こんばんは。
新年度、会社に新人さんが入ってきて、そろそろ名前も顔も一致したかな、という時期でしょうか。
私は、顔と名前が何年経っても覚えられないし、すぐ忘れてしまうので、全くそのような時期ではありませんが。
さて、今日は、最近話題の、福島第一原発の汚染水の処理問題を考えていきましょう。
先ず、そもそも論として「風評被害が~」という問題ですから、海洋放出そのものの安全性の問題ではないわけです。
政府にせよ、与党にせよ、野党にせよ、科学的に安全なのは分かっているが、それを理解できないアホな国民は福島の海産物を避けたりというアホな行動を取ってしまうよね、これは問題だよね、と言っているわけです。
ここまでに疑問がある人は、もうこの先を読まなくて良いです。
というか、二度とこのブログを読まなくて良いです。
私としては、数字を示して納得する、という行為が、現状為されていないから、風評被害などというものが産まれるんだと思うんですね。
政府の偉い人たちや御用学者さんたちを信用している人は、根拠なんか示されなくても、そのまま放置できないわけだし、海洋放出止む無し、という結論になっているのかも知れませんが。
ということで、ここから少し、簡単な計算をして、海洋放出が安全であることを示したいと思います。
大前提として、「 WHO の飲料水基準未満なら安全と言える」と考えます。
WHO に限った話ではありませんが、安全な基準値というのは、それを一生飲み続けてもリスクにならない、という値に、更に安全率を掛けた数字になっています。ですので、基準値を多少超えたどころか、10倍ぐらいになっていても、一生飲み続ける、というような有り得ない暴挙を行わない限り確実に安全です。
それと、生物濃縮が~という可能性ですが、トリチウムは生物濃縮されませんので、心配ご無用です。
少し前の発表に依ると、汚染水に含まれるトリチウムは、ベクレル換算で総量 900 兆ベクレルだそうです。
“兆”とか言われると吃驚しますが、フランスの核燃料再処理施設は、1年間に1京ベクレル以上を放出し続けている上、これは安全な値とされています。
(日本の六ヶ所村の再処理工場も、稼働すれば1京ベクレル近く毎年放出します。)
ついでに言えば、海洋放出に反対している(していた)韓国や中国の原発も、一か所当たり年間数百兆ベクレルを冷却排水等の形で放出していますが、これも安全な値とされています。
当然、日本の原発も、それだけ毎年放出し続けています。今現在もです。
ですので、“兆”とか使ってしまっていますが、他と比較して、総量がとびぬけて多い、ということはありません。
(このぐらいの数字を表すのに丁度良いのが、テラです。1テラベクレル=1兆ベクレルですからね。むしろ、多く見せる為に敢えてテラベクレルを使っていないのかもしれません。)
海に放出すると薄まるわけですけれども、現在の容積を知っておきたいところですね。
※ めちゃくちゃ濃いなら、薄める先の海水の量だけ考えれば良いからです。
朝日新聞によれば、昨年(2020年) 7 月の時点で120万トンだそうです。まあ、ざっくり今、130万トンぐらいでしょうか。
簡単な容積計算ですが、 1km x 1km の海で、深さ 100 メートルだとすると、1億トンの海水があります。(本当は塩分があるのでもう少し重いですが、純水と仮定しましょう。)
(そんなに深くねぇよ!という方は、 2km x 2km x 25 メートルだと思ってください。同じ容積です。)
ここに130万トン放出しても、容積は1%弱しか増えないので、無視できますね。
900兆ベクレルのトリチウムが1億トンで薄められると、濃度は1トン当たり900万ベクレル。
水1トンというのは1000リットルですから、1リットル当たり9000ベクレルです。
大前提として示した WHO の飲料水基準は、1リットル当たり1万ベクレルです。
従って、仮に全く薄めずに全量排出したとしても、 1 km 沖合まで拡散する過程で、飲料水の基準以下まで薄まるわけです。
ゆえに、薄めて放出するなんていうのは無駄な手間を掛けているに過ぎません。
1km って結構沖合なんじゃ? という方の為に、福島第一原発の隣に 1km の四角形を描いたので、見てみてください。
原発周辺からちょっと離れれば 1km より遠いですよね。
尚、福島県は南北130キロあるので、福島県の沿岸で飲料水基準ぐらいのトリチウムが一時的に含まれうるエリアは、1%に過ぎないわけです。
この領域を泳いで来て、身体の中の水分が全部汚染水に置換された、汚染魚ができたとしても、それだけを一生食べ続けても安全なわけです。
ということで、簡単な素人の机上計算でも、安全だと分かるわけです。
ついでに示しておくと、原発の下水(排水)には勿論、排出基準があって、トリチウムなら、1リットル当たり6万ベクレルです。
汚染水は、900兆ベクレルで130万トンですから、凡そ1リットル当たり70万ベクレル。
12倍ほどに薄めれば、原発の平常時の排出基準に等しくなって、垂れ流してもよい計算になります。
全く薄めずに流すのはちょっと、というのであれば、12倍ほどに薄めることで、定められた排出基準をクリアできることになります。
国内の飲料水基準より下げてから排出なんていうのは、無駄な手間でしかないですね。
以上。
新年度、会社に新人さんが入ってきて、そろそろ名前も顔も一致したかな、という時期でしょうか。
私は、顔と名前が何年経っても覚えられないし、すぐ忘れてしまうので、全くそのような時期ではありませんが。
さて、今日は、最近話題の、福島第一原発の汚染水の処理問題を考えていきましょう。
先ず、そもそも論として「風評被害が~」という問題ですから、海洋放出そのものの安全性の問題ではないわけです。
政府にせよ、与党にせよ、野党にせよ、科学的に安全なのは分かっているが、それを理解できないアホな国民は福島の海産物を避けたりというアホな行動を取ってしまうよね、これは問題だよね、と言っているわけです。
ここまでに疑問がある人は、もうこの先を読まなくて良いです。
というか、二度とこのブログを読まなくて良いです。
私としては、数字を示して納得する、という行為が、現状為されていないから、風評被害などというものが産まれるんだと思うんですね。
政府の偉い人たちや御用学者さんたちを信用している人は、根拠なんか示されなくても、そのまま放置できないわけだし、海洋放出止む無し、という結論になっているのかも知れませんが。
ということで、ここから少し、簡単な計算をして、海洋放出が安全であることを示したいと思います。
大前提として、「 WHO の飲料水基準未満なら安全と言える」と考えます。
WHO に限った話ではありませんが、安全な基準値というのは、それを一生飲み続けてもリスクにならない、という値に、更に安全率を掛けた数字になっています。ですので、基準値を多少超えたどころか、10倍ぐらいになっていても、一生飲み続ける、というような有り得ない暴挙を行わない限り確実に安全です。
それと、生物濃縮が~という可能性ですが、トリチウムは生物濃縮されませんので、心配ご無用です。
少し前の発表に依ると、汚染水に含まれるトリチウムは、ベクレル換算で総量 900 兆ベクレルだそうです。
“兆”とか言われると吃驚しますが、フランスの核燃料再処理施設は、1年間に1京ベクレル以上を放出し続けている上、これは安全な値とされています。
(日本の六ヶ所村の再処理工場も、稼働すれば1京ベクレル近く毎年放出します。)
ついでに言えば、海洋放出に反対している(していた)韓国や中国の原発も、一か所当たり年間数百兆ベクレルを冷却排水等の形で放出していますが、これも安全な値とされています。
当然、日本の原発も、それだけ毎年放出し続けています。今現在もです。
ですので、“兆”とか使ってしまっていますが、他と比較して、総量がとびぬけて多い、ということはありません。
(このぐらいの数字を表すのに丁度良いのが、テラです。1テラベクレル=1兆ベクレルですからね。むしろ、多く見せる為に敢えてテラベクレルを使っていないのかもしれません。)
海に放出すると薄まるわけですけれども、現在の容積を知っておきたいところですね。
※ めちゃくちゃ濃いなら、薄める先の海水の量だけ考えれば良いからです。
朝日新聞によれば、昨年(2020年) 7 月の時点で120万トンだそうです。まあ、ざっくり今、130万トンぐらいでしょうか。
簡単な容積計算ですが、 1km x 1km の海で、深さ 100 メートルだとすると、1億トンの海水があります。(本当は塩分があるのでもう少し重いですが、純水と仮定しましょう。)
(そんなに深くねぇよ!という方は、 2km x 2km x 25 メートルだと思ってください。同じ容積です。)
ここに130万トン放出しても、容積は1%弱しか増えないので、無視できますね。
900兆ベクレルのトリチウムが1億トンで薄められると、濃度は1トン当たり900万ベクレル。
水1トンというのは1000リットルですから、1リットル当たり9000ベクレルです。
大前提として示した WHO の飲料水基準は、1リットル当たり1万ベクレルです。
従って、仮に全く薄めずに全量排出したとしても、 1 km 沖合まで拡散する過程で、飲料水の基準以下まで薄まるわけです。
ゆえに、薄めて放出するなんていうのは無駄な手間を掛けているに過ぎません。
1km って結構沖合なんじゃ? という方の為に、福島第一原発の隣に 1km の四角形を描いたので、見てみてください。
原発周辺からちょっと離れれば 1km より遠いですよね。
尚、福島県は南北130キロあるので、福島県の沿岸で飲料水基準ぐらいのトリチウムが一時的に含まれうるエリアは、1%に過ぎないわけです。
この領域を泳いで来て、身体の中の水分が全部汚染水に置換された、汚染魚ができたとしても、それだけを一生食べ続けても安全なわけです。
ということで、簡単な素人の机上計算でも、安全だと分かるわけです。
ついでに示しておくと、原発の下水(排水)には勿論、排出基準があって、トリチウムなら、1リットル当たり6万ベクレルです。
汚染水は、900兆ベクレルで130万トンですから、凡そ1リットル当たり70万ベクレル。
12倍ほどに薄めれば、原発の平常時の排出基準に等しくなって、垂れ流してもよい計算になります。
全く薄めずに流すのはちょっと、というのであれば、12倍ほどに薄めることで、定められた排出基準をクリアできることになります。
国内の飲料水基準より下げてから排出なんていうのは、無駄な手間でしかないですね。
以上。
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