むなむなの、ただの日記

素人カメラマンの写真日記です。福岡の街角をの風景を中心にご紹介します。

笑う警官 : 佐々木譲

2008-06-30 02:19:02 | 
北海道警で実際にあった事件を題材(プロット)にした警察小説

序盤は物語の進み方がつかみずらかったが、中盤からはテンポよく流れ、あっという間に読み切ってしまった。

主役の刑事の指揮ぶりには、感心してしまう。短時間でここまで深く考えられるようなリーダーになりたいものだ。

映画化されるそうだが、配役がはまれば、面白い映画になりそうだ。

難を言えば、殺人の動機がちょっと安易すぎる。このため、少ししまらない結末になってしまっている。

次回作に期待したい。



看守眼 : 横山秀夫

2008-06-29 09:26:32 | 
もうすぐ「クライマーズハイ」が公開される横山秀夫の短編集

表題作に加え、「自伝」、「口癖」、「午前五時の侵入者」、「静かな家」、「秘書課の男」の計6編が収められている。

どの作品も、予想が難しい結末にきちんと持っていくところは、流石といったところか。

中には苦しい結末もあり、読後感が爽快ではないところも、ひとつの味である。



右手に○○、左手に○○

2008-06-24 22:48:11 | 雑感
右手にロジック、左手に仮説、胸に信念、心は浪花節、そして執念の粘り腰
(ヤハマ発動機社長・梶川隆)

送別会で、支店長がリーダーとしての心得として引用していた。リーダーだけでなく、仕事の心得としても使える。

「心は浪花節」というあたりが日本的かと思ったが、マーシャルは「Cool Head,but Warm Heart」と、「暖かい心で」と言っており同じ感覚なのかもしれない。

右手、左手が他にもあるかと調べてみたら、

渋沢栄一:右手に算盤、左手に論語
 儲けるだけでなく、こころざしも重要という意味

茂木健一郎:左手に感性、右手にロジック
 新しいものを創りだすには、感性が必要
 身体からの神経は脳に入る時交差するのでこれで良いとのことです。

他にもいろいろあるようです。