巨人ゴンザレス禁止薬物使用で解雇(日刊スポーツ) - goo ニュース
不可解な二軍落ちはつまりこういう意味だったのか、と納得する。
結論から申し上げるなら、早急に執るべきだった手段は、行動を共にしていた読売の全選手に対する検査である。一時期、ファーム落ちも経験していたので、二軍の選手にも調査対象とすべきである。面談なんて生ぬるすぎる。
なにも私は「読売憎し」で書いているのではない。
薬物使用は未成年の喫煙と似ている。いくら周囲が目を光らせても、当人が隠れてコソコソやると判らないものである。そしてまた、喫煙の輪は水面下でジワリと広がっていくものなのである。
未成年の喫煙は「若かりし日の戯れ」で片付くことだが、これが麻薬となるとそうはいかない。薬物使用は野球協約上、重大な違法である。そのため球団は、管理下にある選手を薬物から遠ざけるよう、常に努力する必要がある。今回のように厳罰(解雇処分)を下したからといって、それで済む話ではない。
プロ・アマに限らず、スポーツは実力の世界である。勝負の世界という極限状態に置かれた選手の耳に、悪魔は常にささやく。そして、全選手が、悪魔にNOを突きつけるとは限らない。個々人の性善説に委ねるのは限界があるのだ。
だから協会組織であるNPB、ならびに球団は、球界という枠組みを守るため、薬物に関し厳正に選手管理する責任がある。現状としては出場停止、もしくは永久追放などの罰則で対処しているが、手を染めた後の罰則を強化しても、悪魔のささやきに靡く選手は必ず生まれるのである。やはり手を染めさせない方策を講じなければならない。
そのためには検査態勢の増強が必須であると私は考える。現在の「毎試合後にベンチ入りメンバーから2人を抽出し検査」するのではなく、「週1回程度、二軍を含めた支配下登録選手全員を検査」するくらいのことはやるべきだ。(現状、尿検査のみで血液検査は行っていないんだから、手間と費用はそうかからないと思われる)
そしてまた、今回のようにクロが見つかった場合は波状的な薬物使用拡散を防止するために、即刻、球団支配下の全選手に緊急検査を課すべき、と提起したい。学生のタバコ理論と同様、汚染の波は広がっている可能性を考慮するのは当然のことだ。
さらに、今回は枠を超えて外国人ラインも推理する必要があるので、12球団全選手の検査も行うべきではないかと思われる。
ゴンザレス以外の選手はシロであることを証明できなければ、この先ずっと読売球団という器が、そしてNPBという器全体が灰色の視線を浴びせられ続けることにもなるのだ。
事なかれ主義を尊しとするNPBはこれ以上騒ぎを大きくしたくないのだろう。(=万が一、読売選手に共犯者が居た場合、読売ブランドが失墜することを恐れている)
しかし、重要なのは「クロ探し」ではなく「シロの証明」なのだ。それが野球ファンの真に求めているもののはずではないか。いまこそNPBは球団ではなくファンの声に応えるべきである。
不可解な二軍落ちはつまりこういう意味だったのか、と納得する。
結論から申し上げるなら、早急に執るべきだった手段は、行動を共にしていた読売の全選手に対する検査である。一時期、ファーム落ちも経験していたので、二軍の選手にも調査対象とすべきである。面談なんて生ぬるすぎる。
なにも私は「読売憎し」で書いているのではない。
薬物使用は未成年の喫煙と似ている。いくら周囲が目を光らせても、当人が隠れてコソコソやると判らないものである。そしてまた、喫煙の輪は水面下でジワリと広がっていくものなのである。
未成年の喫煙は「若かりし日の戯れ」で片付くことだが、これが麻薬となるとそうはいかない。薬物使用は野球協約上、重大な違法である。そのため球団は、管理下にある選手を薬物から遠ざけるよう、常に努力する必要がある。今回のように厳罰(解雇処分)を下したからといって、それで済む話ではない。
プロ・アマに限らず、スポーツは実力の世界である。勝負の世界という極限状態に置かれた選手の耳に、悪魔は常にささやく。そして、全選手が、悪魔にNOを突きつけるとは限らない。個々人の性善説に委ねるのは限界があるのだ。
だから協会組織であるNPB、ならびに球団は、球界という枠組みを守るため、薬物に関し厳正に選手管理する責任がある。現状としては出場停止、もしくは永久追放などの罰則で対処しているが、手を染めた後の罰則を強化しても、悪魔のささやきに靡く選手は必ず生まれるのである。やはり手を染めさせない方策を講じなければならない。
そのためには検査態勢の増強が必須であると私は考える。現在の「毎試合後にベンチ入りメンバーから2人を抽出し検査」するのではなく、「週1回程度、二軍を含めた支配下登録選手全員を検査」するくらいのことはやるべきだ。(現状、尿検査のみで血液検査は行っていないんだから、手間と費用はそうかからないと思われる)
そしてまた、今回のようにクロが見つかった場合は波状的な薬物使用拡散を防止するために、即刻、球団支配下の全選手に緊急検査を課すべき、と提起したい。学生のタバコ理論と同様、汚染の波は広がっている可能性を考慮するのは当然のことだ。
さらに、今回は枠を超えて外国人ラインも推理する必要があるので、12球団全選手の検査も行うべきではないかと思われる。
ゴンザレス以外の選手はシロであることを証明できなければ、この先ずっと読売球団という器が、そしてNPBという器全体が灰色の視線を浴びせられ続けることにもなるのだ。
事なかれ主義を尊しとするNPBはこれ以上騒ぎを大きくしたくないのだろう。(=万が一、読売選手に共犯者が居た場合、読売ブランドが失墜することを恐れている)
しかし、重要なのは「クロ探し」ではなく「シロの証明」なのだ。それが野球ファンの真に求めているもののはずではないか。いまこそNPBは球団ではなくファンの声に応えるべきである。