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ピリカヌプリ

北海道の自然とアクティビティに関することを発信しています。

礼振峰

2023-07-30 | 日記
礼振峰へ
夕張山地の中でも最深部に位置する山で、迷惑な事に崕山の林道と同じアプローチなので、どうやったって車では入れない。
 
でも、調べてみたら徒歩とか自転車はOKらしい。
自転車担いでGO!
めっちゃ走りやすい林道
マウンテンバイク爆走で、林道仏恥義理
 
 
ブタかと思った沢は以外にも美しい渓相で、明るく楽しい遡行ができた。
水の流れが美しい
緑が映える
 
かなり上まで水が切れなかった。
 
 
この日はメチャクチャ暑く
水があるのが本当にありがたい。
何度も頭から水をかぶってクールダウンした。
 
 
ピークに近づくにつれ、ゴンぶとのネマガリに閉口しつつも、崕山のカッコ良さに惚れ惚れする。
 
 
礼振峰
朽ちた看板

こういうのが味あるよねー
金属製の工場が作ったような看板には無い、手作りの温もりを感じる。
 
崕山の岩塔が一直線に並んでいる。
 
礼振峰のピークからだと崕山のピークはN1岩峰であることがよく分かる。
 
 
実に男らしい
 
小天狗、中天狗
 
崕山間近に
 
昔の崕山登山口付近から
こんな山に昔の人は気楽に登れていたんだなぁ
ホント山は遠くなるばかり、山は逃げないとか、そんな無責任な事言えないよな。
 
 
下山して本流に入ると、ソッコー水へと飛び込む。
 
 
あっちい日だったなぁ。

北日高の偵察へ

2023-07-30 | 日記
今日は偵察山行、北部日高の林道状況と見たかった沢ルートを行く、あと2つくらい沢は見きれなかったけど、どうやらこの辺りは素敵な山とルートがあるようだ。
 
 
記録の少ない地域なので、苦茶古留志とか寿都似あたりを見ておきたい。
地図上の林道は実際に行ってみると車なら廃道となっている。
 
荒れているけど四駆なら行けると言ったところは道内からどんどん減っている。
河川の氾濫で林道の寸断、消失が進んでいて、車では行けず、徒歩かマウンテンバイクでギリだ。
 
昨日から積んでる自転車
ホント頼りになる
細い獣道も行ける、最悪担ぐ
 
すごい奥にロードミラー!
やはりここは、かつて道だったのだ。
 
林道荒れすぎて予算が付かず、直しきれない現状は道内各地で目にする。
奥地の山も手前の山もスタート地点は同じだ。
山は逃げる。
 
 
人の気配の少ない地域
美しい川の流れがあった。
 
 
 
 
狙ってた沢は細い滝から始まる流れだったりして、行ってみないと分かんないものだなぁ。
 

幻の金鉱山 (フレナイ抗)

2023-07-23 | 日記
恵庭岳の札幌オリンピック遺構探索を完了し、オリンピック以前のS47年以前の様子が知りたくなり、S31年の支笏湖地図を手に入れた。
 
 
眺めてると時を忘れる。オコタンペ湖へ支笏湖からしか行けなかったり、丸駒温泉へ舟でしか行けなかったり、様々な発見あって面白い。
そんな中、オコタンの西側に「きん」との記述を発見、きん?金??マジかよ!
 
アシリパ、スギモトも そー言っとります。
 
調べてみるとS25年~S34年まで金を採掘されていた「フレナイ坑」だと言うことが判明、こりゃ採掘のおこぽれにあずかれるかもしれん
美笛鉱山の天竜坑は有名だが、こんなのもあったとは…
黄金の国ジパングとかつてマルコ・ポーロは言った、ゴールドラッシュin支笏湖だぁー!
 
まずは準備だ。
砂金採取用の皿(パンニング皿)作り
百均でそろえたよん。
 
でけた!
段差を作るといいんだぜ。
 
みんなで向かうよゴールデン シコツ
 
 
地図で見た金鉱山の近くに上陸
薄っすらと沢型
 
まずはその金鉱山の跡地を見に行こう。
坑口とか残ってないかなぁ?
 
どうやらこの上のあたりだ。
 
なんと、楽しそうな事をやってる噂を聞きつけて、昨日一緒に遊んだ友人がバイクに乗って登場!
 
 
西側から
なかなか見れない支笏湖だよ。
 
まずは腹ごしらえ
アルコールは人間用の燃料
 
みんな思い思いに夏の日を楽しんでる。
 
泳いだり
 
釣りしたり
 
ドローン飛ばして空撮したり。
 
そして砂金とり
 
ていねいにパンニングすると、比重の重い砂鉄や金が最後に残るハズ
さて、金が出るのか出ないのか?そんなロマンの結末をここで簡単に書いてしまう訳にわ行かない、ぜひ自らの体験で確かめてほしい。
 
ホントに金を出したいのなら、歴船かウソタンナイでしょう、わりかし簡単に出ますよ。
 
ベタ凪の湖面と僕ら。
湖と空と、大きなロマンを楽しみながら僕らは行く。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

恵庭渓谷

2023-07-22 | 日記
恵庭渓谷支流、茂一安川で遊んできました。
暑い夏にはこの遊び
モイチャン流域の全ての滝を訪ね愛でた晴れた良き日
滝の瀬十三丁を思い起こした
ミニクワンナイって言われるとこいっぱいあるけど、ここは似てると思った。
 
懸垂でエントリー
じゃないと入れるとこない。
 
屏風の滝
見事な屏風です。
 
社台滝みたいな風景の岩
 
ポットホールがハートマークに!❤
 
時にヤブを漕ぎ・・・
 
モイチャン滝上部
デカすぎて下が見えないので、降りられるのか分からない・・
懸垂支点取って落ち口に近寄って偵察
 
ダメだ
高ぇ…
こっわ
 
 
周囲からは隔絶された地形に圧倒される。
すぐ近くに林道あるのに、とても行くことはできない。
 
モイチャン滝右岸
 
 
デカすぎてロープ2本つなぐ。
 
だってコレだもん。
 
 
水が気持ちいいらしい。
 
 
友人いわく、ハードな肩たたき
とか言うから試してみたら…

これ、細い女の人なら首の骨ヘシ折れる。
凄まじい水圧、前日の雨の影響で水量多いのかも。
 
 
 
面白い地形多い
 
 
 
錦糸の滝
 
 
右岸を巻いて登りました。
 
 
しか
 
日本は秋津の国

害虫を食べてくれる蜻蛉は豊作を約束してくれる。
夏のあついのも一時だけ
楽しみながら夏を過ごそうっと。
 
 
 
 
 
 
 
 

北海道内最難の山は・・・

2023-07-17 | 日記
登山とは、困難を克服し頂きを極める行為であるとするならば、道内の岳人が「北海道で最難の山はどこか?」と言う疑問を一度は抱くであろうと思う。
「〇〇ルートで」とか「厳冬期に」等の注釈を一切付けず、シンプルに頂きに立つことの難しい山
 
アプローチ困難な遠い山、技術的難易度の高い山、気象条件の厳しい山等
シビチャリ山、ウィーヌプリ、ソエマツ岳、鬼刺山、ボロモイ岳、小平橤山etc..
理由は様々あるが、ズバリ道内でピークを踏むのが最も難しい山は「江良岳」だと僕は思っている。
 
 
理由として、松前から沖合に50kmも離れた無人島である渡島大島に存在し、渡し船をチャーターしないと行けない事、そして上陸には文部科学省の許可が必要であり、更には、まずこの許可が下りない事があげられる。
まず行けないよね。
 
 
自らの体力や技術が足りないために登れないのならともかく、渡島大島の江良岳の様に渡航禁止のため、登れないというような山には釈然としない何かを感じてしまう。
 
登るのが難しい。そんな山の1つが私有地の山である。
道北にある某山も私有地の山であり、ネットで調べると恐ろしい事がいっぱい書かれていて、地権者に怒られ追い返された。とか、廃棄物が山になった中に住人がいる。とか雰囲気が怖い等々
ほう、面白い。
これはつまり、コミニュケーション能力が試されると言う事だな。
体力だけではなく知性と人間力が備わっていないと到達できないというのはかなり貴重だ。
噂の某山へ挑み、ピークに到達し、尚且つ誰も見たことの無い三角点を拝むことが出来るのか?自らの全能力をかけた戦いに武者震いが止まらない。
そう、最初に大切なのは挨拶と笑顔
ご迷惑かからないよう、山の名前は伏せています。
 
そんなこんな考えながら登っていくと、ジムニー発見
これ
2代目ジムニーですよ、すごい貴重
 
 
ネットでは廃棄物業者?とか書いてる人いたけど、ちゃんとこの4代目ジムニーにはナンバーついてる。
おじさんの宝物だってわかる人にはわかる。

話してみたら大のジムニー好き
今のジムニーは悪路に弱いから乗らないんだって。
この時代のショックが良くて粘り着くような走りで林道に強いんだって、ニコニコしながら説明してくれた。
めちゃくちゃ楽しくて良い人だった。
 
 
ピークに付くとビックリの手作りログハウス

住人の方を訪ねて、ご挨拶
色んな話を聞かせてもらった。
景色が良いのも当たり前で、この山をおじさんが買ってから、ダンプ600杯分の土砂を入れて整地したんだそう。
平らな地形はその為
 
 
ほら、こんなに眺めが良い
なんと、利尻岳が見えるんだって。
大雪山や芦別も見えるって。

そんな話をしてくれるおじさんは若い頃は山登りしてたって。
 
手前におじさん。

話し込んでると気に入ってくれたのか、奥からコーヒー出していただき、ご馳走になりました。

なんたる神対応!
怒られて追い返された人って、何やったんだろ??

僕は笑顔で挨拶して、いろんな話をしたり聞かせてもらった。
自慢のジムニーも壊れていたのをもらってきて、自分でコツコツとレストアして直して乗れるようにしたんだって。

おじさんの話は映画1本見たくらい楽しく、エンターテインメント性高く、かつ勉強になった。 
 
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おじさん開けてくれた。
三等三角点、◯◯山
おじさん自作のマンホールに入ってた。

こりゃ、普通じゃ絶対みれない。
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これね、知らない人には価値が分からないんだろうけど、苫前から貰ってきた、ニシンを煮て油取る釜だって、鋳物だから独特の修理方法
話を聞いてるだけなのに面白い
ちょっとした博物館
こういった物がいっぱいあって、それぞれのエピソードや説明を聞くのが楽しい
 
 
おじさんにおしえてもらった。
◯◯山は昔、白山と言ったと。
で、その名残の神社が麓にあるよって。

今日の良い出会いに感謝して帰りにお参り。

困難なミッションかと思ったけど、人との出会いや話を聞く事は実に楽しい。
その人の人生の経験を分けてもらっているようなものだと思った。

長い投稿、最後まで見て頂きありがとうございます。
画像は全て許可を得て撮影しています。
だって仲良しになったもん。
 
また、あのおじさんの話を聞きに行きたいなぁ。