野次猫ゆきちゃんの日記

野次馬な猫のゆきちゃんが日記風に語る物語や
日常のよもやま話などなど^_^

宇壷家の下宿人、天野ヒメコさん。第4話

2023-05-31 11:55:00 | 日記風、猫物語。ファンタジー猫物語、空想猫物語
 みっちゃんのお宅はとても広いのよ。
下宿をされている方が8人もいらっしゃるの。
今日はね、南側のお部屋にお住まいのヒメコさんが私をお部屋に招いてくださってね、私ヒメコさんとご一緒に日向ぼっこをしたのよー。
ヒメコさん、私にたくさん話しかけてくださって、
とても楽しかったのよ!そしてね、どんなお話をしたかと言うとね、ふふふふふ。
それが本当に面白いし、なんだが聞いた事ないような不思議な事をおっしゃるのよ。
あーもったいぶってしまうわ〜。
だってね、ご自分が計算が苦手な事を前世の影響だっておっしゃるのよー???
昔々も大昔、ヒメコさんは印度の神様の奥さまだったらしいんだけど、悪魔に見初められてしまってね南印度のジャングルに連れ去られてしまったらしいのよ。
それから12年くらい?囚われの身だったそうよ。
そしてね、来る日も来る日も王様が助けに来てくださるのを待っていたんですって。でもいつしか待ち侘び疲れてしまって、それ以来、月日や時間の感覚がなくなってしまってか?今も計算がお出来にならないらしいの。
ヒメコさん、こんなことも言ってたわ。『私ね、ゆきちゃん。だから人生の計算も出来ないダメ大人なのよー。だけど、私もゆきちゃんと同じで、みっちゃんにお助けいただいて救われたのよ。ゆきちゃん、私たちしあわせものよね』うんうん(涙)。
私も捨てられた時ね、頭も心もポツンとした感覚だったわ。
時間が止まって、体がカチンとしてきてね、冷たい風だけが吹いてるの。少しだけど、ゆきにも理解できるわ。ヒメコさんもお辛かったのね。(涙)
そうそう、それにね。ヒメコさんたらね、お可愛らしいのよ!お辛いことがあった日には、お花畑で昼寝をしているムーミンのお腹に顔を埋めてね、『ムーミン!聞いて〜』と言っては度々、お昼寝のお邪魔をしに行ってたらしいのよーほんと凄すぎるわ❣️野次猫ゆきもお手上げよ〜素敵だわ。
私もぜひお昼寝しいるムーミンさんを起こしてみたいわ。そしたらね、ムーミンさんが目をこすりながら起きてくださってね。『ゆきちゃん、一体どうしたんだ〜い?』って、わたしも言っていただきたーい!
もーワクワクしちゃう^ - ^🙈
今度、ヒメコさんに行き方教えていただこうかしら。
でもやっぱり私にはチャトさんがいいわ❣️