☆SABOR Y RITMO☆

キューバ・ダンス・子育て・スペイン語などなど・・・についてかおりが思うこと

行ってもうた

2005年12月19日 | Weblog
E様、キューバへと旅立ってしまった。無事に着いたのかしら・・・(電話しろ)
愛する家族や友人の腕に迎えられたかしら。
日本に行ったら億万長者になって帰ってくると思ってるぱーちくりんのクバーノたちにたかられてるのかしら。
ああ・・・・・寂しい。不安。心細い。

E様がいない間に家中を整理整頓して、お掃除をして、おいしいものも食べて、元気に過ごそうと思っていたけど、人間の心というものは思うようにコントロールできなくて。
飛行場から帰ってきて途方にくれている私においうちをかけるように、キューバ大使館(天敵)から電話がかかってくる。
招待状の発送はこれかららしい。
E様より先にキューバに着くと思ってたのに。

国際結婚って大変だ。
こういうこともあるから、親とかは反対したりするんだな。
でも仕方ない。
タイちゃんがキューバ人と結婚したいと言ったらとりあえず反対しよ。
それでも結婚したいって暴れたらほっといて頑張らせよう。
だってその分夫婦の絆は固くなるから・・・

私は悲劇のヒロインじゃないぞ
E様がいない間のレッスンはE様より厳しい先生になって頑張っています!!

こんなん聞けます

2005年12月05日 | Weblog
らでぃおまるてぃって知ってる? radiomarti.
マイアミからキューバ向けに発信されてる、キューバ人を海に飛び込ませるためのラジオ。
インターネットでも聞けるの。
CNNみたいに世界で起きているニュースも発信してるけど、そのニュースとかプログラムの合間合間に、「アメリカ政府は、合法的な移民を支持します。アメリカ政府は、違法な移民に決して手を貸しません。」という感じのメッセージを何度も流し、キューバ人が「私たちは不自由な国にいてとっても不幸。アメリカは自由。アメリカに移住したい。移住したい。移住したくてたまらん」と思うように仕向ける、うさんくさいラジオ。
そしてメッセージとともに、どうやったら合法的にアメリカに移民できるかの説明もあります。
あまりにもしつこいのでほとんど暗記しそうです。
うちではスペイン語のニュースを聞くためによく流してるからね。

キューバではキューバ政府の電波妨害があって、あまりよく聞こえないの。
で、これを聞いてるのがCDR(comite de defensa de la revolucion=革命守る日本でいう5人組 隣近所見張られてます)にばれたら大変みたい。

これが「プロパガンダ」ってやつ?ラジオによる人々の感情操作?
偏った情報、アメリカよりの情報ばかり流す。
キューバにいる、文化教養レベルが低い人がこのラジオいつも聞いてたら、ほんとに自分は不幸で不自由な国いると思い込み、ボートでマイアミ目指して海に飛び込んじゃいますよ。

アメリカ政府が言ってることに矛盾してるとかおりが思うことがございます。
アメリカにはこういう法律がある。
キューバ人がキューバから海を渡ってきて、アメリカの海岸警備隊(? みたいの)につかまらないでアメリカの海岸に到達できたらアメリカに住む権利あげる。
でも岸の1メートル前でアメリカの海岸警備隊(?)につかまったら、キューバに強制送還。

この法律ってキューバから海を渡ってこっちにおいで~と挑発してませんか?
もし合法的な移民を支持するのでしたら、こんな法律作りませんよね?
何千人もメキシコ湾でサメに食われて死んでるのですよ。または溺れ死んでるのですよ。

先日、親子が車を改造したボートでマイアミに向かったですよ。
ボートは転覆したですよ。
子供は死んだけど、両親はアメリカの海岸警備隊(?)に助けられたですよ。
本当だったら両親はキューバに送り返されるけど、子供が死んでかわいそうってことでアメリカに住む権利与えられたですよ。
子供が死んだことと引き換えにアメリカ住めて嬉しいですか?
そしてこの両親は、どんな気持ちで、愛する子供をボートへ乗せて海へ突撃したのでしょう?
私だったら乗せない、って私は日本で毎日3食食べてコーヒーを飲みながらパソコンに向かってるから言うのは簡単だけど・・・。

フィデオもぶっしゅもダメ男。
誰か意地も張らないで自分の国の利益だけしか考えないような人間じゃない人、大統領になってくれーーー。

問題のらでぃおまるてぃのアドレスはこちら。
左上のmartinoticia en vivo っていうところからラジオが聞けるよ。
スペイン語だけど興味ある方はどうぞ。スペイン語の勉強にもなるよ。キューバなまりですが。
一緒にアメリカへの合法的な移民のしかたを暗記しよう!!

http://www.martinoticias.com/

悲しみがとまらない(怒りも)

2005年12月04日 | Weblog
いつになったら私たち夫婦(めおと)に平穏な日々が訪れるのだろうか・・・
これも何もかもフィデオのせいです。
ずーっと触れたくなくて避けてきた話題ですが、E様キューバに「一時」帰国します。一時ね!!!
なんで帰るの?
そらあ、フィデオが「帰ってこなかったらもうキューバに入れてやんないよーだ」と言ってるからです。
というのは乱暴だけど、要するにキューバ側の手続きの関係で、とにかく、一度キューバに帰らないといけないの。
そうじゃないと、キューバ側にとって「許可なく違法に国外にいる国民」になってしまって、E様がキューバで享受できる国民としての権利、全て剥奪されてしまううえ、自由にキューバへ行くこともできなくなってしまいます。
そうです、キューバ人には、私たち日本人には憲法上保障されている「海外渡航の自由」が認められていないんです。
「明日からハワイ行こ」とかできなくて、「出国許可」なるものをゲットしないといけないんです。
そして手続きにながーーーい時間がかかるんですよ。

キューバ大使館にも、本当にいらいらさせられます。
具体的には書かないけど、「お前ら・・・何回もお金払わせるためにわざとやってんなコラ」と思うことが何度もあります。
正規の手続きで手数料や色々とお金がかかるのを払うのはいいんです。仕方ないです。払います。こういうのは決まりだから、大使館で働いてる人のせいじゃないもん。
でもですね。
「忘れてた」とかってありですか?
それがあなたの仕事じゃないんですか・・・・・? キューバ人だから仕方ないさーって笑い飛ばす元気もないんです。

少し前向きに考えると「E様、キューバで家族や友人に会えるしバケーションにもなるし、キューバの家族と年越しできるしよかったなあ」とも考えられるけど。そのように毎日努めて考えておりますが。

また、次にいつ会えるのかがわからないままの一時のお別れとなります。
こういうの、私、E様とnovios(恋人)または夫婦(めおと)になってから、もう何回目だろうか。
飛行場での先の見えないお別れ。
絶望的になるときもあります。
自分が見送られるときも、見送るときも、不安な気持ちはどっちも大きい。
しかも今回はべびーまでいるのです。
クリスマス&年末年始母子家庭。
こういうことがあるたび、「タイちゃんの国籍は絶対日本!!!!22歳になったら日本国籍!!」と繰り返し話し合います。
キューバ国籍になったら日本に自由に来ることもできなくなってしまいます。
たとえば、おばあちゃんに会いに日本に行きたいと思ったら、手続き、いーっぱいの書類を準備することから始めなくてはならなくなるんですよ。

いっときでも離れ離れになるのは寂しい。
でも、寂しいって悲しがってばかりもいられないので、「はあ~せーせーする~」とか言ってみたりもする。
とにかく、キューバ人と結婚したってことはこういうことなんだと受け止め、淡々と手続きをして、払うものは払って、自分の家族を守るため頑張らなきゃ。

今回は1月中旬の帰国を目指して暴れる予定!!!
E様、日本での手続きとタイちゃんのお世話は私に任せておいて!!!