星の上の馬鹿者

これは放浪記です。いろんなところに行っています。

与論島での物足りなさ

2022-09-14 23:01:01 | 日記

与論島での生活が始まって数日が経った。

こちらでの仕事は以前のハウステンボスで経験したのと同様、客室清掃である。使用されたペンションの部屋をチームで回っていき、元の状態に清掃する。ハウステンボスでしていた業務とほとんど変わらないものであった。

ただこちら与論島の清掃の方が、1部屋を仕上げるのにも丁寧で、ちょくちょく休憩をしたり、雑談が飛び交ったりと、かなりゆるい。島の雰囲気がそのまま業務に反映されているようだ。

同じ清掃を担当をしている人は、ほとんどが高齢の女性たちで、あまりハードな動きもできないみたいだ。

ハウステンボスでは、スピーディにそつなくこなしていくことが求められていた。その時の具合に比べると、かなり物足りない気がしてくる。これもまた慣れてくるのだろうか。とても優しい人たちに囲まれての仕事なのに、なぜかどこかしらモヤモヤする。

おそらく、なのだが、私はホームシックのような心境になってしまったようだ。与論島では穏やかビーチや、優しい人たち、静かな夜と、都会で生きている人からすれば何もかもが羨ましくなるような、そんな環境に私はいる。しかし、それが今の私の心に安寧をもたらしてくれるものとして必ずしも当てはまるわけではないようで、私は心のどこかに、寂しさを感じている。

ハウステンボスでの、ハードでありながらも賑やかで、気兼ねもしない住環境が恋しくなったのだろうか。それとも大阪でのシェアハウス生活を懐かしく思うか。はたまた帰りたくないと頑なに決めていた京都の実家に、一時的にでも避難をしたいのだろうか。わからない。

その答えも自ずとわかってくるのだろうか。しばらくは仕事に専念して、与論島の生活そのものに、専念したい。

 



コメントを投稿