まねき猫舎

お葬式

先月からお葬式が続いています。
今までは無縁だった儀式ですが、
4年前の父の他界から親族やお知り合いの方と
参列する機会が増えました。
故人を悼みながら、私自身、
そういう年齢に近づいているんだな~と
実感しております。

さて、今回は、四十九日の意味について…。
私の実家は、儀式にはうるさく、
四十九日までの初七日、二七日、三七日…と、
四十九日にあたる七七日まで七日ごとに法要が行われます。
今時と思って参列していると、
御住職が「四十九日までの七日ごとに意味があるんですよ」と
お話しされました。
この世を去ってから
初七日目…書類審査、生前の行状が裁かれる。
二七日目…三途の川を渡るところで裁かれる。死出の旅路の難所。
三七日目…生前の邪淫の罪が裁かれる。
四七日目…秤を持って生前の罪の重さが決められる。
五七日目…水晶の鎧に生前の行状が映し出される。
六七日目…五官王の秤と閻魔王の鏡で再吟味する。
七七日目…最後の審判かくだされ、行き先が決まる。
と、毎週、閻魔様の部下に審判を下されるそうです。
その審判が少しでも良くなるようにと、
昔の人達は、七日ごとに親族が集まり浄土への途を祈願したそうです。

何気ない四十九日ですが、意味を知ると感慨深い物があります。
また、残された人にとっての四十九日とは
『無事、あの世での生活が決まりましたので、
皆さん、もぅ悲しまないで下さい』というメッセージでもあるのだそうです。

今まで親しくしていただいた方の死は悲しいですが、
この世でのお勤めが無事終了され、
より貴い人として生まれ変わる修行に旅立たれたと思えば、
少しは悲しみも和らいできます…。
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