goo blog サービス終了のお知らせ 

フツー人の映画評

フツーの映画好きのQumyが最近観た映画をフツーにあーだこーだと言ったりするブログ。

I am Sam アイ・アム・サム (金曜ロードショー)

2005-03-05 15:29:06 | Weblog
昨日金曜ロードショーで放送された「アイ・アム・サム」(日本語吹き替え版)を観た。以前から観たいと思っていたので観られてうれしかったが、日本語吹き替えはやはりイタダケナイ。どうして、字幕にしないんだろう。私一人なら英語で見るが、家族と一緒だとそれはできないので、仕方なく久々に日本語吹き替え版の映画を観た。
さて、それはともかく、映画の感想。
主演のショーン・ペンはすごい!知能障害者の役を見事に演じきっている。やはり彼は偉大な俳優だと感心。障害者役で他に思い出すのは「レインマン」のダスティン・ホフマンと「ギルバート・グレイプ」のレオナルド・ディカプリオ。いずれも完璧に障害者の特徴をつかみ、演じきっていた。腐ってもハリウッド。才能の宝庫である。このショーン・ペンに負けず劣らず、複雑な演技を見せていたのが、ルーシー役のダコタ・ファニングちゃん。彼女の目はものすごくものを語る。たまに見せる大人びた澄ました表情と、無邪気な笑顔のギャップが印象的。
この映画を通して感じたこと。人間は弱いものだということ。一見完全無欠に見える女弁護士リタもサムの暖かい人柄に触れ、次第に本当の自分をサムにさらけ出すようになる。自分の弱さや至らなさを認めたときに初めて人はやさしくなれる。
優しい気持ちになりたいときにオススメの映画です。

<あらすじ>
サムは生まれつきの知能障害者。7歳児程度の知能しかない。そんなサム(ショーン・ペン)がひょんなことからホームレスの女性を妊娠させ、愛娘ルーシー(ダコタ・ファニング)を授かる。ルーシーが生まれた直後にそのホームレスの女性は姿をくらまし、サムは一人でルーシーを育てることとなる。隣人の引きこもりピアニスト、アニー(ダイアン・ウィースト)の助けを借りつつ、ルーシーを育てるサムだが、ルーシーが成長するにつれ、サムとの知能の差は縮まり、やがてルーシーの方がより難しい計算をしたり本を読めるようになってしまう。ルーシーの7歳の誕生日会で、ちょっとした騒動がおき、サムは興奮状態に陥り、ルーシーのクラスメイトに暴力をふるいそうになる。この事件がきっかけで、ルーシーと引き離されるサム。ルーシーは里親のもとで生活することになるが、ルーシーとの生活を取り戻したいサムは、LA中でもっとも優秀で高額と評判の女弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)に助けを求める。勢いでリタはサムの弁護を無償で引き受け、ルーシーを取り戻すための訴訟が始まる。