
『ジョージ・A・ロメロ』の最新作。
ネタバレしない程度に率直な感想でも。
……これぞ、ロメロの真骨頂!
ロメロ節が見事に炸裂!!
やっぱりこうじゃなくちゃ!!!
いつもだが全体的に人間社会への風刺・問題提起をオーディエンスに投げかけ、
怖がらせる以前に人類に対し脅威な存在(ゾンビ等)が
現れたら今の社会のシステムはどうなのか?
機能するのか?という事を考えさせる。
深い。
あと全編、常に悲壮感が漂い
ハッピーエンドでもバッドエンドとも言えない
なんとも後味の悪い、
シコリの残る結末。
これ。これぞ醍醐味。
ロメロの作品はどちらともとれる終わりかたしないと。
『Night of~』から続く伝統的な基本設定を
忠実に守りつつ。
新しいゾンビの倒し方もありつつ。
一番の見所は中盤に出てくるお爺ちゃん。
サミュエル爺ちゃんに注目!!
本作のMVPだと思う(笑)。
今までのゾンビ映画に出て来ないキャラ。
お爺ちゃんだけどニュータイプだよ、彼は(笑)。
あっという間の上映でした。
自分が慣れすぎなのか怖くなかった(笑)。