麻薬密売容疑で指名手配されていたチャールズ・ロベルト・デゼロ(三三)がパラナ州で身柄を拘束され、三日、聖州政府の特別機でサンパウロに移送された。
同容疑者は国内有数の麻薬取扱い元締めで、サン・ロッケ、イタペセリカ・ダ・セーラに拠点を持ち、聖市を中心に、毎月五百キロにものぼる大麻を密売していたとされる。
PR州保安局によると、デゼロは過去一年ほどクリチーバ市内の高級マンションに居住。コロンビアやボリビアのアジトと連絡を取りながら、月に一度、サンパウロやリオへ赴いて、グループの陣頭指揮を取っていた。
PR州警は、デゼロ宅からランド・ローバーなどの高級車三台と、オートバイなど総額R$六十万分を押収した。同時に、SP州麻薬特別捜査警察が一味の身柄を拘束し、連係プレーで組織を一網打尽にした。