ソ連の原爆開発には米側の科学者の手助けがあった――. ロシアのプーチン首相が22日、モスクワ近郊で軍部隊を視察した際にそんな見方を披露した. 米国による核兵器の独占に危機感を抱いた科学者らが、意図的にソ連側に情報を提供したという内容だ. インタファクス通信によると、プーチン氏は米ロの戦略核のバランス維持が必要だと指摘. その実例として、米国の原爆開発プロジェクト「マンハッタン計画」の参加者らが1940年代、核の均衡による抑止力を認識して意図的にソ連に協力するに至った、との見方を示した. プーチン氏は「米国に核兵器があってソ連にまだない時、情報の大部分を対外情報機関のラインで受け取った. ティンバーランド マイクロフィルムとかではなく、文字通りスーツケースでだ」と述べた.