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作品広場 | オリジナル絵画・アート作品の販売・通販サイト

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緑のキリスト

2018-03-07 11:09:51 | 日記
近代絵画様式の確立者のひとりポール・ゴーギャン第3次ブルターニュ滞在期の代表作『緑のキリスト』。

かつてゴーギャン自身はブルターニュのキリスト磔刑像、ブルターニュの受難と呼んでいた本作は、ブルターニュ地方ポン=タヴェン近郊ニゾンにある苔に覆われた土俗的な石の磔刑像に着想を得て、ブルターニュの女たちの素朴的で熱心な信仰心を表現した作品である。

画面前景には苔が厚く覆う磔刑像の前でこの地方独特の民族的な衣服を身に着けた女が腰を屈めながらその敬虔な信仰心を示している。一方、画面左側に描かれる中景から遠景では、海草集めを終えて岸から上がってくる人物などこの情景とは全く関わりの無い現実感に溢れた場面が展開している。

本作に見られる信仰という超現実的で幻想的な思想と、日常生活など現実的な感覚の融合は、前年(1888年)に画家が手がけた傑作『説教のあとの幻影(ヤコブと天使の闘い)』に通じるものであり、ゴーギャン自身の面影を感じさせる本作のキリスト像には、ほぼ同時期に制作された『黄色いキリスト』を予感させる。

「パクリだ!!」vs「すでに解決済み」

2018-02-05 11:05:04 | 日記
日本と韓国の間で2018年、ちょっとした論争が起こりそうな気配がある。仮に“イチゴ戦争”と名付けるとしよう。

きっかけは日本の読売新聞が12月18日付で報じた内容だ。同紙によれば、日本のイチゴ「とちおとめ」が韓国で勝手に他の品種と交配され、新品種として出回り、香港などに輸出されている。

農林水産省は、韓国産イチゴの9割以上は日本の品種を交配して生産されたものとしており、日本のイチゴ業界が5年間で最大220億円分の輸出ができなかったと推計したそうだ。

この記事は当日すぐに韓国でも報じられた。

報じたのは、韓国の一般紙『ソウル新聞』だ。

『ソウル新聞』は12月18日付けで、「“韓国イチゴの元祖は日本“…日本、農産物の無断複製に対策を準備」というヘッドラインをつけて、読売新聞が報じた内容を詳しく伝えた。反論などかあったわけではないが、これが事実なら今後、新たな論争の火種になるかもしれないという懸念を抱かせる。

というのも、そもそも韓国でもイチゴはポピュラーな果物として親しまれており、近年はスイーツブームで“いちご大福”が注目を集めたこともある。

韓国でいちご大福を流行らせた2人が「我こそがいちご大福の元祖」と言い張ってもめるという、なんとも見苦しいお家騒動もあったが、それだけイチゴが果物の中でも人気があると言えるだろう。

そんな韓国産イチゴが最近は輸出面でも絶好調。韓国農水産食品流通公社が発表した2016年のイチゴ輸出額は、3244万9000ドル(約36億5000万円)にもなるという。

この数字はここ5年間の最高値で、主要輸出国は香港やシンガポールなどで、特にタイやベトナムでは韓国産イチゴが“プレミアム果実”という評価も受け、高級品としての人気を集めているそうなのだ。

2017年もさらに輸出額を伸ばすと予想されており、韓国メディアも「イチゴ輸出市場、過熱の“注意報”」とうれしい悲鳴を上げているほどだった。

マンシーの橋

2018-01-05 11:04:51 | 日記
偉大なる後期印象派の画家ポール・セザンヌ1870年代後期を代表する風景画作品のひとつ『マンシーの橋』。

本作は画家が1879年から1880年まで滞在したパリ南東アルモン川沿いの小町ムランで制作された作品で、アルモン川に架かる≪マンシー橋≫の情景を画題に選定している。

画面中央へ水平に配されるマンシーの橋は画面へ安定と秩序をもたらす効果を発揮しており、本作を観る者に対して非常に堅牢で構成的な印象を与えることに成功している。

さらにその前(前景)に配される細く長い樹木は、平面的空間の中で観る者の導きとしての役割を果しており、(観る者の)視線を自然と中景のマンシー橋へと向けさせている。

圧倒的な斬新性によって観る者に衝撃を与えた

2017-12-05 11:05:04 | 日記
 しかし同時に新印象派的様式は、印象主義独自の豊かな躍動性や内面的心象の表現を喪失しており、どこか真面目で静謐な雰囲気や平面性が強調される(ある種の)没個性的な表現に陥っていることは注目すべき点である。

 本作は印象派的な様式で描写された画面に、さらに点描を加えたかたちで制作されており、ひとつひとつの色彩の点は一定の距離を境に、隣り合う点が互いに混ざり合い、ひとつの別の色彩と面として眼に映るという科学的な近代的色彩論が実践された本作は、それまでに誰も見たことのない色彩の美しさと、圧倒的な斬新性によって観る者に衝撃を与えた。

 なお画家は本作を制作するにあたり数多くの習作や素描を手がけており、メトロポリタン美術館には最終的な習作とされる『グランド・ジャット島の日曜日の午後』が所蔵されている。



知識豊富な調査チームが、ファッション業界に責任を持たせるための後押しとなることを期待している

2017-11-28 11:14:56 | 日記
 ある女性が16日に公開した投稿によると、体験談を読んだことにより「忘れていた経験を思い出した。それらが普通だと信じていたから。残念なことに、この業界にいる誰もがこういった体験、もしくは目撃したことがある」。

 ラッセルはインスタグラムで、体験談を共有したのは「セクシュアルハラスメントや暴行、暴力は受け入れられないものであるということをファッション業界全体に周知させるための、長い過程の第一歩でしかない」とし、「知識豊富な調査チームが、ファッション業界に責任を持たせるための後押しとなることを期待している」と明かした。

 モデル事務所大手エリート(Elite)に所属するラッセルは2012年、「TED talks」で登壇したことにより有名になった。その中で彼女は少女たちに宛て、「維持できない」モデルという職業にはつかないように助言した。この仕事はモデルたちから「一切の個性」を奪ってしまうとし、ラッセルが成功したのは「遺伝子の宝くじ」を当てたからに過ぎないと熱弁した。