高校生の時、社会科の選択科目は世界史でした
後に仕方なく日本文学専攻の大学へ進学した時には
しまった!と思ったけど
音楽の勉強には必要なので今ては助かってます
フルートのレッスンの時に
なるべく世界史で教わったエピソードも話すようにしています
フルートを習いにくる生徒さんのほとんどは
将来、フルートの仕事につくわけではないので
どんな大学や仕事に進んでも
フルートと関わりのある文化や歴史のことを知ってもらうことが目的です。
フルートをやってたからこそ、知ってる知識や常識かたれば、良いと思います
初級のテキストで出てくる「鐘のモチーフ」が使われてる曲があります。
でも、日本で鐘のモチーフと言ってもなかなか想像は難しいし、情景が浮かばないと音を伸ばすのか?切るのか?抜くのか?
迷います
ヨーロッパの都市や村には教会の鐘があって、日本人より鐘の音に馴染んでいます。
その鐘って、どんな響きがする?とか、何のために使われていたのか?など、分かるとフルート吹く時にも吹き方が変わってきます。
テキストがもう少し進むと、
三拍子のメヌエットやワルツが出てきます
同じ三拍子の舞曲ですが
メヌエットとワルツでは、踊っていたであろう人の身分や場所や時代が違う。
誰が何のめに踊っていたのか?
どんな時代に?どんな所で?どんな服を着て踊っていた?
で拍子の取り方やテンポが異なります。
そして、
高校の世界史に出てくる
フルートおたくだったフリードリヒ2世の話
ルイ14世はバレエおたくだしたが、
フリードリヒ2世は音楽おたく
有田先生から仕入れたリュリが指揮棒で自分の足を刺してしまい、化膿して死んだお話は面白いのでよくしています♪
あと趣味レベルの高校生でよく演奏するのが
ノブロのメロディ。
この曲に出てくる20世紀初頭のフランスの風景や時代背景など
(個人的にはこの時代に開通した鉄道のモチーフの話はよくします馬車の時代から鉄道の時代へ。音楽の中からそれがのぞき見ることができますね)
話のストックは
自分の高校生時代に世界史の先生から聞いたエピソードがほとんどで
あとはフルート勉強して仕入れた知識
自分も目を輝かせて聞いていたので
そうあったことをなるべく話すようなしてます。
自分の高校の世界史の先生は
授業中、こういったエピソードを集めたような授業ばかりされてました
2コマの授業中、3、40枚程度の写真が何時も回ってきて
先生の話を聞きながら写真をひたすら暗記していく(絵画とか建物とか風景とかの写真です)
そんな楽しかった記憶があるから
将来、生徒さんがフルートをやめてしまっても
フルートを習っていてよかった!
と思えるように。
何かにいつか役にたつことがあるように
自分も世界史の授業は今でもよく覚えていて
役にたってるので
そうなるといいな、と思ってます
母校の片山先生には感謝!!
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