内灘町は日本海に面した町です。
砂浜の海岸線が続き、大正時代には粟ケ崎遊園と
言うリゾートが出来たり、戦後は米軍との
内灘闘争が有ったり
五木寛之が内灘夫人を描いたり
今はサーファーがいたりカイトの大会が
あったり、近くにドックカフェがあったり
そして井上靖の碑があり、除幕式には夫人と
出席されています。
内灘の海は特別なところ
四高時代ここで冬の海それも夜の冬の海を
見ているなんて少々驚きでした。
「雪が降ると海は大きいインキ壺になる」
「大きく青い日本海。もうどこにも波
打際はない」
あれ?冬の夜の海なんてどこにも書いてない!
海
井上靖
ある壮大なものが傾いていた、と
海を歌った詩人があった。その言
い方を借りれば、波打際はある壮大
なるものの重い裳だ。
海は一枚の大きな紺の布だと歌っ
た詩人もある。さしずめ波打際は、
それを縁どる白いレースということ
になる。
しかし、私が一番好きなのは、雪が
降ると海は大きいインキ壺になる、
と歌った詩人だ。分厚く白い琺瑯質
の容器の中に青い海があるだけだ。
大きく青い日本海。もうどこにも波
打際はない。
めいぷるにお付き合いして貰いました。
日本海美し
内灘の砂丘美し
波の音聞きて
生きる人の心美し
井上靖
手前は河北潟放水路
お休みなさい
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