剛床(ごうしょう)とは、建築構造物における床のうち、
風荷重・地震荷重などの水平荷重(横からの力)に対して、
無限の剛性と耐力を持ち、絶対に水平方向に変形することのない床のことを指します。
鉄筋コンクリート製の床・剛床は、理論上存在する床であり、
現実的には存在しません。
しかし、鉄筋コンクリート製の床は限りなく剛床に近いことから、
構造計算においては剛床として扱うことが多いようです。
近年、木造建物の耐震性を求められることから、
床下地材として構造用合板を直接釘で打ち付け、極力剛床に近くする工法が普及しています。
床倍率何倍以上を剛床として扱ってよいかの規定はありませんが、現実的には、以下に示す床を剛床として
扱うことが多いようです。
①厚さ12mmの構造用合板を、梁および根太のすべてに、N50釘を用いて、外周部・中間部ともに
150mm間隔で直接打ち付けた床。この場合、根太は落とし根太とし、梁天端と高さを揃えること、
根太の間隔は340mm以下とすること。また、釘の種類と間隔を守り、
釘頭が構造用合板にめり込まないようにすること。なお、柱や間柱に干渉する部分は、
構造用合板を欠き込み、その付近の釘を増し打ちする。
(住宅の品質確保の促進等に関する法律で定められた床倍率2.0倍)
②厚さ24mm~28mmの厚物構造用合板を、梁のすべてに、N75釘を用いて、外周部・中間部ともに
150mm間隔で直接打ち付けた床。この場合根太は必要ない。梁の間隔は縦横とも910mmとすること。
釘の種類と間隔を守り、釘頭が構造用合板にめり込まないようにすること。
なお、柱や間柱に干渉する部分は、構造用合板を欠き込み、その付近の釘を増し打ちする。
(住宅の品質確保の促進等に関する法律で定められた床倍率3.0倍)
となっています。
但し①の場合は施工性が非常に悪いので、通常は②の厚物構造用合板を使った工法が普及しています。

ピュアハウスでも一部(2階部分)の建物に採用していますが、
まだまだ標準ではありません。

今後の課題となってくると思います。

■写真は注文住宅での剛床工法です。
風荷重・地震荷重などの水平荷重(横からの力)に対して、
無限の剛性と耐力を持ち、絶対に水平方向に変形することのない床のことを指します。
鉄筋コンクリート製の床・剛床は、理論上存在する床であり、
現実的には存在しません。
しかし、鉄筋コンクリート製の床は限りなく剛床に近いことから、
構造計算においては剛床として扱うことが多いようです。
近年、木造建物の耐震性を求められることから、
床下地材として構造用合板を直接釘で打ち付け、極力剛床に近くする工法が普及しています。
床倍率何倍以上を剛床として扱ってよいかの規定はありませんが、現実的には、以下に示す床を剛床として
扱うことが多いようです。
①厚さ12mmの構造用合板を、梁および根太のすべてに、N50釘を用いて、外周部・中間部ともに
150mm間隔で直接打ち付けた床。この場合、根太は落とし根太とし、梁天端と高さを揃えること、
根太の間隔は340mm以下とすること。また、釘の種類と間隔を守り、
釘頭が構造用合板にめり込まないようにすること。なお、柱や間柱に干渉する部分は、
構造用合板を欠き込み、その付近の釘を増し打ちする。
(住宅の品質確保の促進等に関する法律で定められた床倍率2.0倍)
②厚さ24mm~28mmの厚物構造用合板を、梁のすべてに、N75釘を用いて、外周部・中間部ともに
150mm間隔で直接打ち付けた床。この場合根太は必要ない。梁の間隔は縦横とも910mmとすること。
釘の種類と間隔を守り、釘頭が構造用合板にめり込まないようにすること。
なお、柱や間柱に干渉する部分は、構造用合板を欠き込み、その付近の釘を増し打ちする。
(住宅の品質確保の促進等に関する法律で定められた床倍率3.0倍)
となっています。
但し①の場合は施工性が非常に悪いので、通常は②の厚物構造用合板を使った工法が普及しています。

ピュアハウスでも一部(2階部分)の建物に採用していますが、
まだまだ標準ではありません。

今後の課題となってくると思います。

■写真は注文住宅での剛床工法です。