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作品広場 | オリジナル絵画・アート作品の販売・通販サイト

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当時のルノワールの模索と探求が示されている

2017-09-02 11:01:25 | 日記
さらにハイライトとして置かれる白色と隣り合う濃黄色がサン・マルコ寺院を眩いばかりに輝かせ、それは色彩の洪水となって画面全体へと溢れるかのようである。

そして画面中央から下部へと配されるサン・マルコ広場に落ちる影は陽光に照らされるサン・マルコ寺院と対比するかのように青い色彩が用いられており、この補色的な色彩の対比は晴天の空模様と共に特筆に値する美しさを醸し出している。

また寺院自体の形状描写はやや写実性を感じさせるものの、豊かで非現実的な色彩と軽やかで速筆的な筆触によって非常に現代的な感性を見出すことができるなど、本作には筆触分割を用いる印象主義的表現に疑問を抱いていた当時のルノワールの模索と探求が示されている。

A・グランデら、慈善コンサートを英マンチェスターで開催

2017-08-26 11:16:43 | 日記
米歌手アリアナ・グランデ(Ariana Grande)と豪華スターが4日、先月22日に英マンチェスター(Manchester)のコンサート会場で発生した自爆攻撃の被害者のための慈善コンサートを同市内で開催した。3日夜には英ロンドン(London)で死者が発生する襲撃事件が起きており、詰め掛けたファンは歓声を上げる一方で、恐怖には屈しない姿勢を改めて強く示した。

 グランデは事件に「打ちのめされた」として米国に帰国し、ワールドツアーを中断したものの、慈善コンサートの開催を急きょ発表。2日には、事件で負傷したファンらが入院している「ロイヤル・マンチェスター・チルドレンズホスピタル(Royal Manchester Children's Hospital)」をサプライズ訪問した。

 この日、マンチェスターのオールド・トラフォード(Old Trafford)地区にあるクリケット場で開かれた慈善コンサート「ワン・ラブ・マンチェスター(One Love Manchester)」では、1分間の黙とうの後にトップバッターとして英バンドの「マムフォード&サンズ(Mumford & Sons)」のフロントマン、マーカス・マムフォード(Marcus Mumford)が登場。

 続いて、カナダ人歌手ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)、米歌手のマイリー・サイラス(Miley Cyrus)とケイティ・ペリー(Katy Perry)、英歌手ロビー・ウィリアムス(Robbie Williams)、ウィリアムスが在籍していた「テイク・ザット(Take That)」、地元マンチェスター出身のバンド「オアシス(Oasis)」の元メンバー、リアム・ギャラガー(Liam Gallagher)、英国のガールズグループ「リトル・ミックス(Little Mix)」らがステージでパフォーマンスを行った。

 客席には「団結しよう(We stand together)」「私たちの天使たちへ(For our angels)」などと書かれたプラカードを掲げるファンやマンチェスターのシンボルであるハチを描いた服を着用したファンもいれば、涙を流す聴衆も大勢いた。一方で、警察官と警備員が参加者らとダンスをするなど、明るい場面も見られた。

散歩道(プロムナード)

2017-08-19 11:07:58 | 日記
印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワールが初期に手がけた傑作『散歩道(プロムナード)』。本作は若い男性と女性が戸外の散歩道を歩く情景を描いた作品で、しばしば(画家が本作を手がける2年程前に制作した)『アルフレッド・シスレー夫妻の肖像』などの作品との関係性が指摘されている。

これらの作品らに共通するのは手を取り合う男女のカップルという画題であり、ルノワールの1860年代での(後の印象派を代表する画家となる)クロード・モネやアルフレッド・シスレー、フレデリック・バジールなどと出会いが、少なからず影響を与えていると推測されている。本作では散歩道の坂道で、流行の帽子を被った若い男が少し前傾姿勢で、白いドレスを身に着ける若い女に手を差し出している。

ジヴェルニー近郊のセーヌ川の朝

2017-08-12 11:55:09 | 日記

印象派最大の巨匠のひとりクロード・モネを代表する連作群のひとつ『ジヴェルニー近郊のセーヌ川の朝』。

本作は1896年の8月から翌1897年の同月頃にかけて制作された21点から構成される連作≪ジヴェルニー近郊のセーヌ川支流≫の中の1点で、1898年6月に画商ジョルジュ・プティの画廊で開催された画家の個展への重要な出品作のひとつでもある。

本作はパリ北西80km程の地点にある画家の住んでいた小農村≪ジヴェルニー≫近郊のセーヌ川とエプト川の合流地点まで平底船で乗り付け、その夜明け前の光景を描いた作品(※画家は早朝3時半に家を出て制作場所となるこの合流地点に向かったとの証言も残されている)であるが、注目すべきは刻々と移ろう陽光の瞬間を捉えた非常に繊細な表現にある。

画面のほぼ中央から上下に風景と水面が分けられており、水面はまるで水平線を軸に風景を反転させたかのように(対称的に)反射している。

アリアナさん「やり切れない」 英爆発、歌手仲間らも哀悼の意

2017-07-12 11:11:53 | 日記
米人気歌手アリアナ・グランデ(Ariana Grande)さんは22日、英中部マンチェスター(Manchester)でコンサートを行った会場で自爆攻撃とみられる爆発が起きたことについて「やり切れない思い」と心境を明かした。

 グランデさんはツイッター(Twitter)に「心の底から、本当に悲しんでいる。言葉がない」とも書き込んだ。

 子どもの頃から活躍している23歳のグランデさんは、政治に関する考えでは知られていない。10代やそれよりも若い世代から支持されている。

 事件を受けて、グランデさんとゆかりのある米歌手からもツイッターを通じて哀悼の言葉が相次いだ。

 ヒット曲「バン・バン(Bang Bang)」でグランデさんとコラボした米ラップ歌手のニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)さんは「英国でこの痛ましい出来事に見舞われたアリアナとすべての家族のことを思うと、心が痛む。無実の人が命を落とした。本当に悲しい」と投稿。

 グランデさんの友人であるテイラー・スウィフト(Taylor Swift)さんは「私の思いと祈り、そして涙を、マンチェスターで今夜起きた悲劇の被害者のためにささげます。私のすべての愛を送ります」とツイートした。

 同じく友人のケイティ・ペリー(Katy Perry)さんも「(被害を受けた)家族のことを思うと胸が張り裂けそうになる。アリ(アリアナ)のこと、この世界の状況を思うと胸が張り裂けそう」と書き込んだ。