1979年このデビュー作が出た村上春樹は30才
私は20才だった。
多分この頃、吉行淳之介は芥川賞の選考委員だ。
しっかりと可能性を見抜いていたのだ!!
帯分抜粋
「この新人の作品は近来の収穫である。乾いた軽快の感じの底に、内面に向ける眼があり、主人公はそういう眼をすぐに外に向けてノンシャランな態度を取ってみせる。そこのところを厭味にならずに伝えているのは、したたかな芸である。しかし、ただ芸だけではなく、そこには作者の芯のある人間性も加わってきているようにおもえる。そこを私は評価する。」
ノンシャラン
(nonchalant)無頓着なさま、なげやりな
ノーベル賞の季節になって来た。
いつもとは違う季節になればと思うようになる。