「あら～まあちゃんどうしたの～」
「おかあさん～今暇かな・・・お願いがあるんだけどさ」
「それがね～又転んでしまって痛いのよね」
「おれさ～大事な契約書と契約金が入ったかばんをタクシーに忘れてしまって
困っているんだ・・・おかあさん取りにいってくれる？？？」
「え～～～それでどこまで取りに行くの～電話場号教えて～」
「・・・・・・・・・・」ちょっと沈黙
「熊谷で遠いからいいよ・・・それに本人でないとダメなんだって」
「え～～～母親でもだめなの・・・・・・」
「1時までに金が必要なんだよ・・・上司が銀行からおろしてくれるんだけど
95万たりなくって・・・契約が出来なければおれ会社首になるよ・・・・」
「95万で良いのね～すぐおろして振込んであげるから番号おしえて～
どこの銀行へ振込めば良いの？？？」
「・・・・・・・・・・・・」又沈黙・・・・・
「おかあさん～わるいね
じゃ～銀行でおろせたら電話してね
090－〇〇〇ー〇〇〇〇」
「分かったわ～すぐ行ってくるわ～～～
C= C= C= C=┌(;・へ・)┘」
銀行は混んでいて中々降ろせないのでいらいらしていて
ふと次男の言葉が「俺おれ詐欺みたいだね・・・・」
まあちゃんへメールでもしてみよう
「タクシーにかばんを忘れて困っているんだって～～～」
「おかあさん～意味が分からないんだけど・・・・・・」
すぐ息子から電話がかかってきて
「どうしたの～～～」
「それがね～まあちゃんの声にそっくりな人から電話があってね
Σ(￣□￣;)・・・・・・だまされてた」
次男の一言に感謝しなければ・・・・・・・
よく考えて見るとまあちゃんは営業ではありませんでした・・・・・
