‥‥

コメントは承認制です。

川上敦子さんから頂戴したお心  このシリーズの一旦の完結とさせていただきます。

2015年03月11日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

2月28日のコンサートが行われた夜遅くに、川上敦子さんからのメッセージが届きました。

大阪に宿泊しなければ帰れないコンサートに東京から行った私へのお礼が綴られてありましたが、その中に、私のFacebookを今、読み、「初めて知ったのですが‥‥」 と書かれてありました。

私事ですが、我が家の家族以上の家族、7,155日(20年近く)一緒に暮らしていた愛猫のピエスの具合がコンサートの1週間位前から、急激に悪くなり、お医者さんから 「残念ですが数日の生命です」 と言われていました。

生まれながらに 耳が聴こえず、食道障害を持った 瀕死の状態で庭にいたところを助けた猫でした。

当時、お医者さんに、生きられても2週間ぐらいだろうと言われた子が、毎日、ミキサーした缶詰を舐めて20年近く、家族として一緒に暮らしていました。

特に重度の介護で、9年間、自体介護を続けていた他界した父のベッドに上がって毎日、父を癒してくれたピエスには、言葉に表せない程の感謝の念 を頂いてたので、ピエスの最後の時を、しっかりと看取って、天国へ送ってあげたい気持ちでいっぱいでした。

その一方で、昨年より楽しみにしていた川上敦子さんのコンサート。

ピエスの具合が急に悪くなる前から、交通機関のトラブルで、もしも行けなくなっては大変だと、前日の金曜日(27日)から、2泊、リーガロイヤルホテルの宿泊を予約してありました。

何ともタイミングが悪く、出発の前々日まで、大阪行きを取りやめるかどうか、本当に悩みました。(後に、私が悩み、一時は大阪へ行くことを中止しようかと考えていたことを、川上敦子さんには、お詫びしていますが‥‥)

前日、もしもピエスが私に話せたとしたならば、何と言うだろう?

「私のために、前々から楽しみにしていたコンサートへ行くのを断念なんかしたら駄目だよ!」 ‥とピエスは、きっと私に言うだろうと‥‥。

そう思い、苦渋の決断の末、大阪へ行くことを決め、行くからには、ピエスに背中を押してもらった分、思い存分、楽しんでこようと心に決め 大阪へ向かいました。

コンサート開始前の私などには、想像を絶するような気持ちの集中 をされていると思われる川上敦子さんに、心を乱してしまうような、私事のピエスの話など、勿論のこと、する筈もありません。

なので、コンサートが終了した後、私のFacebookをご覧になり、ピエスの事情をお知りになった川上敦子さんから、こうしたメッセージが届いたのでした。



川上敦子さんは、翌々日の月曜日(3月2日)にも、大阪の千里にて、関西在住の横浜国立大学の先輩方が企画したコンサートでの演奏を控えているので、大阪に引き続きとどまるとのことで、私は日曜日、早々に出発して、まだ、生きているピエスに再会するために、急ぎ帰京しました。

日曜日の午前中のうちに自宅へ戻り、私の帰りを待っていたピエスとも会うことが出来て、殆んど動けなくなっていた身体なのに、首をあげて喜んでくれました。

日付が変わった月曜日 3月3日 03時13分に、ピエスは母と私に見守られ、19年10ヶ月の命を終えて、静かに天国へと旅立っていきました。

「間に合ってピエスちゃんに再会できるといいですね。」 と言ってくれていた川上敦子さんには、千里でのコンサートを直前に控えているため、勿論のこと、一連の報告は、コンサートが終了した翌日に‥‥と思い、私からは連絡をするつもりはありませんでした。

前日にピエスの天国への旅立ちに立会い一睡もしていなかったため、早く寝てしまった私の元に、その夜、川上敦子さんから、メッセージが届いて、翌朝、私は、そのメッセージを読みました。

川上敦子さんは、私のFacebookを見て、ピエスと再会できたこと、ピエスが旅立っていったことを、ご存知だったそうで、ピエスが死んだ日に行われた千里でのコンサートで弾かれた、リストの「葬送」をピエスのことを思って演奏して下さった とのことでした。

「ピエスちゃんのおかげで、自分自身で、とても納得のいく良い演奏が出来ました。これも、ピエスちゃんのおかげで、感謝です。 ピエスちゃんの、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。」 との、お言葉が添えられていました。

このような、お心を頂戴し、ピエスの亡骸に、このことを報告すると共に、母にも 「世界一のピアニストが、ピエスのことを思って演奏して下ださり、ピエスは世界一、幸せな猫だったね。」 と話しました。

その後、川上敦子さんにも、勿論、急ぎ、お礼のお返事を送りました。


メッセージの他にも、私のFacebookにも、川上敦子さんから、コメントも頂戴しておりました。





私が朝になり川上敦子さんからのメッセージを確認した、その日の昼に、世界一幸せな猫のピエスは火葬され、小さな遺骨になりました。

全25話に及ぶ、リストの超絶技巧練習1837年版の日本初演をした伝説のピアニストの存在を私が知った10年ほど前から、その後、巡りあえて、その 素晴らしい演奏 と、その 素晴らしいお人柄 を綴ってきた、このシリーズですが、掲載する話題が、今に追いついたこともあり、ここで、このシリーズを一旦、完結させていただきます。

長きに渡り、購読いただき、ありがとうございました。

私の拙い表現で、川上敦子さんの魅力の、ほんの一部しか、表現できなかったかと思いますが、これをキッカケに、素晴らしいピアニストの演奏と、お人柄を、一人でも多くの人に知ってもらいたいと願ってやみません。

来年には、ニューヨークのカーネギーホールでの演奏会 も予定されている川上敦子さんの、これからのご活躍は、折に触れて、不定期発信という形で、今後とも、BLOG掲載は続けていくつもりではおります。

今後の更なる川上敦子さんのご活躍を願って、このシリーズの区切りとさせて頂きます。

ありがとうございました。


本文にて触れた ピエスのことを記した別シリーズの関連記事を紹介させていただきます。

我が家に舞い降りてきた天使(我が家の最高の宝物 父の闘病を助けてくれた天使)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/fedaaaf5bf55446c998176ebed6e90a9

こうして自宅介護の家庭で殺人事件が起こってしまう。 危機を救ってくれた愛猫ピエスが永眠しました。
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/070927f53b22e9404b843bbd3e3e15e6


シリーズを完了した全25話の各タイトルとリンクのURLは下記の通りとなります。



第01話 過去の偉大な記録

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bea50e0423e1bf59157a35c8e1c4e5e6

第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9603303df7e694d4fc94d52553147554

第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/872410ccbc9ad0794822fb280bb7fd6e

第04話 横浜国立大学

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c43e70d519f51cf7de9c774d5b06d383

第05話 時が流れ、新たな進展が

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/41a33d44afdac627c040aad5f06d832a

第06話 丁重なお返事を頂戴しました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/86a4c0cadc3fb6d9623fc148e3495b7a

第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3b0b92a1f4f4bf62903cd7ea8bcecf45

第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/22d7f3e5fd3af32c76881e717a70d932

第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e9783b24a4dafb73e096a3d98c588d5c

第10話 極めて限られた情報しか届いていない

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/0c4bdaed2e39ca3445fbc79584588f03

第11話 誤解のないように本心を書きます

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84b95a642ab828c3764bf53f821e5413

第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/29cd9addc8cca8037c18beba8ae88f38

第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7b81f1158de1f8141f9e0028193cdf56

第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/035a9c85e579493cc686c6c9c236ad1f

第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4ab3e0ed0685cb0e59e76a7a5081cb0c

第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/00f0f025876e08cbf40340896246c375

第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4f1589fde758fd92e9279b17e1c09602

第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e3de19af87dffce394fcdf7a7487a6ea

第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/492b5902ccf0977ad3450c23b8ffccbd

第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/14faf1da52a7ea1c1ce0f3a7211fa538

第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/919606cb7b69ffcfee27292e57387445

第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/6b217210dee57f5d66029abbeb86dc83

第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84490c79bc4ae01d49463a3fe7f4ea51

第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3269525e331124d5274fb7b3ca411ad6 

第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a41ddaab0f20350dacf16c09905eefd2



既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a299542da6f4297444d74ea436c9fff3

第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/d6a8178ff0b197a5b43e200e15e0ce44

第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/73173a4574cc5aa1f7b1234b697d4f82

この上なく美しい音色 (聴く者の心が洗わる瞬間)    

2015年03月10日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

川上敦子さんが奏でる強音は 物凄い音量 です。

ご自身は、しばしば 「怪力ピアニスト」 と冗談交じりに言われますが、実際に生で演奏を聴いて頂ければわかりますが、私が思っている ピアノという楽器が出せ得る最大音量を超えた大きな音 が鳴り響きます。

毎回、あの細い腕で、どこから‥‥と思ってしまいます。


オーケストラのメンバーを倍にしてコンチェルトを演奏しても平気では‥‥と思える大音量も凄いのですが、私は川上敦子さんの奏でる 小さいな音の響き が大好きです。

ピアノという楽器が、これほどまでに 繊細で綺麗な音色の響き を生み出す楽器なのか‥‥と、毎回、聴いていて、その 心地良さの中で幸せ を感じます。

この幸福感を覚える、小さな音から、想像を絶する迫力のある大きな音まで、壮大なスケール感 で、それぞれの素晴らしい響きが奏でられます。

川上敦子さんご自身は、「ただ、強弱や速さの差をつけて正確に弾くだけでなく、全ての音に最良の響きで演奏することは、お金を頂戴して演奏を聴いてもらっているプロなのだからわ当たり前のこと。」 と言われますが、本当に聴く者に幸福感を抱かせる素晴らしい演奏です。

音量だけにとどまらず、川上敦子さんの演奏は、その テンポの緩急のスケール も、もの凄いものです。

大阪でのコンサートの最後の曲として演奏されたメフィストワルツ第1番の曲の最後の部分、これでもか‥‥と驚くほど、テンポが加速して曲が終わりました。

演奏後に川上敦子さんご本人が言われたことが、更に驚きでした。

会場のホールは、とても響くホールでした。

響きが良すぎるホールでは、残響が凄いので、直前に弾いた音と、今、弾いている音が重なって混ざってしまいます。

「(あまりにもホールの残響か凄かったので)音が重なりあわないように、5%、テンポを落として演奏してました」 とのこと。

音楽において、テンポと速度は異なります。

速度は絶対的な1拍何秒というものですが、テンポは演奏するホールにより異なる聴衆に最良に聴こえるべく、相対的に変化するものですが、それにしても、もしも、ホールの残響が、あれほどまでに凄くなかったならば、あの演奏よりも 更に5%速く 弾かれたとは‥‥。

ただただ、驚嘆するばかりです。


( 続く )



第01話 過去の偉大な記録

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bea50e0423e1bf59157a35c8e1c4e5e6

第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9603303df7e694d4fc94d52553147554

第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/872410ccbc9ad0794822fb280bb7fd6e

第04話 横浜国立大学

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c43e70d519f51cf7de9c774d5b06d383

第05話 時が流れ、新たな進展が

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/41a33d44afdac627c040aad5f06d832a

第06話 丁重なお返事を頂戴しました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/86a4c0cadc3fb6d9623fc148e3495b7a

第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3b0b92a1f4f4bf62903cd7ea8bcecf45

第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/22d7f3e5fd3af32c76881e717a70d932

第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e9783b24a4dafb73e096a3d98c588d5c

第10話 極めて限られた情報しか届いていない

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/0c4bdaed2e39ca3445fbc79584588f03

第11話 誤解のないように本心を書きます

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84b95a642ab828c3764bf53f821e5413

第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/29cd9addc8cca8037c18beba8ae88f38

第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7b81f1158de1f8141f9e0028193cdf56

第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/035a9c85e579493cc686c6c9c236ad1f

第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4ab3e0ed0685cb0e59e76a7a5081cb0c

第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/00f0f025876e08cbf40340896246c375

第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4f1589fde758fd92e9279b17e1c09602

第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e3de19af87dffce394fcdf7a7487a6ea

第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/492b5902ccf0977ad3450c23b8ffccbd

第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/14faf1da52a7ea1c1ce0f3a7211fa538

第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/919606cb7b69ffcfee27292e57387445

第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/6b217210dee57f5d66029abbeb86dc83

第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84490c79bc4ae01d49463a3fe7f4ea51

第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3269525e331124d5274fb7b3ca411ad6 

第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a41ddaab0f20350dacf16c09905eefd2



既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a299542da6f4297444d74ea436c9fff3

第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/d6a8178ff0b197a5b43e200e15e0ce44

第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/73173a4574cc5aa1f7b1234b697d4f82

リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏     

2015年03月08日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

2015年2月28日のコンサートは AllリストProgram でした。

ハンガリー狂詩曲 第2番

忘れられたワルツ

「超絶技巧練習曲1837年版」より「回想」

--- 休 憩 ---

「詩的で宗教的な調べ」より「葬送」

「巡礼の年 第3年」より「エステ荘の噴水」

メフィストワルツ 第1番「村の居酒屋での踊り」

以上の6曲とアンコール曲が2曲の全8曲でした。

前回の掲載で触れた、曲と曲のトークの中でも、川上敦子さんが、音楽的にも人間的にも 、リストをとても尊敬していることが伝わってきましたが、

それ以上に説得力があったのが、川上敦子さんの演奏でした。

リストに対する 敬愛の念が言葉以上に音楽として 伝わってきました。

このことを、活字化して、記すことは、難しいのですが、音楽を通じて、その思いが伝わってくるのです。

リストという人は、過去から現在を通して、最高に卓越した技量のピアニストでしたが、そのピアノの技量だけでなく、下の世代の人たちに、惜しみなく、時には無償で指導を行なっていたと言われます。

また、自身が様々な苦難に遭い、また、敬虔なカトリック(アタナシウス派)の信者であったこともあり、その作品には、深く哲学的で、どちらかといえば暗い曲が少なくありません。

コンサートの後に、川上敦子さんが、私に語ってくれた

「私はリストの曲には、それがどんなに暗い曲でも、その先に明るい光があると思っています。」 という言葉が示す通り

リストという音楽家、そして人物への川上敦子さんの、深い尊敬の念が、その演奏を通じて伝わってきた素晴らしい演奏会 でした。




このシリーズの第15話に、関連する 「言葉を超えた音楽の伝達力」 の話を掲載しているリンクのURLは下記となります。
 http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4ab3e0ed0685cb0e59e76a7a5081cb0c


( 続く )





第01話 過去の偉大な記録

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bea50e0423e1bf59157a35c8e1c4e5e6

第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9603303df7e694d4fc94d52553147554

第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/872410ccbc9ad0794822fb280bb7fd6e

第04話 横浜国立大学

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c43e70d519f51cf7de9c774d5b06d383

第05話 時が流れ、新たな進展が

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/41a33d44afdac627c040aad5f06d832a

第06話 丁重なお返事を頂戴しました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/86a4c0cadc3fb6d9623fc148e3495b7a

第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3b0b92a1f4f4bf62903cd7ea8bcecf45

第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/22d7f3e5fd3af32c76881e717a70d932

第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e9783b24a4dafb73e096a3d98c588d5c

第10話 極めて限られた情報しか届いていない

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/0c4bdaed2e39ca3445fbc79584588f03

第11話 誤解のないように本心を書きます

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84b95a642ab828c3764bf53f821e5413

第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/29cd9addc8cca8037c18beba8ae88f38

第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7b81f1158de1f8141f9e0028193cdf56

第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/035a9c85e579493cc686c6c9c236ad1f

第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4ab3e0ed0685cb0e59e76a7a5081cb0c

第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/00f0f025876e08cbf40340896246c375

第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4f1589fde758fd92e9279b17e1c09602

第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e3de19af87dffce394fcdf7a7487a6ea

第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/492b5902ccf0977ad3450c23b8ffccbd

第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/14faf1da52a7ea1c1ce0f3a7211fa538

第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/919606cb7b69ffcfee27292e57387445

第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/6b217210dee57f5d66029abbeb86dc83

第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84490c79bc4ae01d49463a3fe7f4ea51

第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3269525e331124d5274fb7b3ca411ad6 

第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a41ddaab0f20350dacf16c09905eefd2



既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a299542da6f4297444d74ea436c9fff3

第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/d6a8178ff0b197a5b43e200e15e0ce44

第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/73173a4574cc5aa1f7b1234b697d4f82

にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

2015年03月07日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

コンサートでは、曲と曲の間に 川上敦子さんご自身 が曲や作曲家(今回はリスト)の解説をしてくれます。

初めてクラシックのコンサートに来られた方にも 音楽の素晴らしさが伝わる親しみ易い話 です。

親しみ易い話だからといって、その内容が誰もが知っている当たり前の話でないところが凄いです。

多少なりともリストのことを知っているとの自負している私も、知らない話を語って下さり、とても惹きつけられます。

川上敦子氏さんご自身は 「喋りは得意ではないので‥‥」 と、毎回、言われますが

ピアノと違って、トークは相当に 緊張されているのは確か ですが、温かい心のこもったトークなので、聴く人の耳というより、心(ハート)に直接、語り掛けてくる感じで、とても素敵 です。

これに演奏の素晴しさが加わるので、リストという作曲家は素晴らしい、音楽は素晴らしい‥‥とコンサートを通じて改めて魅了され、幸せな気持ちになっていきます。

ただ、この演奏会のトークで唯一、残念というか‥‥。

こればかりは、川上敦子さんのお人柄 なので、どうにもならないのですが‥‥‥。

コンサートの前半の最後の曲として、リストの超絶技巧練習曲1837年版より第9番「回想」が演奏されました。

詳しくは、このblogシリーズの第2話「CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは」に記していますが、1837年に作曲したものの、リスト以外のピアニストが誰も演奏できなかったので、他のピアニストにも弾けるように‥‥とリストが編曲した1852年版が現代に至るまで、世界各国で演奏されています。

この演奏困難だとされた1837年版が日本で初演されたのは、21世紀になってからで、その初演をしたのが、川上敦子さんです。

ピアニストとしての川上敦子さんの偉業の一つが、この1837年版の超絶技巧練習曲の日本初演なのですが、演奏する前の川上敦子さんの曲目解説は

「演奏がとても難しいと言われる1837年版で、私が日本でのデビューコンサートでも弾いた思い出深い曲です」 という、とてもあっさりした解説でした。


こればかりは、奥ゆかしい川上敦子さんのお人柄 なので、どうにもすることが出来ませんでしたが、もしも許されるならば、腹話術でもして、川上敦子さんに口をパクパクして頂き、超絶技巧練習曲の1837年版と1852年版の違いを、代わりに解説して、皆さんに知ってもらいたかったです。
(ただ、私は腹話術も出来ないし、川上敦子さんの声や語り口調を真似できないですから、現実的には無理ですが‥‥)

この日のコンサートに来られた方、そして、川上敦子さんをご存知の方すべてに、出来ることならば、このBLOGで記した、その 「奥ゆかしいお人柄」と「ピアニストとしての素晴らしい偉業」 の両方を知っていただきたいと願ってやみません。



( 続く )


第01話 過去の偉大な記録

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bea50e0423e1bf59157a35c8e1c4e5e6

第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9603303df7e694d4fc94d52553147554

第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/872410ccbc9ad0794822fb280bb7fd6e

第04話 横浜国立大学

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c43e70d519f51cf7de9c774d5b06d383

第05話 時が流れ、新たな進展が

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/41a33d44afdac627c040aad5f06d832a

第06話 丁重なお返事を頂戴しました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/86a4c0cadc3fb6d9623fc148e3495b7a

第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3b0b92a1f4f4bf62903cd7ea8bcecf45

第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/22d7f3e5fd3af32c76881e717a70d932

第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e9783b24a4dafb73e096a3d98c588d5c

第10話 極めて限られた情報しか届いていない

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/0c4bdaed2e39ca3445fbc79584588f03

第11話 誤解のないように本心を書きます

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84b95a642ab828c3764bf53f821e5413

第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/29cd9addc8cca8037c18beba8ae88f38

第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7b81f1158de1f8141f9e0028193cdf56

第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/035a9c85e579493cc686c6c9c236ad1f

第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4ab3e0ed0685cb0e59e76a7a5081cb0c

第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/00f0f025876e08cbf40340896246c375

第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4f1589fde758fd92e9279b17e1c09602

第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e3de19af87dffce394fcdf7a7487a6ea

第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/492b5902ccf0977ad3450c23b8ffccbd

第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/14faf1da52a7ea1c1ce0f3a7211fa538

第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/919606cb7b69ffcfee27292e57387445

第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/6b217210dee57f5d66029abbeb86dc83

第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84490c79bc4ae01d49463a3fe7f4ea51

第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3269525e331124d5274fb7b3ca411ad6 

第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a41ddaab0f20350dacf16c09905eefd2



既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a299542da6f4297444d74ea436c9fff3

第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/d6a8178ff0b197a5b43e200e15e0ce44

第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/73173a4574cc5aa1f7b1234b697d4f82

一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ    

2015年03月06日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

2015年2月28日 19時より行われた リーガロイヤルホテル大阪のザ・クリスタルチャペル で行われた演奏会をFacebookでリアルタイム掲載したものを一部修正・加筆してBLOG化しています。

30分前の今18:30に開場しました。


こんな素敵な会場です。

会場には綺麗なご婦人も多く、女性が7割ぐらいでしょうか。

聞こえてくる言葉の殆んどが関西系なので、遠い東京から独りで来た私は、少し小ちゃくなっていました。


開始直前の雰囲気、これまで、北海道の音更町、東京でのコンサートと 大阪会場は少し違っていました。

司会者の方が前に立って話を始めて 休憩時間以外の録画や録音、写真撮影の禁止などの注意 を始めても、ザワザワしていて静かになりません。

友人たちとの会話を止めずにいる人があまりにも多く、私には司会者の方の諸注意がよく聞こえません。

演奏が始まっても、この調子(注意も聞いていなかったから、隣と会話する、写メを撮る、とかする人が出るのでは)‥‥ と、私は心配な気持ちになりました。

そのような中で、川上敦子さんが登場して、第1曲目のハンガリー狂詩曲第2番の演奏が始まりました。

川上敦子さんが演奏を始めると、曲の冒頭から、緊張感のある演奏が奏でられ

瞬時に会場の雰囲気が一変した のがわかり、私の心配は全く無用だったようです。

一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう圧倒的な魅力を感じた瞬間 でした。

私自身も演奏会中は写真撮影が出来ませんでしたので、今回のBlogには、演奏会自体の写真は使っていません。

しかし、次回以降の演奏会の様子を伝えるBlogでは、川上敦子さんより頂戴してBlogへの掲載を許可いただいた 公式写真 がありますので、その写真を使っての掲載もあります。



( 続く )



第01話 過去の偉大な記録

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bea50e0423e1bf59157a35c8e1c4e5e6

第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9603303df7e694d4fc94d52553147554

第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/872410ccbc9ad0794822fb280bb7fd6e

第04話 横浜国立大学

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c43e70d519f51cf7de9c774d5b06d383

第05話 時が流れ、新たな進展が

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/41a33d44afdac627c040aad5f06d832a

第06話 丁重なお返事を頂戴しました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/86a4c0cadc3fb6d9623fc148e3495b7a

第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3b0b92a1f4f4bf62903cd7ea8bcecf45

第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/22d7f3e5fd3af32c76881e717a70d932

第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e9783b24a4dafb73e096a3d98c588d5c

第10話 極めて限られた情報しか届いていない

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/0c4bdaed2e39ca3445fbc79584588f03

第11話 誤解のないように本心を書きます

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84b95a642ab828c3764bf53f821e5413

第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/29cd9addc8cca8037c18beba8ae88f38

第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7b81f1158de1f8141f9e0028193cdf56

第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/035a9c85e579493cc686c6c9c236ad1f

第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4ab3e0ed0685cb0e59e76a7a5081cb0c

第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/00f0f025876e08cbf40340896246c375

第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4f1589fde758fd92e9279b17e1c09602

第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e3de19af87dffce394fcdf7a7487a6ea

第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/492b5902ccf0977ad3450c23b8ffccbd

第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/14faf1da52a7ea1c1ce0f3a7211fa538

第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/919606cb7b69ffcfee27292e57387445

第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/6b217210dee57f5d66029abbeb86dc83

第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84490c79bc4ae01d49463a3fe7f4ea51

第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3269525e331124d5274fb7b3ca411ad6 

第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a41ddaab0f20350dacf16c09905eefd2



既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a299542da6f4297444d74ea436c9fff3

第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/d6a8178ff0b197a5b43e200e15e0ce44

第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/73173a4574cc5aa1f7b1234b697d4f82

ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

2015年02月27日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

東京でのコンサートの5ヶ月後、川上敦子さんは、昨年(2014年11月22日)にニューヨークで伊福部昭さん生誕100年を記念したニューヨークでのコンサートに招かれて演奏をしています。

このBLOGの第10話 「極めて限られた情報しか届いていない」 にも記しましたが、東京など日本の大都市に在住していない川上敦子さんのことが、国内でも、まだまだ知られていない状況ですが、逆に、世界はその実力を知っている ようです。

実は私も 「よろしければニューヨークまで‥‥」 とのお誘いを頂きましたが、 さすがに行くことは出来ず、日本より、演奏会の成功をお祈りしてましたが、大成功だった とのことで、

2015年にはスペインとオーストリアでのコンサートが予定され、その翌年の2016年4月28日には、ニューヨークの あの有名なカーネギーホール で演奏会が開かれることが決まっています。

東京でもニューヨークでも演奏された伊福部昭さんの曲。

伊福部昭さんが、作曲家として登場するキッカケとなった北海道帝国大学在学中の1935年に作曲された日本狂詩曲も、その初演は1936年のボストン。

1938年にはポーランドとフィンランドで演奏されるというように、世界で先に認められたことも、何か似ている気がします。






実際に私はニューヨークには行っておりませんので、川上敦子さん、ご本人より許可を頂いて、Facebookに掲載されていた写真を使わせていただいております。




本文に記して 第10話のリンクは下記のURLとなります。
 http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/0c4bdaed2e39ca3445fbc79584588f03


( 続く )



第01話 過去の偉大な記録

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bea50e0423e1bf59157a35c8e1c4e5e6

第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9603303df7e694d4fc94d52553147554

第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/872410ccbc9ad0794822fb280bb7fd6e

第04話 横浜国立大学

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c43e70d519f51cf7de9c774d5b06d383

第05話 時が流れ、新たな進展が

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/41a33d44afdac627c040aad5f06d832a

第06話 丁重なお返事を頂戴しました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/86a4c0cadc3fb6d9623fc148e3495b7a

第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3b0b92a1f4f4bf62903cd7ea8bcecf45

第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/22d7f3e5fd3af32c76881e717a70d932

第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e9783b24a4dafb73e096a3d98c588d5c

第10話 極めて限られた情報しか届いていない

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/0c4bdaed2e39ca3445fbc79584588f03

第11話 誤解のないように本心を書きます

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84b95a642ab828c3764bf53f821e5413

第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/29cd9addc8cca8037c18beba8ae88f38

第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7b81f1158de1f8141f9e0028193cdf56

第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/035a9c85e579493cc686c6c9c236ad1f

第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4ab3e0ed0685cb0e59e76a7a5081cb0c

第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/00f0f025876e08cbf40340896246c375

第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4f1589fde758fd92e9279b17e1c09602

第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e3de19af87dffce394fcdf7a7487a6ea

第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/492b5902ccf0977ad3450c23b8ffccbd

第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/14faf1da52a7ea1c1ce0f3a7211fa538

第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/919606cb7b69ffcfee27292e57387445

第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/6b217210dee57f5d66029abbeb86dc83

第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84490c79bc4ae01d49463a3fe7f4ea51

第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3269525e331124d5274fb7b3ca411ad6 

第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a41ddaab0f20350dacf16c09905eefd2



既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a299542da6f4297444d74ea436c9fff3

第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/d6a8178ff0b197a5b43e200e15e0ce44

第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/73173a4574cc5aa1f7b1234b697d4f82

接する人を魅了する素晴らしい音楽家

2015年02月25日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

2014年6月21日のコンサートには母と私だけでなく、実は私の4人の友人も聴きに来ていました。

演奏会の連絡を川上敦子さんから頂いた時、キャパの少ない会場でも、私の知り合いで音楽を愛している人ならば何人でも構わないので誘って下さい との嬉しい話を頂きました。

お言葉に甘え、かといって余りの大人数で独占しては申し訳ありません。

私の周りには、音楽好きな人も意外と多くいます。

過去にFacebookなどで、私が川上敦子のピアノのことを記した掲載に反応を示してくれた方に、何人か声を掛けたところ、高校の同級生2人と大学の同級生2人が 聴きに行きたい! と手を挙げました。

一年前に私が北海道へ行き、その演奏に感動した話などで、実はとても関心を持っていた とのことで、本当にチケット確保してくれてありがとう と言って喜んでいました。

皆さん、初めて川上敦子さんの演奏を聴き、同じく感動していたことは、言うまでもありません。

本来ならば、このBLOGで、いかに演奏が素晴らしかったかを知るさなければならないところですが、第14話で一年前のホームコンサートの音楽評を掲載した時も、自分の文章表現能力の拙さと、最高レベルの音楽を言語表現することの限界を感じる部分もあり、今回の演奏会では、私個人の音楽評は、ご勘弁いただこうと思います。

2014年6月21日のコンサートは、演奏終了後に立食の食事会が行われるものでした。

演奏の素晴らしさだけでなく、その人柄 で多くの方に大人気の川上敦子さん、少しだけでも話して、母や友人たちを紹介できれば‥‥

との思いでしたが、川上敦子さんは、他の演奏会に来られていた方と同様に、私の母にも、友人んたちにも、多くの時間を割いて、楽しい会話をしてくれました。

しかも、驚くことに‥‥

友人4人のうち、1人は、一年以上も前から私の話を聞き、Facebookで川上敦子さんとは既に友人となってCDも買っていましたが、他の3人は今回のコンサートへ行くことが決まった後にFacebookの友人となった人たちです。

しかし、前年の私が初めて会った時と同様に、川上さんは、4人の友人全員の顔と名前を把握していて、

「※※さん、初めてお会い出来ましたね。今日はありがとうございます。」

と、最初からフレンドリーな雰囲気で会話が弾んでいました。


大学の同級生2人と撮った記念写真です。

つまり、4人全員が横浜国立大学の卒業生で、川上敦子さんも、卒業以来、国大出身者だけで撮る写真は久しぶり! と喜んでくれてました。

(注)世間では、略して「横国大」と呼ばれていますが、在学時代、自分たちは「横国」とは呼ばず、「国大」と呼んでいました。

そして、川上敦子さん自らが 「次や桐朋高校の卒業生の皆さんとも一緒に記念撮影をしましょう!」 と言って撮った写真がこの写真です。


何と、私たちの出身高校の名前まで記憶してくれてました。

ちなみに、この時よりも前から感じていたことですが、川上敦子さんは、抜群の記憶力の持ち主 で一度、聴いた話は、殆んど記憶されています。

人間は他人の話を聞いても、20%ぐらいしか記憶することが出来ない、そんな能力の生物らしいのですが、以前、私がある専門家の方に、60%程度の会話を記憶しているようで、その記憶力は凄いと言われたことがあったのですが、私の比では全くありません。

たぶんですが、川上敦子さんは、人の話の90%以上、記憶しているような抜群の記憶力の持ち主です。

最後に、私の母とも写真を撮ってくれました。


実は、もっと鮮明な写真もあるのですが、母が年寄りは‥‥と恥ずかしがるでしょうから、敢て、この写真を載せました。

母には、とても良い思い出になりました。

卓越した音楽家としてだけに留まらず、素晴らしい人柄 が私の母や友人たちを、そして、きっと、この日、コンサートに来られた他の皆さんも、川上敦子さんの魅力に魅了された楽しい時間を過ごしたと思います。


このBLOGで触れた第14話「ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)」のリンクは下記のURLとなります。
  http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/035a9c85e579493cc686c6c9c236ad1f 


( 続く )



第01話 過去の偉大な記録

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bea50e0423e1bf59157a35c8e1c4e5e6

第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9603303df7e694d4fc94d52553147554

第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/872410ccbc9ad0794822fb280bb7fd6e

第04話 横浜国立大学

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c43e70d519f51cf7de9c774d5b06d383

第05話 時が流れ、新たな進展が

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/41a33d44afdac627c040aad5f06d832a

第06話 丁重なお返事を頂戴しました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/86a4c0cadc3fb6d9623fc148e3495b7a

第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3b0b92a1f4f4bf62903cd7ea8bcecf45

第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/22d7f3e5fd3af32c76881e717a70d932

第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e9783b24a4dafb73e096a3d98c588d5c

第10話 極めて限られた情報しか届いていない

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/0c4bdaed2e39ca3445fbc79584588f03

第11話 誤解のないように本心を書きます

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84b95a642ab828c3764bf53f821e5413

第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/29cd9addc8cca8037c18beba8ae88f38

第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7b81f1158de1f8141f9e0028193cdf56

第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/035a9c85e579493cc686c6c9c236ad1f

第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4ab3e0ed0685cb0e59e76a7a5081cb0c

第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/00f0f025876e08cbf40340896246c375

第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4f1589fde758fd92e9279b17e1c09602

第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e3de19af87dffce394fcdf7a7487a6ea

第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/492b5902ccf0977ad3450c23b8ffccbd

第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/14faf1da52a7ea1c1ce0f3a7211fa538

第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/919606cb7b69ffcfee27292e57387445

第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/6b217210dee57f5d66029abbeb86dc83

第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84490c79bc4ae01d49463a3fe7f4ea51

第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3269525e331124d5274fb7b3ca411ad6 

第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a41ddaab0f20350dacf16c09905eefd2



既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a299542da6f4297444d74ea436c9fff3

第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/d6a8178ff0b197a5b43e200e15e0ce44

第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

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あの人は誰? (一音たりとも聴き逃したくない)

2015年02月24日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

いよいよ待ちに待った2014年6月21日。

母も私も、この日を無事に迎えることが出来ました。

歩くスピードの遅い母を考慮して早めに家を出たので比較的早く到着できました。

40人ほどしか入れない東洋文庫オリエントカフェで行われた演奏会は自由席なのでステージから見て右側の比較的前方に私たちは座ることが出来ました。

曲目は、全てこの年(2014年)に生誕100年を迎えられた伊福部昭さんのプログラム。

川上敦子さんが弾いているCDを持っているので私には馴染みの曲ばかりでしたが、実際の生の演奏は、全てが異なり、CD以上に素晴らしい ものでした。

あまりの素晴らしさに圧倒され、あっという間に演奏会が終了してしまった感じに私の時間が流れました。

横で聴いていた母は‥‥というと、あまりの素晴らしさに

「本当に生で演奏を聴けて良かった」

と言い、加えて 人生で最高に感動した日 だとも言っていました。

川上敦子さんの指の動きまでが見える場所にいた母は、指だけでなく(あのような素晴らしい音楽は)一音たりとも聴き逃したくなかった と言っていたように、もしかしたならば、私以上に熱心に聴いていたかもしれません。

実は、演奏会の数日後、川上敦子さんから次のような話をいただきました。

あの東京での演奏会に、川上敦子さんのお母様もいらっしゃっていたとのこと。
(その前年に私が行ったホームコンサートの時にも私は川上敦子さんのお母様にはお会いしている筈ではありますが、前回も今回も、ご挨拶できていなかったので、私はお母様のお顔を存じあげないのです)

演奏会が終了した後、お母様が川上敦子さんに、「右側に座られて、とても熱心に聴いて下さっていた白髪のご婦人が、どなたかご存知?」

と質問されたそうです。

同じ横浜国立大学を卒業した先輩に当たる私の母だと説明したとのことで、(母子共々)熱心に演奏を聴いた私たちにお礼を言ってくれました。

勿論、あの演奏会が最後だとは思っていませんが、母に人生の良い思い出をプレゼント することが出来ました。


( 続く )



第01話 過去の偉大な記録

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bea50e0423e1bf59157a35c8e1c4e5e6

第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9603303df7e694d4fc94d52553147554

第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/872410ccbc9ad0794822fb280bb7fd6e

第04話 横浜国立大学

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第05話 時が流れ、新たな進展が

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/41a33d44afdac627c040aad5f06d832a

第06話 丁重なお返事を頂戴しました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/86a4c0cadc3fb6d9623fc148e3495b7a

第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

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第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

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第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

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第10話 極めて限られた情報しか届いていない

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第11話 誤解のないように本心を書きます

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第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

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第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

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第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

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第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

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第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

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第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

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第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

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第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

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第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

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第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

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第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

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第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


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第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
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第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

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既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

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第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

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第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

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母の願い (死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

2015年02月24日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

2013年6月に川上敦子さんの生演奏を聴き、感動に浸っていた私に母がポツリと言いました。

「私も死ぬまでに、そんな素晴らしい演奏を聴いてみたい」

楽器が弾ける訳でもなく、音楽に精通している訳でもないけれど、息子が
こんな素晴らしいドビュッシーは聴いたことがないし、そう簡単に再び聴けるものでもない
‥と語っていた演奏を、母も死ぬまでに一度は聴いてみたいと言ったのでした。

実現には、様々な困難がありました。

高齢であり、16年に及ぶ父の過酷な介護を続けていた母は、父の他界後に急激に体調を壊し、とても独りで北海道へ行って演奏を聴きに行けるような身体ではありません。

しかも、我が家には2匹いて、そのうちの1匹は、食道障害で流動食しか食べられない猫で、母と私が一緒に留守をする訳にはいきません。

果たして母が世界一の演奏を聴く機会が訪れるのか?

そんな思いを続けていましたが、何と意外にも早く、翌年の2014年3月に
3ヶ月後に東京で演奏会を行われるという嬉しい知らせ
を川上敦子さん ご本人 から頂きました。

演奏会場にあるピアノと演奏会場の音響には絶対に妥協されない川上敦子さん。
2014年6月の会場は、多くの人が入れる会場ではなかったので、すぐに完売してしまう心配がありました。

実は、私の母の願いと、北海道までは行けない事情も覚えていてくれた川上敦子さんが
(私と母の分)2枚のチケットを抑えられますが‥‥
言って連絡を下ださり、早々に確保までして頂きました。

演奏会まで3ヶ月。

私が一緒に行くとはいえ、都心まで演奏会に行くのは、母にとって 簡単なことではありません でしたが

「歩けなくなっては大変」 「風邪などひいたら大変」

‥‥と、母には、とても良い励み となって、3ヶ月先の6月の演奏会まで過ごすことになりました。


( 続く )



第01話 過去の偉大な記録

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第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

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第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

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第04話 横浜国立大学

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第05話 時が流れ、新たな進展が

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第06話 丁重なお返事を頂戴しました

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第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

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第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

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第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

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第10話 極めて限られた情報しか届いていない

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第11話 誤解のないように本心を書きます

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84b95a642ab828c3764bf53f821e5413

第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/29cd9addc8cca8037c18beba8ae88f38

第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7b81f1158de1f8141f9e0028193cdf56

第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

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第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4ab3e0ed0685cb0e59e76a7a5081cb0c

第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

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第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4f1589fde758fd92e9279b17e1c09602

第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e3de19af87dffce394fcdf7a7487a6ea

第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

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第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/14faf1da52a7ea1c1ce0f3a7211fa538

第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

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第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

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第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


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第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
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第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

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既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

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第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

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第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

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北海道 十勝の方のお人柄 (伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)                 

2015年01月25日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

道の駅に立ち寄ってお蕎麦を食べた時のこと。近くで採れた美味しいお芋をサービスでいただきました。

食堂の女性の方に内地から来た者だと名乗り、北海道の素晴らしさを語りながら、楽しく昼食を終え、車に乗って5分ぐらい経ったところで、大変なことに気づきました。

ついつい、会話が弾んで、お蕎麦の代金を支払わずに、出てしまっていたことを。

急ぎ、代金を支払うために、車をUターンさせ

「申し訳ありませんでした!」

と無銭飲食のお詫びをすると

「あら、そうでしたか‥‥。 私も全然、気づいてなかったです。 逆に、かえって戻らさせてしまったみたいで、こちらこそ、恐縮です。」

と、お店の女性は、おおらかな表情で、ゆっくりと語りかけました。

「道中、お気を付け下さいね~」

と、声を掛けていただき、道の駅を再出発した私でした。

代金を支払い忘れた私が全く悪いのですが、過去に来た時も思っていた、北海道の方の器の大きさ を感じた瞬間でした。

2013年6月、伝説のピアニストの川上敦子さんの演奏を聴くために行った、短い北海道での滞在の中で、今回も、この大地に住む方たちの人柄に触れることが出来ました。

今回は、番外編として、その時に行って場所で、写真のあるものを載せたいと思います。



羽田空港からとかち帯広空港へ



とかち帯広空港に到着



初めて来た、とかち帯広空港



空港を出ると、道路の両脇に、綺麗な白樺が、ずっと並んでいました。



ほんの短時間でしたが、音更町にある、十勝川温泉にも入りました。



川上敦子さんのコンサート終了後の帯広にて。
敦子さんの仲介もあり、コンサートへ来られていた初めてお会いした帯広の方と一緒に、夕食をご一緒させていただき、楽しい時間を過ごしました。



翌日、飛行機へ乗る前に、今は廃線となって駅だけが残る愛国駅へ行きました。



私の子供の頃、愛国駅から幸福駅行きの切符が、全国的に流行っていました。



幸福駅跡にも行ってきました。



記念公演のようになっていて、ディーゼル列車も置いてあります。



今にも走り出しそうな雰囲気でした。



記念に1枚



続く


第01話 過去の偉大な記録

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bea50e0423e1bf59157a35c8e1c4e5e6

第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9603303df7e694d4fc94d52553147554

第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/872410ccbc9ad0794822fb280bb7fd6e

第04話 横浜国立大学

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c43e70d519f51cf7de9c774d5b06d383

第05話 時が流れ、新たな進展が

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/41a33d44afdac627c040aad5f06d832a

第06話 丁重なお返事を頂戴しました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/86a4c0cadc3fb6d9623fc148e3495b7a

第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3b0b92a1f4f4bf62903cd7ea8bcecf45

第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/22d7f3e5fd3af32c76881e717a70d932

第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e9783b24a4dafb73e096a3d98c588d5c

第10話 極めて限られた情報しか届いていない

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/0c4bdaed2e39ca3445fbc79584588f03

第11話 誤解のないように本心を書きます

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84b95a642ab828c3764bf53f821e5413

第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/29cd9addc8cca8037c18beba8ae88f38

第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7b81f1158de1f8141f9e0028193cdf56

第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/035a9c85e579493cc686c6c9c236ad1f

第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4ab3e0ed0685cb0e59e76a7a5081cb0c

第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/00f0f025876e08cbf40340896246c375

第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4f1589fde758fd92e9279b17e1c09602

第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e3de19af87dffce394fcdf7a7487a6ea

第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/492b5902ccf0977ad3450c23b8ffccbd

第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/14faf1da52a7ea1c1ce0f3a7211fa538

第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/919606cb7b69ffcfee27292e57387445

第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/6b217210dee57f5d66029abbeb86dc83

第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84490c79bc4ae01d49463a3fe7f4ea51

第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3269525e331124d5274fb7b3ca411ad6 

第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a41ddaab0f20350dacf16c09905eefd2



既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a299542da6f4297444d74ea436c9fff3

第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/d6a8178ff0b197a5b43e200e15e0ce44

第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/73173a4574cc5aa1f7b1234b697d4f82

26年前の予言?  (素晴らしい音楽家について)             

2015年01月20日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

提出した卒業論文は、当時は国家財産とされるので、提出の直前に、全ページをコピーしたものが自宅にあります。

正直、読み返すと拙い部分があり、いつか、大幅な修正版に作り直そうと思いつつ、既に26年近くが経過してしまいました。

卒業論文のタイトルは「思想と音楽」。

私が属していた哲学・倫理学教室では、卒論テーマは何でも良い(どんな題材、どんな学問でも受けて立つ)と、仰っていた先生方 は、今から考えても、凄いと思います。

タイトルこそ、少し哲学的ですが、主に音楽について述べたものです。

目次だけ記すと、次のような構成でした。

 序 章 はじめに
 第一章 思想の伝達手段
 第二章 ナチスと音楽家
 第三章 十月革命とスターリン時代のソ連
 第四章 ショスタコーヴィチと音楽

ヒトラーやスターリンに干渉された音楽家たち、亡命した音楽家もいれば、敢えて祖国に留まった音楽家もいます。

敢えて祖国のソ連に留まった作曲家のショスタコーヴィチについて、多くを割いて記しています。



現在、シリーズ連載中の、このBLOGですが、「不愉快な箇所とか、ないでしょうか?(あれば、直ちに修正します)」と、何話か毎に、川上敦子さん ご本人に連絡を入れてます。

実際のご本人に会ったことのある方ならば、おわかりとは思いますが、川上敦子さんは、とてもおおらかな方で、現在まで、何も修正要請などの、細かいことを言われません。

そんなメッセージのやり取りの中で、

「僕の文章表現能力が拙くて、なかなか音楽を言語化することが出来なくて‥‥」

「私は文章表現が下手で、(それに比べれば)本当にBLOGは上手に記されていて‥‥」

と、逆に温かい言葉を掛けいただきました。

そして、川上敦子さんは

「私は、文章(言語)表現が苦手な分、常に一生懸命に気持ちをピアノに込めて弾いています。」

「それ! 僕の卒業論文に、そのような事を書いているんです! (実際に卒業論文を書いた時には、ピアニストとしてデビューしていなかった人に)今、昔の論文に僕が記していたことが、現実として、その言葉を聴くなんて、予言が的中したみたいです!」

と私は伝えました。

この会話に相当することが、拙い私の論文の第一章の中に記されていました。

要約すると、次のような自論です。

進化の過程で人は言語能力を身につけ、言語能力の獲得が、その後の人類の(知的)進化を大きく促すことになったと多くの学者も主張している。

そして、現代に生きる私たち人間は、伝達手段として、大いに言語(=話す言葉や文字)を使ってる。

しかし、現代に生きる人間が感じているほど、言語という伝達手段では万能だとは私は思わない。

素晴らしい作曲家が作る曲や素晴らしい演奏家が奏でる演奏は、時として「言語」を凌駕するような、素晴らしい伝達手段になるこがあり得る。

この最後の部分が、まさに、川上敦子さんが、自らを語った部分で、自分の卒論で記した内容と一致していたので、少しゾクッ として、内容も拙く、当時、ワープロすら打てなかった私の汚い字による卒業論文のことを思い出しました。

「ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏」(このシリーズの第15話と第16話)に記した、実際に私が聴いた 川上敦子さんの素晴らしい生演奏 を、上手に言語に表現できなかったことも、はるか昔の卒業論文を思い出すきっかけになりました。



続く


第01話 過去の偉大な記録

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bea50e0423e1bf59157a35c8e1c4e5e6

第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9603303df7e694d4fc94d52553147554

第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

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第04話 横浜国立大学

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c43e70d519f51cf7de9c774d5b06d383

第05話 時が流れ、新たな進展が

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第06話 丁重なお返事を頂戴しました

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第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

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第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

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第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

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第10話 極めて限られた情報しか届いていない

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第11話 誤解のないように本心を書きます

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第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

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第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

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第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

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第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

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第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

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第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

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第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

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第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

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第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

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第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

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第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

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第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


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第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
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第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

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既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

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第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

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第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

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ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏  (後編)               

2015年01月18日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」の楽譜ですが20小節(左上の小節)の3拍目などは、前編で述べた伝統的な西欧の音楽とは異なる和音です。

24小節(下段の2つめの小節)以降の和音の進行なども、和声学の教科書に、正しくない例として出てきそうな和音進行をドビュッシーは大胆に取り入れた作曲家でした。

音響学の専門ではない門外漢の私は、あまり詳しく述べられないですが、例えば前編(一つ前のBLOG)で記したハ長調の基本となる ド、ミ、ソ の3音からなる和音も、無神経にただ、3つの音を鳴らすのではなく、それぞれ3つの音の音量を違えて 最良の響 となる鳴らし方がある筈です。

音楽家(演奏家)の優れた感性が、絶妙のバランスで、響を奏でる時、最高の音楽が醸し出される と私は思います。

実は私は中学・高校の頃、自分の音楽的才能の無さに気づかず、無謀にも作曲家になりたいと思っていた頃があり、ドビュッシーの音の響が、どのようなものなのかを研究するため、しばしば、楽譜に載っている音をピアノで鳴らして、その響を確認していました。
演奏するテクニックが皆無の私でも、ゆっくりと和音をピアノで鳴らしていき、その響を確認することは出来ましたので、個性的なドビュッシーの素晴らしい音の響 を確認して、知っていました。

前編から続いた前置きが相当に長くなってしまいましたが、2013年6月13日に初めて聴いた 川上敦子さんの生の演奏 は、私が知っているドビュッシーの個性的で独特な素晴らしい響を遥かに超えた、この上ない素晴らしい響 だったのです。

自分の拙い技量でピアノを鳴らして確認した響だけではありません。 数多くのプロのピアニストが演奏したCDや実際の演奏会でも、ドビュッシーの響 は知っていた筈ですが、私の知っていたドビュッシーの響とは次元の違う素晴らしい響の連続体 とでも表現すれば良いでしょうか。 そのような演奏を川上敦子さんはされたのです。

「 オール ドビュッシー プログラム 」の曲の中には、ゆっくりな曲もありますが、早い曲も、勿論、ありました。

ただ演奏するだけでも、決して簡単ではない テンポの早い曲でも全く変わらずに素晴らしい響の連続体 として、川上敦子さんは、演奏されるので、想像を絶する衝撃と感動 を受けたのでした。


コンサートのプログラムの後半で演奏された「レントよりも遅く」の演奏を聴いていた時に、感じたことです。

偉大な作曲家のドビュッシーには大変、申し訳ないのですが、ドビュッシー自身は、ここまで素晴らしい響を想定して作曲していたとは思えない と感じたのです。

その時に私の頭に浮かんだ言葉が 「ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽」 という言葉で、この前回と今回のBLOGタイトルです。

演奏会終了後に、「少し長くなりますから、最後に‥‥」 と言って、来場されたお客様の一番最後に、私が川上敦子さん ご本人に、直接、伝えさせていただいた演奏会の感想でした。

このBLOGで記した内容を、 「何度も響を確認しながら演奏会に臨まれたのですか?」

との質問を川上敦子さんにすると

「(勿論、プロとして当たり前のこととして)全ての響を確認した上で、この演奏会に向けて、自分の演奏を固めてきています」

との答えが、ご本人から返ってきました。

世界中のピアニストの演奏を全て聴いたことがある訳ではありませんが、この衝撃的な演奏を聴いた後、私は 世界一素晴らしいピアニスト だと、川上敦子さんのことを公言するようになりました。



続く




第01話 過去の偉大な記録

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第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

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第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/872410ccbc9ad0794822fb280bb7fd6e

第04話 横浜国立大学

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c43e70d519f51cf7de9c774d5b06d383

第05話 時が流れ、新たな進展が

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第06話 丁重なお返事を頂戴しました

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第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

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第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

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第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

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第10話 極めて限られた情報しか届いていない

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第11話 誤解のないように本心を書きます

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第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

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第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

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第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

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第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

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第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

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第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

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第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

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第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

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第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

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第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

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第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

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第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


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第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
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第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

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既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a299542da6f4297444d74ea436c9fff3

第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/d6a8178ff0b197a5b43e200e15e0ce44

第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/73173a4574cc5aa1f7b1234b697d4f82

ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏  (前編)            

2015年01月17日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

遂に川上敦子さんの生のピアノ演奏を聴きました。

2013年6月23日。全てドビュッシー作曲のコンサート。 感想ひと言で表すならば

「ドビュッシーを超えるドビュッシーを聴かせていただきました」

という 衝撃にも似た感動 を覚えました。

ドビュッシーは大好きな作曲家の一人で、長い年月、西欧で培われていた音楽の伝統に固執せず、新しい独自の感性で曲を作っていったところが、私がドビュッシーの素晴らしい所だと思います。

少し長くなりますが、西欧の伝統的な音楽をハ長調の和音を例に、説明します。

ハ長調の基本となる和音は ド、ミ、ソ の3音からなる和音で、不快感を覚えない 安定感のある心地よい響き がします。

18世紀を中心に活躍したハイドンやモーツァルトなどに代表される古典派音楽では、ハ長調ならば、この ド、ミ、ソ の和音、ソ、シ、レ の和音、ファ、ラ、ド の和音、いずれも聴き心地の良い、この3つの和音の組み合わせで作曲されています。

ここで、ピアノの鍵盤を思い浮かべて下さい。


ピアノという楽器は、ハ長調(短調ならばニ短調)の音階を弾く時に、黒鍵を使わず、白鍵だけで、音階を奏でられる楽器です。

紹介したハ長調の音楽を構成する3つの和音は、いずれも白鍵を1つ飛ばしで3つの音を積み重ねて出来る和音で、音楽において和音と旋律(メロディー)は密接に関連するので、極端に言えば、ハ長調の音楽ならば、和音もメロディーも、黒鍵を全く使わず、白鍵だけで曲を作ることが出来ます。

そして、ベートーヴェンを経てシューマンやショパンなどに代表される18世紀のロマン派音楽の時代に入ると、古典派音楽で使われていた3つの主要和音だけでは、綺麗な響きはするものの、逆に何か物足りなさ を感じるようになり、もう1音を加えた4つの音を鳴らす和音を作るようになり、ド、ミ、ソ の白鍵を1つ飛ばしに作る和音に、もう1音、シ の音が加わります。

しかし、この和音の ド と シ の2つの音は、オクターブこそ異なりますが、半音違いの関係となるため、お互いがぶつかり合って、綺麗な響きにはなりません。

そこで、シ の音ではなく、シ を半音下げた黒鍵にある シのフラット を加えた4つの音で構成する和音は、聴き心地の悪くはない響きがします。

ボピュラー音楽で、セブンスと呼ばれるコード(和音)は、この4つの音からなる和音のことで、このセブンスの和音が曲に加わることで、白鍵だけで成り立っていたハ長調の曲に、黒鍵の音が加わってきて、音楽が複雑化していきます。

更に進んでワグナーやマーラーに代表される後期ロマン派音楽の時代になると、このセブンスにもう1音、レの音を加えた5つの音からなる和音、更にはファの音まで加えた6つの音からなる和音などが登場し、澄んだ響きよりも、重厚さを求めた和音を使った楽曲が追求されていくようになりました。

こうして、重厚さを追求した和音が次々と追求されていく流れの中で、西欧の伝統に基づいた和音は、ハ長調ならば半音関係が出来てしまうと黒鍵にずれて逃げることはあっても、原則として白鍵の鍵盤の1つ飛ばしの2音先の音を積み重ねていくというものから離れることは出来ませんでした。

このように1つ飛ばしの西欧の伝統的な和音構成に依らない和音を奏でたしたならば‥‥。

西欧の伝統に囚われず、1つ飛ばしではない2つ飛ばしで作る和音や半音関係が出現してしまっても特に気になどせず、音の響きに対して感覚を研ぎ澄まして 曲を作っていった作曲家が登場しました。

19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したドビュッシーです。 彼の音楽は印象派音楽と呼ばれます。

昨年、世界のネットアンケートで、最も美しい曲は? 

との問いかけに対して、第一位に選ばれた曲は、ドビュッシーの若い頃の作品 ベルガマスク組曲の中の一曲 『月の光』でした。

この『月の光』は、ドビュッシーの初期の頃の作品で、西欧の伝統的な音楽から印象派音楽を確立する移行期に作られた作品なので、完全な印象派音楽とは言い切れませんが、独特な美しい響きのする素敵な曲です。

音楽を構成する和音と旋律(メロディー)とは関連性が深いので、その後のドビュッシーの音楽は、西欧の伝統に囚われるない独特の響きの上に、旋律(メロディー)がのっているので、ドビュッシーの印象派作品の旋律は、長調や短調といった西欧の伝統的な音階とは異なる独特な音楽観、世界観が醸し出されています。

長くなりましたので、そんな、素晴らしいドビュッシーの響きを超えた 川上敦子さんが奏でたドビュッシーの演奏 については、次の掲載の続きとさせていただきたいと思います。



続く


第01話 過去の偉大な記録

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bea50e0423e1bf59157a35c8e1c4e5e6

第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9603303df7e694d4fc94d52553147554

第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/872410ccbc9ad0794822fb280bb7fd6e

第04話 横浜国立大学

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c43e70d519f51cf7de9c774d5b06d383

第05話 時が流れ、新たな進展が

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/41a33d44afdac627c040aad5f06d832a

第06話 丁重なお返事を頂戴しました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/86a4c0cadc3fb6d9623fc148e3495b7a

第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3b0b92a1f4f4bf62903cd7ea8bcecf45

第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/22d7f3e5fd3af32c76881e717a70d932

第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e9783b24a4dafb73e096a3d98c588d5c

第10話 極めて限られた情報しか届いていない

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/0c4bdaed2e39ca3445fbc79584588f03

第11話 誤解のないように本心を書きます

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84b95a642ab828c3764bf53f821e5413

第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/29cd9addc8cca8037c18beba8ae88f38

第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7b81f1158de1f8141f9e0028193cdf56

第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/035a9c85e579493cc686c6c9c236ad1f

第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4ab3e0ed0685cb0e59e76a7a5081cb0c

第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/00f0f025876e08cbf40340896246c375

第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4f1589fde758fd92e9279b17e1c09602

第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e3de19af87dffce394fcdf7a7487a6ea

第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/492b5902ccf0977ad3450c23b8ffccbd

第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/14faf1da52a7ea1c1ce0f3a7211fa538

第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/919606cb7b69ffcfee27292e57387445

第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/6b217210dee57f5d66029abbeb86dc83

第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84490c79bc4ae01d49463a3fe7f4ea51

第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3269525e331124d5274fb7b3ca411ad6 

第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a41ddaab0f20350dacf16c09905eefd2



既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a299542da6f4297444d74ea436c9fff3

第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/d6a8178ff0b197a5b43e200e15e0ce44

第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/73173a4574cc5aa1f7b1234b697d4f82

北海道 音更町でのホームコンサート (2013年6月)

2015年01月12日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

2013年6月、私は約束を果たすべく、生演奏を聴かせて頂くため、毎年、川上敦子さんのご自宅で開催されているとホームコンサートを聴きに、北海道の音更町へ行ってきました。

写真の通り、ご自宅でミニコンサートが出来るほどの広さと優雅さで凄いです。

その年は、確か全5回、ホームコンサートが開催され、翌日の月曜日に休暇を取れば、北海道まで行けるので、日曜日開催の日の予約を確保して頂きました。

ご本人によれば、地元の皆さんに音楽に親しんでもらうことが目的 だそうで、30人規模の演奏会を何回か、行なっているそうです。

その時の申し込みは、電話によるもので、川上敦子さんと 「(声では)はじめまして‥‥」 という感じで、少し、会話もさせて頂きました。

いよいよコンサートへ。


土曜日に出発して、その日は釧路の友人ご夫婦の所へ久しぶりに行き、翌日の日曜日、帯広市のホテルにチェックインした後、車で15分ほどのコンサート会場へ向かいました。

この年のホームコンサートは全てドビュッシーの曲からなる演奏会。


私が行った日の写真ではありませんが、演奏だけでなく、川上敦子さん、ご本人による曲の解説やドビュッシーという作曲家の解説を、解りやすくしてくれる、変に敷居が高くない とてもアットホームなコンサートでした。

実は席は、全くの自由席で、流石に殆んどが地元の方といった感じで、少し遠くから来られた方でも、きっと道内から来られた方でしょう。

私はあまり目立たない場所として、前から3列目の少し左側の席に座って演奏を聴いていました。

尚、当日の言葉ではとても表現しきれない素晴らしかった演奏 に関しては、別の掲載で記すチェレンジをします。

演奏会が終わると、観客全員に飲み物が配られ、敦子さん本人が、来場した人に一人一人、声を掛けて会話するという、とても心温まる雰囲気のコンサートでした。

私も、(せっかく、北海道まで行ったのだから)ひと言、ご挨拶だけは‥‥と思い、自分の順番を待つことにしました。

いよいよ‥‥となり、(初対面なので)自分の名前を述べようとした瞬間

「本当に遠くから、わざわざお越し下さって、ありがとうございます。」

と声を掛けられてしまいました。

大学のキャンパスで、すれ違っていた可能性は高いですが、実質的には初対面なのに‥‥と驚いたのですが、Facebookで私の写真を見て、しっかりと記憶していたので、私が、どの席で座って聴いていたかも解っていたと言っていました。

「正直なところ、演奏、いかがでしたか?」 との質問を頂き、

「実は、ドビュッシーには、大変、申し訳ないのですが、川上さんの、あまりの素晴らしい演奏に、ドビュッシーが意図した以上に素晴らしい音楽が、たった今、私の前に出現していて‥‥」

‥‥と、ここまで話し、以心伝心というか、少し長い話になりそうで、まだ、後には、何人かのお客さんも残っていたので、特に帰りを急ぐ訳でもない私は、「それでは最後に(ゆっくりと話を)‥‥」 と、どちらからということもなく、そういう流れになり、他の聴きに来られた方との会話が全て終了した最後に話の続きをすることになりました。



続く



第01話 過去の偉大な記録

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bea50e0423e1bf59157a35c8e1c4e5e6

第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9603303df7e694d4fc94d52553147554

第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/872410ccbc9ad0794822fb280bb7fd6e

第04話 横浜国立大学

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c43e70d519f51cf7de9c774d5b06d383

第05話 時が流れ、新たな進展が

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/41a33d44afdac627c040aad5f06d832a

第06話 丁重なお返事を頂戴しました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/86a4c0cadc3fb6d9623fc148e3495b7a

第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3b0b92a1f4f4bf62903cd7ea8bcecf45

第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/22d7f3e5fd3af32c76881e717a70d932

第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e9783b24a4dafb73e096a3d98c588d5c

第10話 極めて限られた情報しか届いていない

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/0c4bdaed2e39ca3445fbc79584588f03

第11話 誤解のないように本心を書きます

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84b95a642ab828c3764bf53f821e5413

第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/29cd9addc8cca8037c18beba8ae88f38

第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7b81f1158de1f8141f9e0028193cdf56

第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/035a9c85e579493cc686c6c9c236ad1f

第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4ab3e0ed0685cb0e59e76a7a5081cb0c

第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/00f0f025876e08cbf40340896246c375

第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4f1589fde758fd92e9279b17e1c09602

第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e3de19af87dffce394fcdf7a7487a6ea

第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/492b5902ccf0977ad3450c23b8ffccbd

第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

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第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/919606cb7b69ffcfee27292e57387445

第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/6b217210dee57f5d66029abbeb86dc83

第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84490c79bc4ae01d49463a3fe7f4ea51

第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3269525e331124d5274fb7b3ca411ad6 

第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a41ddaab0f20350dacf16c09905eefd2



既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a299542da6f4297444d74ea436c9fff3

第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/d6a8178ff0b197a5b43e200e15e0ce44

第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/73173a4574cc5aa1f7b1234b697d4f82

誤解のないように本心を書きます

2015年01月10日 | 伝説のピアニスト 川上敦子さん

このシリーズ、連載が止まっていましたが、理由は、正直、数話先の文章が上手く記せないからです。

川上敦子さんの演奏の素晴らしさ、音楽家としての素晴らしさを、音を聴いてもらうのではなく、活字で表現することが、私の能力では、とても難しくて、文章化に難航しているからです。

そのような事情もあり、今回は少し、道草的な掲載をさせて頂きます。

川上敦子さんというピアニストの素晴らしさを紹介していますが、私の表現の拙さで、もしも、私と母校が一緒だから ‥‥という理由だと思われてしまっていたならば、とても残念だと思います。

この場を借りて、全く違うとことを述べさせて頂きます。

世の中には、「※※さんとは、同級生(または、先輩or後輩)だ!」 「※※さんとは、同郷だ!」 などと、ご本人と全く違う、有名人や著名人の名前を出して自慢する人がいますが、私自身、このような、虎の威を借るキツネ的 なことが大嫌いです。
(Facebookで有名人と友人になっても、私は絡みのない相手には、どんな有名人であっても躊躇なく友人関係を解消するような人間ですから‥‥)

とはいえ、私自身、勿論、母校に対する愛着は強いですし、川上敦子さんが、同じ大学の出身だったという事実には、とても親しみは覚えますが、決して、それ以上のことは起こりません。

同じ横浜国立大学出身で、多くの人が知っている超有名ロックフループがいますが、素晴らしいか否かの観点ではなく、私個人の好き・嫌いの感性の点で、現時点で、私は、何曲か聴いた、あのグループの音楽には、特別な魅力を感じることがありません。(音楽や芸術、それ以外の風景や景色などでも、感性に触れる部分は、時が経って変化する場合もありますので、現時点では と表現させていただきました)

自分の感性で、特に揺れ動くことがないものに対して、出身校が一緒だから‥‥という理由で、賞賛する理由など、何もありませんから

「同じ大学だよね。 やはりファンなの? 応援しているの?」

と質問を受けることが、たまにありますが、

「楽曲的に好きではないので、特に何も‥‥」

と私は回答しています。

一昨年に初めて自分の耳で聴いた、川上敦子さんの演奏について、文章化が出来次第、載せたいと思っておりますので、少し、お待ち下さい。



続く


第01話 過去の偉大な記録

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bea50e0423e1bf59157a35c8e1c4e5e6

第02話 CD発売されているリストの超絶技巧練習曲とは

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9603303df7e694d4fc94d52553147554

第03話 川上敦子さんによる超絶技巧練習曲1837年版の日本初演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/872410ccbc9ad0794822fb280bb7fd6e

第04話 横浜国立大学

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c43e70d519f51cf7de9c774d5b06d383

第05話 時が流れ、新たな進展が

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/41a33d44afdac627c040aad5f06d832a

第06話 丁重なお返事を頂戴しました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/86a4c0cadc3fb6d9623fc148e3495b7a

第07話 伊福部昭作品集「ラウダ」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3b0b92a1f4f4bf62903cd7ea8bcecf45

第08話 伊福部昭さんが最後に認めた音楽家「川上敦子さん」 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/22d7f3e5fd3af32c76881e717a70d932

第09話 実は私は超絶技巧練習曲(1837年版)の演奏を聴きました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e9783b24a4dafb73e096a3d98c588d5c

第10話 極めて限られた情報しか届いていない

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/0c4bdaed2e39ca3445fbc79584588f03

第11話 誤解のないように本心を書きます

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84b95a642ab828c3764bf53f821e5413

第12話 北海道 音更町でのホームコンサート(2013年6月)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/29cd9addc8cca8037c18beba8ae88f38

第13話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(前編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7b81f1158de1f8141f9e0028193cdf56

第14話 ドビュッシーを超えたドビュッシーの音楽 川上敦子さんの演奏(後編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/035a9c85e579493cc686c6c9c236ad1f

第15話 26年前の予言?(素晴らしい音楽家について)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4ab3e0ed0685cb0e59e76a7a5081cb0c

第16話 北海道 十勝の方のお人柄(伝説のピアニスト 川上敦子さん の番外編)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/00f0f025876e08cbf40340896246c375

第17話 母の願い(死ぬまでに一度、生で演奏を聴きたい)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4f1589fde758fd92e9279b17e1c09602

第18話 あの人は誰?(一音たりとも聴き逃したくない)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e3de19af87dffce394fcdf7a7487a6ea

第19話 接する人を魅了する素晴らしい音楽家

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/492b5902ccf0977ad3450c23b8ffccbd

第20話 ニューヨーク公演 世界がその素晴しさを認めています

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/14faf1da52a7ea1c1ce0f3a7211fa538

第21話 一瞬で会場の雰囲気を変えてしまう 川上敦子さんの演奏の凄さ 

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/919606cb7b69ffcfee27292e57387445

第22話 にじみ出るお人柄 コンサートでの川上敦子さんの素敵なトーク

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/6b217210dee57f5d66029abbeb86dc83

第23話 リストへの深い尊敬の念が伝わる川上敦子さんの演奏


http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/84490c79bc4ae01d49463a3fe7f4ea51

第24話 この上なく美しい音色(聴く者の心が洗わる瞬間)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/3269525e331124d5274fb7b3ca411ad6 

第25話 川上敦子さんから頂戴したお心(このシリーズの一旦の完結とさせていただきます)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a41ddaab0f20350dacf16c09905eefd2



既に全25話のシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト の続編となります。



第01話 巨匠ルツ・レスコヴィッツさんとの共演

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a299542da6f4297444d74ea436c9fff3

第02話 2016年4月28日にカーネギーホールでのリサイタルが行われる予定です

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/d6a8178ff0b197a5b43e200e15e0ce44

第03話 大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/73173a4574cc5aa1f7b1234b697d4f82