Plankton Staff Diary

プランクトンのスタッフ日記

人間の耳

2011年01月24日 | Pagy
人間の耳はすごい。
大勢の人が同時に話していても、聞きたい人の声だけを抽出して聞くことができる。
よく考えてみるとこれはすごいことだと思う。
物理的には同時に同レベルで多量の音が耳に入っているのに、聞こうと思った音だけを脳が選別して認識しているのだ。なんて高性能なんだろう。
これは最新の科学技術をもってしてもまだできないだろう。
そう言えばお年寄りも、普段は聞こえないくせに悪口だけは聞こえたりする。

例えば、レコーディングエンジニアはミックスする時に、たくさんの楽音の中からひとつの楽器の音だけを意識して聴いて、その音色やレベルを調整したりする。そして他の楽器と相対的なバランスをとったり、逆にデフォルメしたりするのだ。それを繰り返し繰り返し行い、楽曲の全体像を見渡してミックスを完成させていく。
訓練された耳とは言えすごいことをやっていると思う。


世界中で同時多発的に多くの事が起こっている。
北朝鮮と韓国の衝突のこと、中国GDP世界第2位のこと、アメリカの銃暴力のこと、イスラム勢力のこと、オーストラリアの大洪水のこと、地球温暖化のこと... etc, etc、本当に様々なことが同時進行している。
そしてそれぞれの事象はどこかで確実につながっているのだ。
世界の全体像はもちろん簡単には見えないけれど、もしかしたら音楽のミックスのように、ひとつの事柄を意識して注意深く見聞きすれば、そこから派生して世界がもう少し広く見えるようになるかもしれない。
そう考えると、今までつい表面だけ見がちだった世界の出来事も、もっと興味をもって見えるようになるのではと思うのである。



今日の出来事

2011年01月20日 | のもと
グラスゴーから帰国した是松が持ち帰ったフィドビ&ハンバートの映像を見た。手ぶれで多少見苦しい部分もありながら、更に磨きがかかった4人のフィドルと対等に堂々と歌い、演奏するゆうほさんと良成さんの姿。素晴しい共演の機会が実現して良かったなー。

お花見World Beatの舞台打ち合わせ。装飾をどうするだの、出演順だの、会場下見に行くだの、あれこれと・・

その後のお花見World Beat/テテ来日ツアーのプロモーション・ミーティングでは、メタカンパニーさんにも参加していただいて、あの手この手をアイデア出し。それによって新たに「お花見World Beat準備室(仮)」ブログを立ち上げる事になった。NEWS & REPORT、このSTAFF DIARY、ビリリ日記(最近はたまにしか更新されてないけどさ・・)に加えブログがまた増えるのよん・・!テテの未公開写真など色々更新予定です。
どうせならお花見にかこつけ上野の豆知識&お楽しみ情報配信、それから「お花見川柳」も配信&募集予定!ツイッター plankton_so_jp とサイトに更新します!
どうぞ、末永くお付き合い下さい~






ケルティック・コネクション2011

2011年01月18日 | 是松


「我が心はハイランドにあり」と詠んだのは「蛍の光」で知られるかの詩人ロバート・バーンズ。
ディランの大作"Highlands"のもとになったことでも知られるこの「ハイランド」とは、すなわちスコットランドのこと。
今、そのスコットランドはグラスゴーに私はおります。

ケルト音楽はじめ、そこにルーツを持つ世界中の音楽を集めた一大イベント「ケルティック・コネクション」。
今年はなんと、日本からハンバート ハンバートがフィドラーズ・ビドの20周年記念ステージのゲストとして堂々参戦。
ゲストというより、ハンバート ハンバート with フィドラーズ・ビドと呼んでも差し支えない演出で現地の観客の心を鷲掴みにした。

圧巻だったのが、フィドラーズ・ビドのクリス・スタウト発案による、18人ものヴァイキングを従えての「波羅蜜」。
コンサートのラストに演奏されたこの"Haramitsu" (Viking ver.)には会場も大盛り上がり。
シェトランド島の本場ヴァイキング・コスチュームに身を包んだ猛者どもの雄叫びが恐ろしいほど楽曲とマッチして、強烈なインパクトを観る者に与えた。
その大盛況振りはScottish Television(STV)のホームページにもレビューが掲載されるほど。

ところで、兜と鎖帷子をまとい、楯に剣、そして斧を携えたヴァイキングが、楽屋で携帯電話を巧みに駆使している姿は甚だ異様な光景であった。


フェスティバルでは他にも膨大な数の素晴らしいアーティストが出演。
伝統の中に現代的な感性とセンス、そしてストーリー性やエンターテインメント性を取り入れた全く新しいハイブリッド・ダンス・プロジェクト、ステップクルー。
鋭く回転する独楽がぶつかり合う様を彷彿とさせるような、あるいは鍛え抜かれた雑疑団による曲芸の応酬を見せられているような圧巻のプレイを披露したリズ・キャロル&ジョン・ドイル。
カントリー、ジャズ、ソウル、ブルース、ラグタイムなど様々な音楽的要素を飲み込んだ変幻自在の歌とギターによるデュオ、モーリー・オブライエン&リッチ・ムーア。
限られた時間の中で観ることのできたアーティスト達はどれも非常に素晴らしかった。

余談だが、これだけ莫大な数のアーティストが狭いエリアに密集しているので、このフェス全体が巨大な同窓会会場のようである。
どのミュージシャンも100メートルも歩かないうちに知り合いのミュージシャンに出くわし歓談するので、まったく歩が進まない。
SFC版ドラクエ3にて黄金の爪を入手せしのちのエンカウント率もかくや、と思わせる「既知との遭遇」具合はまさに「ケルティック・コネクション」の名に相応しい。
音楽そのものはもちろん、人と人との出会い、そして触れ合いと場としても素晴らしいフェスティバルである。


早いもので、6日間の滞在を終え本日我々は日本に向けてグラスゴーを発ちます。
脳内に閉店BGMの定番「蛍の光」が流れつつも、我が心は未だハイランドにあり。

プランクトンはナイスなCDのリリース・ラッシュです!

2011年01月11日 | P太郎
プランクトンのレーベルは昨年末にアシャの新譜をリリースしましたが、2月~3月はナイスなCDのリリースが続きます。


2/6
ヤエル・ナイム『She was a boy』
「ニュー・ソウル」で世界的なヒットを飛ばし、プランクトンで2度の来日公演を行ったヤエル・ナイムの新作をプランクトンで出すことになりました。ヤエルのキュートなヴォーカル、凝りに凝ったミラクル・ポップなサウンド、不思議な魅力のヤエル・ワールドが存分に堪能できる本当にとても良いアルバムです。ヤエル・ナイムの最高傑作!

デヴィッド・ウォルター『home』
4月に来日が決まったフレンチ・カリビアンのソウル・シンガーです。アシャとの共演曲やヒューマンビートボックスでカバーしたジミヘンの「ファイア」、ジャック・ジョンソンやスティヴィー・ワンダーっぽい曲や、ちょっとお洒落で心地良いです。テテやアシャのファンにはオススメです。初回盤はボーナスDVD付。


3/9
エミ・マイヤー『スーツケース・オブ・ストーンズ』
3作目にあたる新作アルバム。ほんのちょっとだけ聴いても、シンガー・ソングライターとして格段の成長をすぐに感じさせ自信に満ちた素晴らしい内容です。どの曲も一度聴くと頭から離れない名曲揃いです!「間違いなくエミ・マイヤーの最高傑作!」と、本作を聴いた多くの外部の関係者からは大絶賛の声があります。iTunesStoreのみで発売された曲や、CMで使用された曲を収録したボーナス・ディスク(も素敵な曲ばかり!)付の2枚組。ご期待下さい!


3/13
バラケ・シソコ&ヴァンサン・セガール『チェンバー・ミュージック~コラとチェロの室内楽』
6月に来日公演が決まったコラの巨匠とチェロの天才とのデュオのグループ。フランスで大ヒットした名盤です。ちょっと聴くとアフリカ?ジャズ?クラシック?アンビエント?という感じでつかみ所が無くて地味な印象を受けますが、これがこれが本当に本当素晴らしいのです!二人の演奏はまさに名演。のんびりした日に聴くとさらにのんびりしてしまい、幸福になってしまいます。傑作です。


ということで、今年もプランクトンをよろしくお願いします。

謹賀新年

2011年01月05日 | Pagy
新年あけましておめでとうございます。


うまいもの
さらにたべすぎ
ぎょうむはじまる

年末年始は何かとご馳走を食べ過ぎることになり、重い体で出社し、より厚みを増して仕事にはげむことができます。
昨年より一回り大きくなって、皆様にお会い出来るのを楽しみにしております。

プランクトンは本日より始動致しました。
本年もどうぞご贔屓のほどよろしくお願い致します。

あけましておめでとうございます

2011年01月02日 | 
新年、あけましておめでとうございます。



プランクトンのサイトに掲載している年賀状は、国内用。
上記画像は海外用です。毎年、海外の取引先やミュージシャン用にはちょっと和風を意識して作り、メッセージを寄せ書きして出しています。
付き合いのあるミュージシャンがメールを持っているような人たちばかりではありませんので、年に一度のカード発送は大事なコミュニケーション・ツール。
昨年はコノノのミンギエディがキンシャサで受取り、とても喜んでいたと聞きました。今年も無事に配達されると良いのですが。

皆様に幸多き一年となりますように。
本年もよろしくお願い申し上げます。