鉄道マニアを称して『てっちゃん』というらしいが、ボク自身にもその化(気)があるように思う。写真はそんなボクが最近発見した通勤近道ショートカット用地下道の写真である。 6月末に会社の事務所移動で乃木坂(六本木)へ引越した。通勤ルートや定期購入路線にはいろいろな選択肢があり、どれも一長一短で突出したベストルートがない状態で最近までいろいろと試行錯誤を繰り返していた。しかし、最近有力なルートを見出した。 それはインターネットの乗換え案内サービスなどには掲載されていない特別なルートである。このルートだと今まで上記サービスで最短ルートとして選び出されたルートよりもさらに最高で10分程度の時間短縮が図れると共に今までと同じ定期ルートに工夫をするだけで同一金額で乗降車可能な基点駅が2つから4つへと増えるという凄い発見かつ利便性もアップすることができた。(勿論合法的なルートです)更にダイヤが乱れた場合の迂回ルートバリエーションとしても相当選択肢があるのだ。携帯電話に内臓されたJR東日本のIC非接触型定期のモバイルスイカの定期ルート変更は期日を10日毎に分割して清算されるようなので最も無駄の無い週末のタイミングで変更する予定だ。 乃木坂オフィスは以前通勤していたビルで、数年ぶりに戻った形ではあるが赤坂や六本木の街の再開発が一段落していて当時よりも街全体がキレイになっている。都会的な公園も増えてホスピテリティが高いスポットが増えている。旧防衛庁跡地にはミッドタウンや美術館が完成して大江戸線と日比谷線六本木駅が地下でつながり雨の日も傘なしで移動できるので『六本木駅』を目的地にしても良いし以前どおり千代田線『乃木坂駅』を目駅地にしても駅出口から非常に近いロケーションなのでこちらも便利である。選択の幅はあるものの渋谷や新しくなった赤坂を経由する移動が結構あるので千代田線『乃木坂駅』をターゲットにしている。 一般的に男の子は小さい頃から電車派か自動車派に分かれるようであるが、自分はどちらかと言えば電車派だった気がする。母の実家が関西だったことで母方の親戚も大阪、奈良、和歌山と関西エリアへ集中しており良く出かけていたこと、父が出不精で母方の用事には父抜きで電車(新幹線や名鉄、近鉄などの私鉄)を乗り継いで移動したこと、そしてなんとも淋しい別れの郷愁(従兄弟となじんだ頃に帰らなくてはいけないという独特の気持ち)が電車の旅を自動車のそれよりも特別なものにしたように思う。小学校時代にプラレール以上Nゲージ未満の鉄道模型を買って貰ったのだがそれも好きだった記憶がある。 電車の旅は自動車の旅と違って、運転手が必要ない分参加するみんなが楽しめる。反面、時刻表という縛りの中で移動しなくてはいけないという制約があり、時としてそれが胸をキュンとさせるようなシーンを生み出すような気がする。制約があるが故に自由度の高い場合よりもドラマが生まれるなんて面白い気がする。そう考えるとしがらみだらけの我が家の生活にはドラマが生まれる引き出しがいっぱいだ♪
