旅行の日程を決めてから気象情報をよく見ました。予報によるとその週は雨ということでしたが、結局雨は降らず、曇りがちで過ごしやすかったです。
朝早いのは苦手なので、昼過ぎの新幹線にしました。久し振りの新幹線はこんなに狭かったかなという印象でしたが、足が伸ばせるのだから前後は広くなったのですね。
新山口駅在来線側の駐車場で待ち合わせです。改札口からの通路はオシャレでした。両端は緑に飾られ、消防設備はスケルトンで、巻かれたホースも周囲になじんでいます。エスカレーターを降りたら正面にバス停がいやでも目につきます。結構好きです。
人が少ないせいか、ゆったりとした空間でした。
チェックインまで時間があるので、大内塗りの体験を予約していてくれました。小学生が体験学習をしているとローカルニュースで見たばかりだったので、興味津々でした。
お箸に漆を塗って金箔を張り付ける作業です。指導してくださる方が親切で、手取り足取りで教えてくださいます。ここぞとばかり金箔を貼りまくり、ちょっと下品かしらと思うくらい金ぴかにしました。乾燥に三週間かかるということで、出来上がりが楽しみです。最後に漆が手についていないかチェックしてもらいました。手をみながら、これはシミかホクロかとお互い笑いながら終わりました。
宿に行く前に瑠璃光寺に行きました。五重塔は工事中です。
境内はとっても広く、あちらこちらに見所はあるようです。閻魔様にもお会いしました。手に持たれた鏡はきれいで、バッチリ顔を映されました。
山口県旧県庁舎に案内してくれました。
古い建物が残っており、案内してくれなければ知ることもなかったでしょう。歴史資料などが展示してありましたが、興味があったのは部屋の照明です。ギシギシなる廊下を歩きながら巡りました。
階段にかかる照明です。
階段横の壁の装飾も独特です。
宿にはフロントらしきものはなく、ゆったりとしたロビーでお茶の接待のあと部屋へ通されました。床の間には出迎えの花。
中庭はしっとりとして静かです。
食事まで時間があるので庭を散策しました。
国登録記念物(名勝地関係)の庭園で、池泉庭園、露地(茶庭)、枯山水と巧みに配置されていると説明文にあります。詳しくはありませんが静かに過ごせることは確かです。
可愛い椅子があったので少し休憩しました。
食事後はお風呂に入るだけ。源泉かけ流しの硫黄の匂いがするこれぞ温泉と、豊富なお湯にゆったりとつかりました。
朝もお湯につかり、ゆっくりとチェックアウトしました。
秋吉台を靄の中ドライブし、草の香りを満喫しました。途中道の駅みとうに寄り、お土産を調達。
お湯を入れてフリフリするとこうなりました。
乾燥野菜の味はしましたが、おつまみにはちょうどいいかも。
あわせてゴボウせんべいを買いました。薄焼きでゴボウの味がしっかりして、ついつい手が伸び、アッという間に食べてしまいました。機会があったらまた買いたいほどです。
道の駅のそばに小さいスーパーがあり、農産物を売っていました。安値につられてとんがりキャベツとミニトマトを買ってしまい、これでは買い出しだと笑ってしまいました。
昼食はどこで食べようかと相談するも思いつきません。結局新山口駅で食べることにしました。
丁度いい時間の新幹線があったので、そのまま帰ることに。久し振りの旅行はこれくらいゆっくりしたほうが楽でした。
家に着くまで雨にも降られず、いい旅行でした。