星の上の馬鹿者

これは放浪記です。いろんなところに行っています。

ネズミが出た、そんな報告で目覚めた朝。

2021-11-28 18:39:59 | 日記

11月28日

 

日曜日、ということを言い訳にして、こうしたネットでの色々なやるべきこととかもそれほどにしておきたい、みたいな甘い考えも日曜日ならばまかり通りそうですがどうでしょうか。

私は現在、大阪のとあるシェアハウスに住んでいるのですが、朝、このハウスの一階のトイレにネズミが出たという報告を聞いていまいました。

一階のトイレは私の部屋のすぐそばにありまして、そこでネズミを見たといっていた同じ住人の大声ときたら、たまったものではありませんでした。

彼の悲鳴は部屋で寝ている私の耳に容易く届いてしまうほどの大声で、まるで私の夢の中で聞こえたものなのかと錯覚してしまうほどでした。

結局私が起きて確認する頃には、ネズミは逃げてしまったらしくて、お目にかかることができませんでした。

図らずもそんな感じで日曜日の朝を壊されてしまって、昨日の段階では午前中のうちにやるべきことを全部してしまおうとか考えていたのですが、ドアをノックされてリビングに出てしまった流れでみんなと話をする流れとなり、そして一緒にテレビを見たりして、何もせずに時間を見送ってしまいました。

まあそういう時間も大切なので、別に思い通りにならないことに憤りを感じることもありません。計画通りに行かないことなんて、日常茶飯事でしかなく、計画通りにいったことの方が少ないくらい、計画性のない自分なのですから。

1日は長く、24時間の間に想像していた通りに時を送れるなんて考えの方が傲慢な気すらもしてきます。

ましてや私はシェアハウスに住むということを選んでしまったわけですから、素性の知らない人たちと一緒に時を過ごしていく覚悟を決めたものだと、周りに対して形で証明してしまったわけです。

どんな人が住んでいるかも、どんな空気の空間かも定かでないままに暮らしていくことを決めたのです。

何故、人見知りの極限地にいる私がコミュニティを重視するシェアハウスに引っ越すことを決意できたのか、当時の記憶を掘り起こしても、いまいちピンとくることもなく、まあ当時勤めていた仕事を辞めた解放感の勢いのままで大阪に行こうと弾かれたのでしょう。半分は私自身の意思であり、もう半分は風の向くままだったのだと。

そんな私の大阪での暮らしも、もうすぐ一年を迎えようとしています。この一年間、本当に色んなことがあったと思うし、高齢者のように過去を振り返ってしんみりしたくもなるこの頃ですが、自分にとって、まだ未踏とされている世界を馬鹿みたいに走り回っていたい狂気も垣間見えるので、振り返りはまだ先の話になりそうではあります。