Excuse me.

「すいませーん、○○の電気屋ですけど市の水道課の依頼でやってきました」

今日はこの台詞を10数回言って作業してきました。

何をしてきたかと言うと・・・水道メーターの取替えをしてきたんですね。
約10年で経年劣化し、正確な量が量れなくなるらしく、定期的に交換する必要があるんだそうです。

今回、我が社が請け負ったのは同じ町内でも東のほう。
なので、我が社の名前はあんまり通ってない地区。

まず第一声で“電気屋です”って言うときょとーんとされます・・・。
市からの要請でって言うとなんとなく理解してくれる。
ただ市から何の連絡も入っていない家庭もあり、不安な表情をする人(若い人)もいます。
そのため、必死で怪しくないことをアピール。
とにかく、色んなことを矢継ぎ早に話す。
まくし立てて話したから伝わったかどうか不安なときも・・・。
しかし、伝わる伝わらないに関わらず、作業さえやらせてもらえばこっちのもの。

水道を止め、手早くメーターを取り替える。
簡単に取り替えられるものであればメーターとパッキン×2を10分ぐらいで取替え
写真を撮って、作業終了の紙を家の人に(不在の場合はポストに投函)渡し、次のお宅へ。

簡単じゃないものは、30分から1時間格闘する・・・。
当然1回外すとはめるまでは絶対にその場を離れられない。
なぜならその家のライフラインを断っているから。

何が難しいって、メーターとパッキン×2を入れるスペースがないとか
メーター箱が小さくて手が入らないなどの理由で作業が難航する。
しかも、多少配管に残っている水が出てくるから手はふやかり、むくむから余計に作業がしづらくなる。
さらには蚊もやってきて耳元で耳障りな羽音をたてやがる。
キーっとなりながらも何とか取替えてライフライン復旧、一息つく。

なんか指先が痛いなあってみると、指先ががすこしだけえぐれている。
ええっ!?いつの間に？
よくみると両手のあちこち傷が・・・。
そりゃ両手がかろうじて入るスペースでふやけてるからなおのことやわな。

雷も鳴ってきたし夕立になりそうやからきりのいいところで終了。
回った数は16軒、前回丸一日で18軒、あわせて34軒。
今回の取替えなければならない数はというと・・・211軒・・・約7倍・・・。

が、頑張ります・・・。