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ポリデキストロースの構造を徹底解剖!

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ポリデキストロースの構造ってどうなっているの?

2014-01-27 19:32:44 | 日記
ポリデキストロースは、食品由来の多くの食物繊維とは異なって、人間の手によって化学的に合成された人工の食物繊維のことです。アメリカの製薬会社が開発したもので、ブドウ糖(グルコース)とソルビトールを9対1の割合で混ぜ、クエン酸を加えて加熱してつくります。ポリデキストロースは、グルコースとソルビトールが9:1の割合でいくつも長くつながった構造を持っています。アメリカでは、FDAが、低エネルギー食品素材として認可したのに続き、日本でも1983年に食品として認可されました。水溶性食物繊維として食品に多く利用されています。食物繊維ですから、基本的にヒトの消化酵素では分解されないため、栄養素とならずに、そのまま排泄されます。
体内でのはたらきは、血中コレステロール値や血糖値を下げたり、高脂血症、糖尿病、大腸がんといった成人病を防ぐのをはじめ、整腸作用、肥満予防など、水溶性食物繊維のもつさまざまな有効性が期待できます。低粘性・低甘味で水溶液はほぼ透明、耐熱性・耐酸性に優れている食品素材です。
 一方、トウモロコシのデンプンをアミラーゼ(食物として摂取したデンプンを消化する酵素)で加水分解して、難消化性成分を取り出して調製した水溶性の食物繊維が難消化性デキストリンです。日本人の食生活が欧米化し、食物繊維の役割が重視されるようになったため、不足しがちな食物繊維を補う目的で作られました。低カロリーで低粘性、整腸作用があるため、健康食品に添加されています。

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