風に似てる

広がる意識の中で世界が内側に入ってくる

あの日見た景色は頭では理解出来なくても魂が知ってる

あなたが居なくなれば世界も消える

それでも世界は回り続ける

あなたは全体で

そして全体の一部

二極性の境界が消えてなくなる

それは風に似てる

それは星に似てる

あなたは型の違う私で

私は色の違うあなた

虹だった頃

思い出す

一つだった頃を思い出す

風だった頃を思い出す

雲だった頃を思い出す

光だった頃を思い出す

虹だった頃を思い出す

全てだった頃を思い出す

ただ海になる

あんなに広い内なる宇宙の中で

どこまで行っても辿りつけない空間と

どっちが上か下かもわからない世界の中で

ただ海になる

ただ空になる

そこに在るだけでなんだか安らぎ

ここに在るだけでなんだか満たされる

ただ風になる

ただそこに在る

探しもの

何処を探しても見つからない

いつまで求めても辿りつけない

その通り

探しものはあなた

あなた自身が探してるもの

そのもの

忘れてしまったのだろうか？

なんだかとても悲しかった

あなたは忘れてしまったのだろうか？

星降る夜の下でかわした約束

また会おうって流した涙

やっと出会えたあなた

なんだかとても悲しかった

勇者の剣はもう持ってないけど

遠い記憶が心の奥から叫んでる

あなたは忘れてしまったのだろうか？

生まれかわっても忘れない

誓いの言葉を

あなたの瞳の奥から

あなたの指先からの光に

眠れない魂が叫んでる

あなたは忘れてしまったのだろうか？