<戦後の知的世界をながめてみる。吉本隆明、山本七平、小室直樹といった人びとは、本質的で普遍的な仕事をしている。いっぽう、大御所と仰ぎみられている丸山眞男、小林秀雄は、普遍的なみかけなのに...
橋爪大三郎氏の『小林秀雄の悲哀』を読んだ。刊行された当初は、出版元の講談社のサイトに...