
※追記01 2017/2/10 M-LOKハンドガードモデルを追加
※追記02 2017/2/28 7.62x39mmモデルを追加
以前予告していたオリジナルデザイン(笑)銃が完成したので公開します。例によって当然Pimp my gunを利用して作成しています。
予想していた方もいらっしゃるかもしれませんが、いわゆるモジュラーウェポンというたぐいの自動小銃です。
実用性どうこうより、今時の流行をぶち込めるだけぶち込んだ銃です。ミーハー丸出しのMASADAと言えば分かる人には分かってもらえるかもしれません。
なおパクリ元こそ沢山あるものの、ベースはないので各部解説を入れてあります。
HY-MAR223/308/47
(ハイマー223/308/47)
口径:
5.56x45mm/7.62x51mm/7.62x39mm
装弾数:
20/30(223) 20(308) 30(47)
銃身長(各サイズをクリックすると単体の画像にジャンプします):
・223
10.5"/14.5"/16"/PDW(8")NEW!
・308
13"/16"/20"
・47 NEW!
16"/16"(M-LOK・PMAG仕様)
全長:
・223
PDW(8”) 487mm(ストック折り曲げ時)/639~719.6mm
10.5” 546.1mm(ストック折り曲げ時)/731.1~832mm
14.5” 647.7mm(〃)/832.7~933.6mm
16” 692.3mm(〃)/877.3~978.2mm
・308
13” 632.4mm(ストック折り曲げ時)/807.4~918.3mm
16” 709.5mm(〃)/893.7~994.6mm
20” 811.1mm(〃)/995.3~1096.2mm
空虚重量(16インチ基準):
3440g(223) 3600g(308)
各部解説(別ウインドウで開きます)
■名前の由来と主な特徴
HY-MARとは「HYbrid Modularized Automatic Rifle」の略で、カタカナ転記はハイマーです。うま味調味料っぽいですね。
怪しい英文が何とか表してる通り、目玉となる機能はバレル・ボルト・ロアレシーバー前半部の交換のみで5.56x45mm弾と7.62x51mm弾の切り替えが可能(が実現可能かどうかはともかく、そういう設定)なことです。
白状するとコルトCM901の機能がモデルです。あちらはアッパーレシーバーの交換も必要なんですけどね。
こういう設計なので、メーカーの努力次第で6.8x43mmSPC/7.62x39mm/5.45x39mmといった他の小銃弾に対応できるようにもなっています(2017/2/28追記:7.62x39mmは画像として反映させました)
余談ながら「mar」という動詞には「(対象を)ひどく傷つける、損なう、台なしにする」という意味があります。
ちょっと引っかかりはありましたが「SCAR(傷、傷跡)も似たようなもんやさけ、気にしたらあかんえ」っておばあちゃんが言ってました。殺傷兵器としてはむしろ正しいよね!
■アクセサリプラットフォームと操作系
アッパーレシーバー上面に20mmレールを備える他、KeyMod対応の着脱式ハンドガードを標準で装備しています。
着脱式のため
・延長したい(図1参照)
・KeyModが好みに合わない
・新しいアクセサリプラットフォーム(M-LOKみたいなの)が登場した場合(図2参照)
などニーズに対応して交換して対応できます。
それ以外にも樹脂レシーバー、フリーフロートバレル、操作系のアンビ化、折曲・伸縮・チークピース調整可能なストック、といった今時の流行な仕様になっています。SCARとかMASADAの猿マネだと思った人は大正解です。
(図1)15インチハンドガード・16インチバレル・民間用ロアレシーバー/フラッシュハイダー仕様
(図2)M-LOKハンドガード・PMAG装着ロウエンフォースメント仕様NEW!!
さらに追加:
ロングM-LOKハンドガード(308モデル・20in)/ミドルM-LOKハンドガード(47モデル・16in)/
(7.62x51mm、および7.62x39mmのPMAGはこちらからお借りしました。)
ついでに見ての通りなんですが、STANAGマガジンとPMAGなんかの互換マグが使えます。これないとアメリカ人には売れませんからね。
さらに細かい点として、グリップのフィンガーレストを好みに合わせて交換できる設定ですが画像として実装はしてません。なんとでも言えるのがこの遊びの魅力!!
■コンセプトと妄想設定
KeyModのくだりでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、法執行機関ではなく、IPSC競技やタクティカルトレーニングに参加する一般市民がターゲットという設定です。
即ち、分類としては「スポーツライフル」になるわけですね。HY-MARの「AR」が「オートライフル」なのもそれが理由です。
SCARの予約待ちユーザーを取り込んだりとか、プロシューターや退役軍人の競技者に売り込み、最終的に口コミで広がってどこかに採用されればいいという狙いの商品……っぽい感じです。
いいところばかり書きましたが、勿論欠点も設定してあります。
まず、銃の躯体が7.62mmに対応してあるので、5.56mm弾仕様にしても中途半端に大きく、重いということです。ただ、これに関してはUS SOCOMがMk17(SCAR-H)の特注仕様として「SCAR-Hのアッパーに対応した5.56mm弾仕様のロアーを装着した銃」を運用しているという情報を得たので、「俺の着眼点や発想も捨てたもんじゃねえな!」と勝手に小躍りしてます。(本記事の初公開は'15年10月)
また、当然ながらやや部品数が増え、その分物理的に脆弱な部分も増えていると思います。でもいいの! 変形合体は男のロマン!!(タイトル回収)
ほか、細かいことですが223にはGPR-15の、308にはM14HACのフラッシュハイダーを加工・流用しています。いわゆる自作の系譜をあらわす花押みたいなものであって、けして新規造形が面倒くさかった訳ではない。いいね?
あと、どうでもいい裏設定として、この銃はHKX833の設計者が再就職先で作ったものです。複数の弾薬を同時使用するという夢が絶たれても、必ず新機軸を盛り込む姿勢はガンスミスの鑑(適当)
■小学生並みの制作後記
初めてオリジナルデザイン的なものをやってみましたが、想定以上によく纏まった感じにはなったと思います。途中でデザインにが何かに似るのを開き直った受け入れたのがきっと良かったんでしょう。(それでも各パーツ全て元のまま、というところは殆どありません)
またPimp my gunはKeyMod登場以前に更新を停止したツールなので、当然対応ハンドガードなどなく、穴(意味深)から作り起こしたのですが、図面が公開されていたおかげで寸法の確認が楽でした。
その際、仮として作っていたKeyMod穴がほとんど実寸と誤差がなかったのはちょっとした自慢
最後に参考にした銃を列挙しておきます。似てたとしても、それはリスペクティックインスパイアドオマージュ(意識の高そうな造語)です。
・ロビンソンアーマメント XCR:
意図したわけではないですが、作ってたらアウトラインが似ました。
・コルト CM901:
ロアレシーバー前方の換装機構の元ネタ。
・ベレッタ ARX160:
バレルグルーブのロック機構や各部の配置バランスなど。
・レミントン ACR/マグプル MASADA/FN SCAR:
操作系の配置・形状はほぼこいつらの猿マネです。
特にSCARは本文にもあるとおり、似たコンセプトの仕様があると後から知って自画自賛してます。
・H&K XM8:
アジャスタブルストックの参考に。君のことは忘れない(変な形だけど好きだった)
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