
しとしと降る雨の芒種。
芒種とは麦や稲の種まきの季節に入り、この頃から雨空になりますよという二十四節気の一つです。
南阿蘇に来て感じたのは、二十四節気にあわせてゆっくりと季節が流れていること。
そんな芒種の今日は、もぅ一つ大事な日です。
今日は、お稽古始めの日です。
昔から6歳の6月6日にお稽古事を始めると良いと言われています。
その由来は世阿弥までさかのぼります。
世阿弥が記した風姿花伝には、基本だけ教えて子どもが好きなようにやらせ、その子の良いところを見出して伸ばしてゆくと書かれています。
また、6歳とは、1歳2歳…と指を折って数えてゆくと6歳は小指が立つことから、子が立つ・自立するという意味があるとか。
因みに、お稽古とは、古(いにしえ)を稽(かんがえる)という事で、昔の事柄を資料などを読んで調べ学び、今何をすべきか考えるという意味があります。
今日は晴耕雨読で、6歳の6月6日をとうに過ぎた人も、古の人たちの書物に触れて今何をすべきか考えてみるのも良いですね。
6月6日・今日の暦
芒種。ゆったりと流れる運気です。ちょっと一休みして体力気力の回復をしましょう。と同時に、緩めた感覚で、今後の方向性などを考えましょう。
では、皆様、素敵な一日をお過ごしください^^