGβ角プロットでは北斗IG十字座は南天だけでなく,北天でもくっきりと対称性を持って存在していることが見えたわけです.

QZS/IGSO座群はグローカル・イーストが達成した21世紀の現時点にけるにおける衛星技術の到達点のひとつでしょう.欧米でもQZS/IGSO座構築に挑戦し実現しているところはありません.QZS/IGSO座軌道群のデータリダクションを継続して,記録してゆく意義は大きいと考えます.その応用技術として月面測位技術への応用に未来を見たいと思います.

QZSとIGSOのクロス太陽合の前倒し現象を年単位の時空間現象として確認しようとしているところが本ブログの重要な課題です.
時空間的にQZ・IGクロス太陽合(北上QZS-4単独X南下北四IG座)での.QZS/IGSOのN2YO軌道プロットの長期的なシフトを観察できます.
β角プロットは,QZS三衛星の雄大なβ角プロット描画や,北三・四座の直線的な南下,北五座の高緯度での反象限反転などの近未来時空間現象をにらんで,観察できます.

当面は以下のN2YOのURLを使用するようにします(アンカーKOREASAT-7).

https://www.n2yo.com/?s=42691|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|42965|40547|41241|43539|44204|40938|40549|44709|44337|49336

N2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の地表への射影の16時間分のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.

(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF